2018年7月下旬・午後16:06
コナラの樹液酒場でアカウシアブ♀(Tabanus chrysurus)が樹液を舐めに来ていました。
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ミズナラ樹液酒場で身繕いするアカウシアブ♀
私の体の周囲を飛び回るので身を固くしましたが、刺されて吸血されずに済みました。(スズメバチより怖いです)
樹液酒場でのスズメバチは、こちらから手出しをしなければヒトを襲ってくることはありません。
一方、アカウシアブは我々がたとえじっとしていてもヒトの体温や呼気に含まれる二酸化炭素(CO2)に誘引されて集まり、血を吸うからです。(口器で刺されると痛い!)
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※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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アカウシアブ♀@コナラ樹液吸汁 |
2018年7月下旬
川沿いに立つネムノキの大木でピンクの花が満開に咲いていました。
そこへ多数のキムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)が飛び回り、訪花していました。
残念ながらこの日は望遠レンズを持ってきていませんでした。
映像では遠くてクマバチの性別は不明ですけど、別に取った高画質の写真を拡大してみると顔色が見れた個体は黒かったので♀でした。
後脚の花粉籠の状態も分かりません。
クマバチ以外にも小型の蜂も飛び交っていますね。(蜂じゃないかも?)
翌日は台風が通過し、ようやく晴れた翌々日に望遠レンズを持って再訪したときにはネムノキの花は盛りを過ぎてしまい、クマバチが全く来なくなってしまいました。
別の場所に生えたネムノキの花をあちこち見て回っても、訪花昆虫の姿はありませんでした。
来年はこのネムノキ大木の近くまで行って、開花の時期から注意して観察してみます。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2018年7月中旬
里山の林道沿いで見つけたコナラの樹液酒場でアオカナブン(Rhomborrhina unicolor)が居ました。
初めは2匹居たのですが、私が崖を登ってコナラの木に辿り着く間に一匹が飛んで逃げてしまいました。
残るは1匹。
幹から滲み出て発酵した樹液を口器で舐めています。
薄暗い夕方なのでストロボを焚いて写真に撮ると、緑色の美しさは失われ、どうしても赤っぽく写ってしまいます。
(動画は自然光で撮るので良いのですけど…。)
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ミズナラの樹液を舐めるアオカナブン
動画を撮り初めたら偶然アオカナブンがぴゅっと透明なオシッコを排泄しました。(@0:11)
アオカナブンの上にはスジクワガタ♂(Dorcus striatipennis striatipennis)も見つけました。
こちらは幹にほぼ静止しており、口器も動いていませんでした。
樹液酒場では、他にも得体の知れない微小な虫が色々と蠢いていますね。
これを一つ一つ解明していくだけでも気の遠くなる作業です。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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アオカナブン+スジクワガタ♂@コナラ樹液酒場 |
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アオカナブン+スジクワガタ♂@コナラ樹液酒場 |