2018/10/14

夜になると閉じるニセアカシアの葉【暗視映像】



2018年7月下旬

マメ科植物のニセアカシア(別名ハリエンジュ)の木の葉はネムノキと同様に、夜になると葉を閉じて眠ると聞きました。


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ネムノキの葉が夜に閉じる就眠運動【微速度撮影】
ネムノキの開葉運動【微速度撮影】

夜遊びの帰り道、実際に見に行ってみました。
1箇所目は住宅地の道端に生えたニセアカシアの灌木です。
赤外線の暗視カメラで撮ると、確かにニセアカシアの葉は葉柄から垂れ下がった状態でした。
2箇所目は側溝の近くに生えたニセアカシアの幼木です。
夜はストロボ付きのカメラを持ってくるのを忘れてしまい、写真を撮れませんでした。(映像のみ)

翌日の昼間(数時間後)に同じ2箇所を再訪して、昼間の葉の様子も映像で記録してみました。
昼間のニセアカシアは葉柄がピンと伸びていて、活発に光合成しています。
丁度この日は接近中の台風の影響で風が強く、枝が激しく揺れていました。
今年の夏は記録的な猛暑でしたが、ニセアカシアの葉が夜に萎れているように見えるのは決して干ばつや水不足のせいではありません。
夜から昼にかけて雨が降った訳でもありません。

この点について今回の映像はあまり説得力がありません。
次回はニセアカシアの就眠運動や開葉運動を連続して撮影(微速度撮影)してみるつもりです。
今季は野外で長時間じっくり撮影できそうな場所を探せませんでした。(怪しまれて職務質問されそうです)
枝葉を採取して室内で撮影できれば簡単ですけど、水差しにした照明下でも運動性は保たれているのかな?
予習しようと思いつつ他のことで忙しく、来年に持ち越しです。

本やインターネットで調べる前に、片手間にでも試しに予備実験してみれば良かったですね。

参考サイト:植物の眠りを分子で解く(研究者インタビュー)


ニセアカシア枝葉a
ニセアカシア灌木a・全景
ニセアカシア枝葉b
ニセアカシア幼木b・全景

2018/10/13

クリの樹皮を噛り幹を登るキマワリ



2018年7月下旬

農村部のクリ(栗)の大木でキマワリPlesiophthalmus nigrocyaneus)が幹に取り付いて樹皮をかじっていました。
やがて太い幹をどんどん登り降りし始めました。
あちこちで立ち止まっては樹皮を味見しています。
キマワリの性別判定法も産卵習性も知らないのですが、もしかするとこの個体は樹皮に穿孔してから産卵する♀なのかな?と妄想しました。
最後は蟻と出くわしてビックリ

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


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ミズナラの幹を徘徊するキマワリ


キマワリ@クリ幹+樹皮噛り
キマワリ@クリ幹+樹皮噛り

クリ実(未熟イガ)

古巣のある高圧線鉄塔で鳴き騒ぐハシブトガラスの家族群(野鳥)



2018年7月中旬

水辺に建てられた高圧線の鉄塔#26の天辺付近で、カラスがいつの間にか枯枝を組み合わせた巣を作り、今季の繁殖を既に終えたようです。
昨年はここには営巣せず、しかも今年の春(3月下旬)に見たときには造巣してなかったので、すっかり油断していました。

高圧線で1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がやかましく鳴き騒いでいました。
飛び立つと鉄塔に残された古巣の下の段の鉄骨に止まり、更に鳴き続けています。
そこへ更に2羽が相次いで飛来し合流しました。
ここで巣立った家族群(親鳥と幼鳥)なのでしょうか?
営巣期の状況を観察していないのですけど、警戒心の強いハシブトガラスがこんな丸見えの場所に巣を作るとは考えにくいです。
なんとなくハシボソガラスの古巣ではないかと私は思います。
(作りかけのまま使われずに放置された偽巣という可能性もあります。)
警戒心の強いハシブトガラスだからこそ、古巣をじっと見上げている私に対して警戒声を発しているのかな?

撮影後にこの群れが隣の鉄塔#27へ飛んで移動しました。
隣の鉄塔に巣はありません。(昨年は鉄塔#27でハシボソガラスが営巣していました。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

今季は樹上に営巣したカラスの巣を重点的に観察していたので、ここは見回りしていませんでした。


ハシブトガラス(野鳥)@高圧線
ハシブトガラス3(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26

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