2016/08/24

交尾後に恋矢を排出するヒダリマキマイマイ


2016年5月下旬

飼育中のヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)が軟体の右横から白い恋矢を伸ばしているように見えました。
このとき私は未だ勉強不足で、見ても意味が分かりませんでした。
発情した個体がこれから交尾しようと興奮しているのだろうか?と思い、写真を撮っただけでした。
しばらくすると容器の壁面に脱落した恋矢が残されていました。
どうやら数日前に交尾したのを見逃してしまったようです。
交尾相手から刺された恋矢を数日かけて体内から排出したのでしょう。
この排出過程を微速度撮影で記録してみたいのですが、いつも見落としてしまい、なかなか上手くいきません。

容器の天井に脱落した恋矢がもう一個へばりついていました。



ヒダリマキマイマイの交尾【60倍速映像】



2016年6月中旬・室温22.0℃→20.2℃→20.5℃

ヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)が飼育容器の蓋の裏で交尾していたので、慌てて微速度撮影で記録してみました。
60倍速の早回し映像でご覧ください。
窓際の自然光で撮ったので、カーテンが動くとちらちらして見難いですね。
残念ながら、恋矢はとっくに刺し終えた後でした。
前回の交尾とは異なり、今回は交尾器の結合は安定していて、2匹共に静止していました。
互いにほとんど動かないのが前回と大きな違いです。
相性が良かったようです。
2本のペニスが螺旋状に絡み合っています。

交尾が完了すると、初めに上の個体Uのペニス(紫色)が抜け、縮んでいきました。
次に下の個体Lのペニス(白色)が抜け、縮みました。
個体Uが下に向かって移動を始め、その後は脱走して三脚をよじ登りました。
残った個体Lはプラスチック容器の表面に付着した濃い粘液を舐めています。




↑【おまけの動画】
オリジナルの10倍速映像をブログ限定で公開します。



交尾相手から刺された恋矢を2日後に排出していました。





2016/08/23

ヨシゴイ♂(野鳥)同士の喧嘩



2016年6月中旬・午前6:23


▼前回の記事
ヨシゴイ♂(野鳥)が葦原で活動開始
溜池の岸辺に飛来したヨシゴイ♂(Ixobrychus sinensis)を動画に撮り始めたら、右側にもう一羽のヨシゴイを見つけました。
こちらの個体も頭頂部が黒い♂でした。
互いにそっぽを向いていますけど、実は相手をかなり意識しています。
右側の個体Rが落ち着かず、枯れたヨシの茎を登り下りしています。
少しずつ飛んで左側の個体Lに急接近すると、葦原の茂みで激しい闘争を始めました。
ようやく離れると、残された個体Lは嘴にRの羽毛を咥えていました。
喧嘩の最中に相手の羽毛を毟り取ったのでしょう。
勝者Lも葦原の奥に姿を消しました。
おそらく縄張りを巡る闘争と思われますが、喧嘩中に鳴き声を発したかどうか、よく分かりませんでした。
周囲の葦原ではオオヨシキリが絶え間なくさえずっている上に、突然の喧嘩に驚いたカルガモの群れが警戒声を発しながら池から飛び去ったりして、ヨシゴイ♂の鳴き声かどうか自信がありません。

つづく→巣材を集めるヨシゴイ♂(野鳥)


1回目の喧嘩シーンは動画ではなく写真のシャッターを慌てて押してしまいました。
2回目の喧嘩(動画のスナップショット)

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