2014/11/15

ミズナラの樹液を吸うヤマキマダラヒカゲ



2014年8月中旬

夕暮れ時(18:36 pm)に里山の雑木林でヤマキマダラヒカゲNeope niphonica)がミズナラの樹液を吸いに来ていました。
常に翅を閉じて幹に止まり、翅表を決して見せてくれません。※
最後は近くに居た蛾が飛び立ったせいで驚き、飛んで逃げました。
もう暗くなってきたので、補助照明として白色LEDのマグライトを使用。

※『樹液に集まる昆虫ハンドブック』p21によると、

止まるときは例外なく翅を閉じ、時おり開閉させるという行動もまったく見られない。

『札幌の昆虫』p290によると、ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲのちがいは
後翅裏面基部の3つの斑紋がヤマキマダラヒカゲではくの字形、サトキマダラヒカゲではゆるやかなくの字形になる。

『日本動物大百科9昆虫II』p53によると、
本州の中部以西の雑木林にすんでいるものはサトキマダラヒカゲで、深い山々や東北地方から北海道に多いものはヤマキマダラヒカゲという別の種だった。染色体の数が異なるらしい。


ウドの花蜜を吸うスジグロシロチョウの一種



2014年8月中旬

平地の道端に咲いたウド(独活)の花でスジグロシロチョウPieris melete)またはエゾスジグロシロチョウPieris napi)が吸蜜していました。
花から花へ飛んで移動します。
他にモンシロチョウも訪花していたのですが、撮り損ねました。



ミズナラの樹液を吸うシダクロスズメバチ♀



2014年8月中旬

里山の雑木林で樹液が滲むミズナラの幹をクロスズメバチの一種が来ていました。
ハエ(種名不詳)と陣取り合戦しているようで、代わる代わる飛来しては樹液を吸汁してます。



同定のため、1匹だけ採集しました。
白い眉斑の形状と頭楯の黒い斑紋が下縁に達していることからシダクロスズメバチVespula shidai)のワーカー♀と判明。


側面
背面
腹背
頭楯の黒い斑紋が下縁に接する
マーラー・スペースが狭い
胸部側面

ランダムに記事を読む