2014/06/11

ヤマトゴキブリ♀:産卵の前兆?/性フェロモン分泌?



2014年5月中旬

成虫に羽化してから8日後、飼育中のヤマトゴキブリ♀(Periplaneta japonica)が腹端をヒクヒクさせていることに気づきました。

いよいよ性成熟した♀が性フェロモンの放出(コーリング)を始めたのでしょうか?
排便ではなさそうですけど、産卵の前兆かな?
腹端が白く粘液で濡れていることから、実は交尾の直後で♂からもらった精包が付着しているという可能性もありますね。
なんとも生々しい映像です。
容器越しに腹端を接写した後半は不鮮明な映像を自動色調補正してあります。

依然として♂の求愛行動や交尾を観察できていないのですけど、このタイミングで肝心の♂が飼育容器から脱走して行方不明になってしまいました。
プラスチックの壁を登り蓋にあるスリット状の狭い通気孔を通り抜けて逃げ出したようです(後に再捕獲し脱走対策を施しました)。


ヤマツツジの蕾に産卵するコツバメ♀



2014年5月中旬

里山の広場に咲いたヤマツツジの赤い花にコツバメ♀(Callophrys ferrea ferrea)が来ていました。
吸蜜もせずに花から花へ飛び回り徘徊しているのが不思議でした。
ときどき腹端を曲げて花に擦り付ける仕草が見られたので、産卵に関係した行動のようです。
産卵に適した場所を探っているだけかもしれません。
帰ってから調べてみると、幼虫の食草はツツジ科のアセビの蕾とされていました。
しかし、ツツジの蕾に産卵する例もあるようです(ソース1ソース2)。
撮影後に卵の有無をしっかり確認しなかったことを後悔…。

ツツジの花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました
ハイスピード動画でも羽ばたきが早過ぎるため、更に1/4倍速のスローモーションでリプレイ。



2014/06/10

藤を訪花するオオマルハナバチ創設女王



2014年5月中旬

クリの高木に巻きついたフジの花が満開に咲いています。
蔓は右巻きなので、ヤマフジではなくフジですね。
ヤマフジの分布は西日本に限られるらしいので、北国の当地では初めから除外できそうです。

オオマルハナバチBombus hypocrita)が忙しなく飛び回りフジを訪花していました。
この時期はワーカー♀ではなく、単独営巣期の創設女王だと思います。
花に止まって身繕いしている個体もいました。



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