2013/11/26

脱皮前の眠で微動だにするアメリカシロヒトリ幼虫【蛾:100倍速映像】



2013年9月上旬

アメリカシロヒトリの飼育記録3

容器内に敷いたティッシュペーパーにしがみ付き動かなくなったアメリカシロヒトリHyphantria cunea)幼虫。
脱皮に備える眠の状態を微速度撮影してみました。
100倍速の早回し映像を作成すると、肉眼では微動だにしないように見えた幼虫がときどき蠕動していることが分かります。

油断していたらカメラのバッテリーが切れて、肝心の脱皮する瞬間を撮り損ねてしまいました。
また、夜の間に幼虫が自分の脱皮殻(抜け殻)を食べたようです。
あともう一回ぐらい脱皮するだろうからチャンスは未だあるだろうと思っていたら、これが亜終齢から終齢への最終脱皮だったようです。

ちょっと他のことで忙し過ぎて、じっくり腰を据えた観察・撮影ができませんでした。
来年また機会があれば再挑戦します。

つづく→「アメリカシロヒトリ終齢幼虫(蛾)の食べっぷり



2013/11/25

サルスベリを訪花するクロマルハナバチ♀



2013年9月上旬

庭木のサルスベリ(百日紅)クロマルハナバチの♀が訪花していました。
同じ時期に♂も見かけるようになったので、♀がワーカーとは限らず新女王の可能性も出てきました。
後脚の花粉籠に褐色の花粉団子を付けているのでワーカーかな?(新女王は集粉しないですよね?)





飛べ!オオウスヅマカラスヨトウ【蛾:ハイスピード動画】




2013年8月上旬

某山寺の境内で板壁の隙間に隠れるように黒っぽい蛾が何頭も止まっていました。
オオウスヅマカラスヨトウAmphipyra erebina)とツマジロカラスヨトウAmphipyra schrenckii)のようです。
この動画には写っていませんけど、他にもカラスヨトウが潜伏していました。
同じAmphipyra属の蛾が集団夏眠しているようです。

(映像には計7頭写っていますが、採集した訳ではないので「頭隠して尻隠さず」の状態で翅の裏面を見せて止まっている個体は同定できません。)



ひたすらじっとしている蛾は動画ブログのネタにしにくいのですが、オオウスヅマカラスヨトウが驚いて飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。

翅に指で触れても初めは歩いて逃げ惑うだけで、板壁の隙間の奥に潜り込もうとします。
しつこく刺激を繰り返すとようやく飛んでくれました。
休眠中の蛾はやや鈍感というか、すぐには飛び立てないのかもしれません。
あるいは、自らの保護色(隠蔽擬態)を過信して飛ばないのでしょうか。

【参考文献】
「夏眠場所でのカラスヨトウ属(Amphipyra)個体数の季節変化とカラスヨトウ(A.livida corvina)の性比と体重の変化」(無料の全文PDF

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