2013/08/15

夏毛のニホンノウサギと山道で遭遇



2013年7月上旬

里山の林道を静かに下っていたら、左手の斜面の茂みでガサガサ物音がしました。
カモシカかと思いカメラを構えると、夏毛(褐色)のノウサギLepus brachyurus)が急斜面を駆け下りて林道に現れました。
そのまま脱兎の如く走り去り、遠くで立ち止まると横を向いて静止。
しばらくするとピョンピョン跳ねて林道脇の茂みに姿を消しました。(標高〜500m地点)
警戒心の強いノウサギを撮れたのは夏毛、冬毛を問わずこれが初です♪





2013/08/14

ヒメシジミ♂同士の誤認求愛?【ハイスピード動画】



2013年6月中旬

道端に咲いたハナニガナの群落でヒメシジミ♂(Plebejus argus)が訪花していました。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮っていたら♂同士の興味深い行動が撮れました。

関連記事→「飛べ!ヒメシジミ♂【ハイスピード動画&HD動画】
吸蜜中の♂aの周りを別の♂bが飛び回り始め、遂には同じ花に止まりました。
やがて2頭とも飛び立ち、1頭(初めの♂a?)はすぐ近くのハナニガナの花に止まり直しました。

これは飛来した♂bが吸蜜中の♂aを♀と誤認した求愛飛翔なのでしょうか?
チョウは視覚で仲間を認識します。
ヒメシジミの翅の紋様・色は性的二型で、我々ヒトが可視光の下で見ても雌雄の違いは一目瞭然です。
♀の探索に熱心な♂がそう簡単に誤認するでしょうか? (恋は盲目? 同性愛?)
縄張り争いにしては追い払う行動が淡白過ぎる気がします。
道端に花は幾らでも並んでいるので、蜜源を独り占めしようとしても無意味でしょう。

同様のシーンがもう一度撮れました。
花蜜を吸っている♂にもう一頭の♂が飛来し、アタックされた方はすぐに飛び去りました。



ムクドリが桑の実を採食し脱糞【野鳥】



2013年6月下旬

ログワの木でムクドリSturnus cineraceus)が果実を採食していました。
黒く熟した実を選んでついばむので、嘴が果汁で黒く汚れています。

後半、スズメが同じログワの木で採食してもムクドリは無関心でした。
もしこれが縄張り意識の強いヒヨドリなら、けたたましく鳴いて他の鳥を追い払っていた気がします。
ムクドリが餌資源を独り占めしようとする占有行動は特に見られず、鳴き声を発することもありませんでした。
桑の実が豊富にあるので喧嘩にならないのでしょうか。
数日間このログワの木を注意して見張っていたのですけど、甘い果実に目がないはずのヒヨドリの姿は見られず、少し意外でした。

食事の合間にムクドリの排泄シーンも2回写っています。
飛んで行った先で排泄すれば種子散布が成立し、新天地に分布を広げたいログワと共生することができます。




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