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2015/06/12

川の水を飲むスズメの群れ(野鳥)



2015年6月上旬

田園地帯を流れる川(用水路)沿いでスズメPasser montanus)の群れが堤防に集まっていました。
何か始めそうな予感がしたので、対岸から望遠で撮りつつ見守りました。
するとスズメ達はコンクリートブロックの斜面を続々と降りて行き、川岸の水に嘴を付けて飲み始めました。
水浴びをする個体はいませんでした。
私が見ているせいで警戒していたような印象。

実は5日前に、同じ場所で水浴するヒヨドリを見ています。
野鳥に人気の水場なのかもしれません。

▼関連記事
水浴後に身震いするヒヨドリ(野鳥)


2015/06/03

カルガモの尾脂腺(羽繕い@砂防ダム)



2015年5月中旬

里山の渓流をせき止める砂防ダムにカルガモAnas poecilorhyncha)が居ました。
岸辺で羽繕いしながら、ときどき嘴を水で潤しています。

『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p69より

鳥には、尾羽のつけねに尾脂腺という分泌腺があり、ここから分泌される脂肪をくちばしでぬぐいとって、羽毛に塗り付け防水加工する。

途中で向きを変えてくれたおかげで、尾脂腺の正確な位置を初めて知ることができました。
総排泄腔(肛門)の近くにある尾脂腺の油分を羽根に塗りつけています。

脇腹を羽繕いする時は後脚を片方持ち上げ、片足立になります。
私がじっと立ち止まって長撮りしていたら、後半(@1:52〜)は警戒心の強い個体もダムの死角から水面に出て来てくれました。
♀♂のつがいなのですかね?
2羽が仲良く並んで水面を移動。
狭い池を一回りすると、右の個体が頭を水中につっこんで採餌しました。(@2:16)
左の個体は岸辺で佇み、尾羽根を左右に振っています。


尾脂腺と羽繕い
飲水
水底採餌(潜水)

2015/05/07

水を飲み飛び立つハネカクシ【ハイスピード動画】



2014年6月中旬

里山の木陰で雨宿りしていると、ホオノキの葉を徘徊するハネカクシの一種を見つけました。
飛び立つ瞬間を撮りたくて240-fpsのハイスピード動画で撮影開始。
すると雨水で濡れた葉の水滴を舐めたようです。(水滴にぶつかっただけかも?)
うろうろと歩き回り身繕いすると、最後にようやく後翅を広げて飛び立ちました。(@2:13〜)
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

行動を記録した後は同定のため採集せねば!と追いかけたものの、見失ってしまいました。
動画を優先したので写真はありません。
当てずっぽうですが、もしかするとハイイロハネカクシかもしれません。

▼関連記事
桑の実を食すハイイロハネカクシ


2015/04/14

屋根の雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】



2015年3月上旬

川沿いに建つ民家の屋根で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が積もった雪を頻りに食べているようです。
下から見上げる撮影アングルでは、肝心のカラスの口元が屋根の雪に隠れて見えません。
この個体は直前には橋の下に佇んで居ました。(編集で映像をカット)
空荷で屋根に降り立ったのを見ているので、何か足元に掴んでいる餌を屋根の上で食べているのではありません。
頭を上下しているのは雪を掘って食べているのでしょう。
左の個体が飛び立つ前に嘴で雪を左右に掻き分けるように掘って嘴を掃除しました。
(そのついでに雪を食べた?)
雪国の住人にとって屋根の雪下ろしは重労働ですから、カラスが食べてくれるのなら大歓迎でしょう。
「もっと食え! たんと食え!」

▼関連記事
雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】



2015/04/09

雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】



2015年2月下旬

ある晴れた日の午後、ハシボソガラスCorvus corone)が雪原を歩きながら雪を食べていました。
歩きながらザラメ雪(シャーベット状の湿雪)に頭を深く突っ込んだり、嘴を雪面に擦り付けて拭う行動のついでに雪を食べたりしています。
雪の中に埋もれた餌を探している行動ではありません。
なぜならこの辺りの根雪はもっと深いので、カラスが嘴で掘ったぐらいでは地面が露出しないからです。
ところでカラスはザラメ雪を食べ続けてもアイスクリーム頭痛(関連痛)にならないのですかね?

実は近くに用水路があり真冬でも流れているのですが、喉が渇いたカラスはどうしてその水を飲まないのでしょう?
その用水路は深い雪にほとんど埋もれた状態なので、カラスも岸から水面まで安全に下りれないのかもしれません。


2015/03/11

卵鞘を産み始めたヤマトゴキブリ♀の水飲み行動



2014年6月上旬

ヤマトゴキブリPeriplaneta japonica)飼育個体♀aの記録です。

腹端に産みかけの白い卵鞘をぶら下げていました。
この個体が産んだ7個目の卵鞘です。
まさに産卵マシーン!
そのまま飼育容器内を歩き回り給水皿(ペットボトルの蓋)に近づいて水を飲む様子を接写できました。
この日の晩になると卵鞘は見慣れた黒褐色に変わりました。

夜間にヤマトゴキブリ♀が卵鞘を朽木に産み付けその表面に木屑をまぶす興味深い行動を暗視カメラで撮影するのが今後の目標です。



2015/02/20

水田の泥で吸水するキタテハ



2014年6月上旬

平地の水田でキタテハPolygonia c-aureum)が泥に止まっていました。
翅を開閉しながら日光浴しています。
よく見ると、口吻を伸ばして泥から吸水しているようです(ミネラル摂取?)。
越冬明けで翅の縁がギザギザに破損した個体でした。



2014/10/04

獣糞を舐めるキオビトビノメイガ(蛾)



2014年7月下旬

渓流脇の濡れた階段でキオビトビノメイガPyrausta mutuurai)という美しい小蛾が地面で吸水していました。
…と思ったのですが、映像を見直すと、水浸しになった細長い獣糞や泥から吸汁(ミネラル摂取)していたのかもしれません。
少し飛んで近くの下草に止まりました。




2014/08/29

ミドリヒョウモンは♀も土を舐める



2014年6月下旬
▼前回の記事
混群で土を舐めるミドリヒョウモン♂とウラギンヒョウモン♂
森の小径でミドリヒョウモン♀(Argynnis paphia)が翅を開閉しながら土を舐めていました。
蝶の♀がこのようなミネラル摂取行動をするのは珍しいと思いました。
ただの日光浴ではなく、確かに口吻の先を地面に伸ばしています。
撮り始めたらすぐに飛び去ってしまい、残念無念。
後半は1/4倍速のスローモーションでリプレイ。

この日の山行で見かけたミドリヒョウモンは圧倒的に♂の方が多かったです。


2014/08/28

混群で土を舐めるミドリヒョウモン♂とウラギンヒョウモン♂



2014年6月下旬


▼前回の記事
土を舐めるミドリヒョウモン♂の群れ
森の小径で集団吸水しているミドリヒョウモン♂(Argynnis paphia)を撮っていると、ウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が一頭混じっていることに気づきました。
歩き回りながらも互いに集まり土を舐めミネラル摂取しています。
ヒョウモンチョウの仲間がこのような行動をするとは知らず、意外な光景でした。
集まったミドリヒョウモン♂の中に左後翅が縮れたような羽化不全個体も居ますけど、飛ぶのに支障は無いようです。

今回見たのは全て♂でした。
一体♀はどこにいるのでしょう?

▼つづく
ミドリヒョウモンは♀も土を舐める





2014/08/27

土を舐めるミドリヒョウモン♂の群れ



2014年6月下旬

里山の林道でミドリヒョウモン♂(Argynnis paphia)が仲良く集団吸水していました。
初め見かけたのは一頭だけでしたが、道を進むと同種の♂ばかりがあちこちで集まっていて、不思議な光景でした。
翅を開閉しながら伸ばした口吻で地面を舐め、ミネラル摂取しているのでしょう。
クロアゲハのように排尿しながら吸水しているのかという点に興味を持って観察していたのですが、そのようなシーンは見られませんでした。

「泥水をすすっている(吸水)」と称するには地面が乾いているので、「土を舐めている」と表現してみました。



2014/08/26

キバネセセリの吸い戻し【HD動画】



2014年6月下旬

里山で他の虫を撮影していると、地面に置いたカメラバッグにキバネセセリBibasis aqulina chrysaeglia)が飛来しました。
私の手汗が沁み込んだ把手部分に止まると口吻を伸ばし、腹端から透明な尿をかけて塩分を溶かしながら吸水を始めました。
これはセセリチョウ科に特有の吸い戻し行動で、ミネラルを摂取しているのでしょう。

吸水しながらその場で向きを変えてくれるので、色んなアングルが撮れました。
モデル(被写体)としてサービス精神が旺盛ですね。
翅を閉じたまま翅表を見せてくれず、性別は不明です。
三脚を使わなかったため、長撮りで私の体勢が苦しくなりました。
我慢しきれず動いたら、飛んで逃げられてしまいました。

7年前にも同様のシーンを撮っていますが、カメラの画質が格段に進歩しています。

▼関連記事
キバネセセリ♂の吸い戻し



【追記】

福田晴夫『チョウの履歴書 (自然に生きる)』という名著のp144に「キバネセセリの吸いもどし行動」と題した見事な生態写真が掲載されていました。

さしずめ“手のりセセリ”というところ。汗のにおいでも感じたのか指に止まって排出物を出し、それを吸いはじめました。

私は未だキバネセセリがヒトの汗を素肌から直接吸汁するのを見たことがありません。 





2014/07/02

汗を舐めるヒメジャノメ♂



2014年6月上旬

里山で別の虫を撮影するためザックを地面に下ろすと、ジャノメチョウの仲間が飛んで来て止まりました。
ヒメジャノメ♂(Mycalesis gotama fulginia)が口吻を伸ばして汗の染み込んだベルトを吸い始めました。
後翅裏面の第3室の眼状紋がそのすぐ前の第4室の紋より小さいのでコジャノメではなくヒメジャノメと判明。
(参考:図鑑『里の蝶 基本50』p70)

翅を閉じて(立てて)止まりますが、ときどき全開にします。
このとき腹端をやや上げるときがあります。
後翅表の前縁に白っぽい毛束(♂の性標)が見えます。
後半はザックベルトの裏面に回り込み、隠れながら吸汁を続けます。
本種は樹液や腐った果実を好むらしいので、しぐま汁に来るのも納得です。



2014/06/24

水を飲むヤマトゴキブリ♂



2014年5月下旬

▼前回の記事
水を飲むヤマトゴキブリ♀

最近捕獲した2匹目の♂も一緒に飼っています(♂2♀1の計3匹)。
長翅のヤマトゴキブリ♂成虫(Periplaneta japonica)が水を飲む行動もようやく撮影に成功しました。
新しい水を皿に入れてやると、時間をかけて水をたっぷり飲みました。
撮りながら補助照明を点灯しても気にしませんでした。



2014/06/22

水を飲むヤマトゴキブリ♀



2014年5月下旬

飼育中のヤマトゴキブリ♀成虫(Periplaneta japonica)が水を飲むシーンをようやく動画に撮れました!
飼育容器内の決まった場所(隅)に水皿を置くようにしたら、その位置を記憶した様子。
古くなったマッシュポテトを食べる合間に頻繁に水を飲みに来ます。
自分たちの糞で水が汚れていても気にしません。



【追記】
桑原保正『性フェロモン:オスを誘惑する物質の秘密』によると、
ゴキブリの生活には、餌以外に水の存在が必須で、主として台所など水気のある場所に夜出没する。(中略)ゴキブリも水に口を浸したまま飲む。水を飲まないと生きられない。 (p73より引用)



2014/06/10

吸水から飛び立つフタスジコスカシバ♂【蛾:ハイスピード動画】



2014年5月中旬

山腹の林道の轍にできた水溜まりが千客万来の水場になっていました。
フタスジコスカシバ♂(Synanthedon pseudoscoliaeformis)が泥を舐めて吸水(ミネラル摂取?)しているようです。
口吻を伸ばしているかどうかよく見えなかったのですが、飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で撮るためにHDモードから切り替えました。

その後は近くの葉に止まって身繕いしていました。



2014/06/03

吸水に通うキイロスズメバチ創設女王



2014年5月中旬

山腹の林道の轍にできた水溜まりが千客万来の水場になっていました。
キイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)の♀が吸水しながら腹部を忙しなく伸縮させています。
時期的にワーカーではなく単独営巣期の創設女王と思われます。
初回は蜂がスイバの葉に隠れて撮影アングルがいまいちでした。
巣作りの作業中だとすれば巣材集めの合間に定期的に吸水に訪れるだろうと予想し、その場で待機することにしました。
すると案の定、同一個体と思われる蜂が戻ってきました。
計3回撮れたので満足♪

お気に入りの水場の位置を明らかに記憶しているようで、水溜まりを訪れるキイロスズメバチ♀は大体いつも同じ場所で吸水しています。
吸水が済むと毎回同じ方角(南)に飛び去りました。
帰巣する前に巣材集めに向かったと予想したものの、見失いました。



2014/06/02

泥を舐めるサカハチチョウ春型



2014年5月中旬

山腹の林道の轍にできた水溜まりが千客万来の水場になっていました。
春型のサカハチチョウAraschnia burejana)が翅を開閉しながら口吻を伸ばして泥を舐めています。

遠くでツツドリ(野鳥)が鳴いていますね。

▼関連記事(マクロレンズで口吻を接写しています)▼
サカハチチョウ春型の吸水【マクロ動画】



2014/05/31

キアシナガバチ創設女王の吸水



2014年5月中旬

山腹の林道の轍にできた水溜まりが千客万来の水場になっていました。
キアシナガバチPolistes rothneyi)の創設女王が湿った泥に口を付けて吸水しています。
巣作りのために必要な水分補給ですね。
時期的にワーカー♀ではなく、単独営巣期の女王蜂だと思います。
周囲の環境は日当り良好の草地です。



2014/05/25

川の水を飲むキジバト(野鳥)



2014年5月中旬

川の上流から飛んで来たキジバトStreptopelia orientalis)が橋の下にスーッと着陸しました。
何か面白そうなことが起こりそうな予感がしたので、対岸から撮影開始。
キジバトは堤防を川沿いに(上流方向へ)トコトコ歩いて来ます。
ときどき地面を嘴でつつきますが、食べ物ではなかった様子。
私の正面まで来ても警戒しません。
コンクリートブロックで護岸された斜面を下りると川面から水を飲み始めました。
水に3回嘴を付けました。
本で読んだ通り、いちいち頭を上げなくても嘴を水につけたままでゴクゴク吸い込んで飲めるのがハト類の特徴です。
その比較解剖学はよく分かっていないのだとか。
ちなみに我々ヒトも含めた哺乳類が吸い込めるのは赤ちゃんが母乳を吸うために必要な能力です。

参考サイト:ハトの水飲み
飲み終えたキジバトは護岸を少し登り返すと、上流へ飛び去りました。

▼関連記事▼
水溜まりの水を飲むドバトの群れ【冬の野鳥】



【追記】
『しぜんのせかい11:きじばと』p12によると、
鳥類はくちばしですくいとるようにして水を飲みますが、ハトの仲間はくちばしを水につけ、吸い込むように飲みます。

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