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2018/04/09

イチジクの未熟果を舐める謎の黒い蝿 【名前を教えて】



2017年9月上旬

平地の民家の庭に植栽されたイチジク(無花果)の木に未熟な果実がなっていて、そこから早くも甘い匂いが辺りに漂っていました。

このイチジクの匂いに誘われたのか、黒くて小さな見慣れないハエが1匹、イチジクの青い実の表面を頻りに舐めていました。
その合間に、手足を擦り合わせて身繕い。

最後は少し飛んでイチジクの葉に止まり直しました。

同定のため接写よりも採集を優先したら失敗し、残念ながら飛んで逃げられてしまいました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




イチジクと共生して授粉を助けるイチジクコバチの話は蜂好きの教養として知っていました。
しかし日本ではイチジクコバチは生息しておらず、

日本で栽培されているイチジクはほとんどが果実肥大に日本に分布しないイチジクコバチによる受粉を必要としない単為結果性品種である。(wikipediaより引用)



コバチ以外でイチジクの授粉に関与する微小のハエはいなかったっけかな?とうろ覚えの私は気になり、念の為に動画で記録してみたのでした。


私にはこのハエが所属する科も見分けられないので、邪道ですがとりあえず周辺情報からインターネット検索に頼ります。
大森直樹『一年中楽しめるコンテナ果樹の育て方』という栽培マニュアル本の内容がヒットしました。

ヨーロッパではドライフルーツに向く、大玉のスミルナ種といわれる系統の品種が主に栽培されています。この系統の品種はすべて、雄花の授粉がされないと結実しません。雄花の咲く品種群をカプリ系といいますが、この花粉をもったイチジクの受粉のために生きているといっても過言ではないのが、ブラストファーガという極小のハエ。ミルナ種のお尻の小さな穴から侵入し、受粉が行われます。ハエは、一度中に入ったら外には飛び立てず、すぐに死んでしまいます。
このハエはほとんど人の目には見えない大きさなので、食べてもわかりません。また、ドライにする過程で自然殺虫殺菌されているので、体への害はありません。
残念ながら日本国内にこのハエは存在せず、果実を実らせることは不可能です。(p92より引用)

ところが更に調べてみると呆れたことに、ブラストファーガなる昆虫はハエではなく、イチジクコバチ類Blastophaga spp.)の属名でした。
つまり、この書籍の記述は昆虫学的に不正確であることが分かりました。


「イチジク 黒いハエ」のキーワードで検索し直してみると、「イチジク属植物とイチジクコバチの共生関係を脅かすハエ類」と題した生物学者による興味深い読み物がヒットしました。
沖縄で野生のイヌビワ(イチジク属の植物)の実を調べた結果、

タマバエに寄生される花嚢は種子も作れなければコバチも育ちません。クロツヤバエに寄生される花嚢はコバチが食べられてしまいます。

同じ研究グループによって「イチジクコバチを専食するクロツヤバエがイチジクに与える影響」という研究成果も学会で報告されているようです。

日本生態学会大会講演要旨集 巻:58th ページ:457 発行年:2011年03月08日
残念ながらこの要旨の内容は一般に公開されておらず、未読です。


タマバエは明らかに動画の個体と形態が異なるので除外しました。

クロツヤバエに注目して、もう少し深堀りしてみます。
素人目にはクロツヤバエ類のずんぐりむっくりした体型は、私の動画に登場する個体と似ているような気がします。
しかし私が見た個体は体色が黒いものの、黒光りしているという印象はありませんでした。
曇っていたので光沢(つや)が無かったのですかね?
前述のように、私が出歩くフィールドにイチジクコバチは生息していないはずなので、それを専門に捕食寄生するクロツヤバエも居ないはずです。
ただし、クロツヤバエ科には何種類もいるそうなので、未だ望みはありそうです。


「知られざる双翅目のために」というサイトによると、

クロツヤバエ科(LONCHAEIDAE)は、世界に9属約520種を擁する比較的小さな分類群。幼虫が果実を食害するため、害虫としても扱われる。
日本では2013年時点で7種が記録されているが、まだ数種類の未記載種や未記録種が残っていると推定される。
wikipediaによれば、
(クロツヤバエ科の)幼虫の大部分は植食性で、葉に食害をもたらすことが知られているが、腐食性、捕食性などの種も知られている。
一方、英語版wikipediaを参照すると更に気になる記述がありました。
The black fig-fly Silba adipata McAlpine is a pest of figs.
しかし、イチジクの害虫として知られるこの学名(Silba adipata)のハエは(今のところ)日本に分布していないようです。

私が見た個体はクロツヤバエの一種ではないか?と思ったのは素人の勝手な妄想・願望でしかありません。
もし写真や動画からこのハエの名前が分かる方がいらっしゃいましたら(科だけでも)、ぜひご教示願います。
ここまで長々と書いてきても結局、私が見たハエはクロツヤバエ科ではなかったというオチかも知れません。
たとえ関係なくても、この機会に調べものしたら面白く勉強になったので、ブログに書き残しておきます。

もしこのハエが私の予想通りクロツヤバエ科でしかも♀なら、もう少し粘って観察すればイチジクの未熟果に産卵したかもしれませんね。

また、このイチジクの木がもし自分の庭に植えられたものなら、実を収穫してハエの幼虫(ウジ虫)が中に居ないかどうか調べてみたいところです。
市販されているイチジクの果実を口にする機会も滅多にありませんが、ハエの幼虫が潜んでいたという記憶はありません。

ウジ虫が中から食害したイチジクの果実は腐ったように変色するらしく、普通はヒトが食べる前に廃棄処分されてしまうのでしょう。


【追記】
調べ物でいつもお世話になっている「みんなで作る双翅目図鑑」サイトの画像一括閲覧ページ を眺めていたら、とてもよく似たハエの写真を見つけました。
Lauxanioideaシマバエ上科,Lauxaniidaeシマバエ科Minettia sp.  画像提供 Mbc様

シマバエ科という分類群は初耳です。
シマバエ科Lauxaniidaeは腐敗植物質、鳥の巣の汚物で繁殖する他、生きた植物に寄生するものも知られる。(wikipediaより引用)

『マグローヒル科学技術用語大辞典 第3版』によれば、
シマバエ科 Lauxaniidae無脊動 双翅目,環縫亜目,無弁亜区の昆虫の一科.幼虫は葉肉に穿孔する.
Minettia属については英語版wikipediaを参照。
謎のハエが今回イチジクに来ていたのは偶然なのか、それとも何か深い関係があるのか、興味深いところです。
幼虫はイチジクの葉で育つリーフマイナーなのでしょうか?




2018/04/06

フェンネルの蕾に群がり吸汁、身繕いするアカスジカメムシ



2017年8月下旬

雨上がりの夕方、民家の庭に生えたフェンネル(=ウイキョウ)アカスジカメムシGraphosoma rubrolineatum)が群らがっていました。
蕾にじっとしているだけで、映像としてはあまり面白くありません。
おそらく花芽から吸汁していると思われますが、マクロレンズで口元を接写して口吻を植物体に突き刺しているかどうか確かめるべきでしたね。
近くに黄色の花が咲き始めているのに、花よりも蕾の部分が好みのようです。

他にも細い花柄をよじ登っている個体や、前脚を互いに擦り合わせ触角をしごいている個体がいました。


▼関連記事 (前年の映像ではアカスジカメムシを1匹しか撮れていません)
フェンネルとアカスジカメムシとコアシナガバチ♀


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/04/04

ツユクサの実を食べるキジバト(野鳥)



2017年9月中旬

平地の道路を一羽のキジバトStreptopelia orientalis)が首を前後に振り振り歩きながら採食していました。
道端に咲いたツユクサの群落で頻りに何か植物体を嘴で繰り返しつついています。
アブラムシなどの小さな虫を捕食しているのかな?と初めは不思議に思いました。
「道草を食う」瞬間の映像をスロー再生してみると、どうやらツユクサの舟形の包葉ほうように挟まれている黄緑色の丸い実を気に入って繰り返し食べているのだと判明しました。(例えば@4:07ではキジバトがつつき損ねた拍子に実がこぼれ落ちています)


ツユクサの実を後で動画や写真で記録しようと思いつつ、すっかり忘れてしまいました。
画像検索で見つけた写真(撮影:Blue birdさん)へのリンクを載せておきます。
実が熟すと黒っぽい種子ができます。
ちなみに、ツユクサの花は朝咲いて午後には萎んでしまう一日花らしい。
しかも9割以上の花で、咲いた時には自家受粉が完了しているのだそうです。



野鳥と木の実の共生関係が有名ですから、初め私はツユクサの実を食べるキジバトも種子散布を助けているのだろうと短絡的に思い込み、そんなストーリーで記事を書きかけていました。
ところが鳩は種子食性のはずだと思い出し、ならば種子を消化できないとおかしいだろうと思い至りました。

▼関連記事 
大豆の芽生えを食害するキジバト(野鳥) 
豆畑に撒いた種を採食するキジバトのつがいと餌乞い(野鳥)
落穂を採食するドバト(野鳥)の群れとつつきの順位 
刈田で落ち穂拾いするカワラバト(野鳥)2羽
資料によると、「ツユクサの種子は長径5mmほどあるから比較的大きい」とのこと。
(『花の自然史:美しさの進化学』という本の第16章。森田竜義「花の性型の可塑性:雄花を咲かせるツユクサの不思議な性表現」p241より引用)


念のためにインターネット検索すると、日本野鳥の会 大阪支部の広報誌の連載記事:和田岳「身近な鳥から鳥類学」がヒットしました。

よく果実を食べているのを目にするヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ類などは種子散布者です。一方、キジバトなどのハト類は、果実を呑み込んだら、タネまで消化してしまい、タネを運んでくれません。他に、カモ類、キジ類、アトリ類などもタネまで消化するグループです。こうした鳥は種子捕食者と呼ばれます。

次に平凡社『日本動物大百科4.鳥類II』を紐解いてキジバトの食性について参照すると、
 ハト類はすべて植物質を主食にしており、キジバトもその例にもれず植物の果実、種子、花、芽などをおもに食べる。(中略)
 樹木の果実はキジバトの主要な食物の一つである。果実を食べるとはいっても、ヒヨドリやムクドリが果肉目当てで種子は消化せずに糞やペリットとして出すのとは異なり、キジバトは種子も消化してしまう。植物の立場から見れば、種子散布に役立つヒヨドリやムクドリとは異なり、キジバトは大変迷惑な存在である。むしろキジバトは果肉ではなく種子が目当てで、ヒヨドリやムクドリが排出した種子をあさることも多い。(p22-23より引用)



「種子捕食者」という用語は初耳で、とても勉強になりました。
危うく知ったかぶりで「キジバトによるツユクサの種子散布」などと間違ったことを書くところでした。
種子食性のハト類は飲み込んだ種子を砕く砂嚢(いわゆる砂肝)が特に発達しているのでしょう。

鳥類では歯を欠くが,食物は砂嚢で細かく砕かれる.肉食性の鳥に比べ,果実・穀類などを食べるものにおいて砂嚢は特に発達し,のみこまれた砂や小石が内腔にあって食物の破砕をたすけるためにこの名がある.(『岩波生物学辞典 第4版』より引用)

野間直彦『種子散布にみる植物との共生』によれば、
(液果の)種子は鳥に丸飲みにされるが、果実食鳥の砂嚢・消化管はこれらを破壊しない。ただし、アトリ科の鳥やキジバトは種子を壊して中身を食べる。 (『鳥類生態学入門:観察と研究のしかた』第9章:p132より引用)
ハト科の中でも強力な砂嚢をもつキジバトは壊してしまう。(p134より) 



【追記】
実は同一個体のキジバトの排便も観察しています。
▼関連記事 
キジバトの首振り歩行と脱糞 【HD動画&ハイスピード動画:野鳥】
キジバトの糞に植物の種子が含まれているのかどうか、次回は確かめてみたいものです。


【追記2】
国松俊英『ハトの大研究―古代から人とともに生きてきた鳥』によれば、

キジバトが食べるのも、草の種、木の実、果実、花、芽、穀物など植物質のものです。えさは地上でさがします。(中略)果実を食べる時、ヒヨドリやムクドリは種子は消化しないで、フンやペリット(骨や毛など消化できなかったものをかたまりにしてはきだしたもの)として出してしまいます。けれどキジバトは種子が好きなので、出さないで消化してしまいます。ヒヨドリやムクドリは、種子を遠くへ運んでまいてくれます。けれど種子を食べてしまうキジバトは、植物の立場になればちょっとこまる鳥です。 (p16より引用)


種子散布の問題は鳥の糞だけでなくペリットにも注目して調べる必要がありますね。
ペリットのことを忘れていました。





【追記3】
吉川徹朗『揺れうごく鳥と樹々のつながり』 (フィールドの生物学 25)によれば、
ハト類のなかでも穀物類を主食とするキジバトやドバトは、より種子食性が強い種類であり、糞から種子が見つかったという報告はない。おそらく砂嚢で種子をすりつぶす力が強く、液果種子に対してもっぱら種子捕食者になっているとみられる。 (p115より引用)



【追記4】
根本正之『雑草たちの陣取り合戦―身近な自然のしくみをときあかす (自然とともに)』という植物学の本を読んだら、ツユクサの種子散布戦略について学ぶことができました。
ツユクサは遠くまで種子を散布するための仕組みを特に持たず、種子自身の重さで近くに落下する重力散布種子なのだそうです。 (pp33-34より)

2018/04/03

ナスとリンゴの果実を食べ排便するノハラナメクジ?【40倍速映像】



2016年9月下旬

ヒダリマキマイマイと同じ容器(大き目の水槽)でナメクジを何匹か飼っています。

台所の流しで徘徊するナメクジを見つける度に採集して、飼育容器に投入していたのです。(野菜と一緒に外から持ち込まれたナメクジ?)
餌として野菜屑を適当に入れてやると、この日はナス(茄子)のヘタが気に入った様子です。
40倍速の早回し映像をご覧下さい。

ナスの黒紫色で固い果皮には全く口を付けていません。
輪切りにした断面の白くて柔らかいスポンジ状の果肉にえぐれたような食痕が残りました。
この嗜好はヒダリマキマイマイと同じでした。

▼関連記事
ナスの実を食べるヒダリマキマイマイ 【10倍速映像】

黒い大触角を途中で引っ込めたのは、撮影用の照明が眩しいからですかね?
ナスに頭をつっこんでいる体勢のため、触角が傷つかないように引っ込めているだけかもしれません。

移動する前に、体の前方右側からオレンジ色の糞をニョロニョロと少し排泄しました。(@1:39)
糞の色は前に食べたニンジンの色素(カロチン)から来ているのでしょう。
橙色の糞がナスのへたに残りました。
ヒトのうんちは、ヘモグロビンの分解産物の色の影響が強く、食べた物の色にあまり左右されないような色(茶色系)になりますが、ナメクジが排泄するうんちは食べたエサと同じ色をしています。(p34より引用)


後半ナメクジはナスのヘタから離れ、隣に置いてあったリンゴの皮を摂食しました。
体を左右に動かしながら、皮の裏に薄く残った白い果実の部分をデザートとして食べているようです。

宇高寛子、田中寛『ナメクジ:おもしろ生態とかしこい防ぎ方』によれば、

ナメクジはゴミ食い(動植物の遺体食い)であり、生きた植物はそれほど好きではない(p83より引用)
もっと腐りかけの生ごみが好みなのかもしれませんが、飼育下では衛生面からご希望に応えられず誠に申し訳ないです。

さて、このナメクジの和名、学名が分かりません。
背中に甲羅が見えるのでコウラナメクジ科だと思うのですが、チャコウラナメクジとは違い、体の左右に黒い線が全くありません。
体全体が茶色で、素人目には特徴がありません。
体長を採寸するのを忘れました。
動画撮影中にコインでも並べて置くべきでしたね。
ヨーロッパからの外来種ノハラナメクジDeroceras reticulatum)でしょうか?
ナメクジの見分け方(簡易版)」サイトを参考にしたら、ノハラナメクジが候補に残りました。

体長は這っている時で5cm程度と小型。全体的に灰色~茶色で目立った模様は無い。
大触覚(原文ママ。「大触角」の誤植)が灰色~黒色。外来種。コウラナメクジ科。
体色が違い自信がないので、もし間違っていたら、ご指摘願います。
この検索表は「簡易版」と断っているように、国内で見られるナメクジを網羅しているとはとても思えません。

それともチャコウラナメクジ類の一種(Ambigolimax sp.)とすべきでしょうか?

日本にはチャコウラナメクジのほか、外見的によく似た複数種が侵入し、定着している。これらは生殖器の形で区別できる。(『カタツムリハンドブック』p64より引用)


※ 接写パートのみ動画編集時に自動色調補正を施しています。




↑【おまけの動画】
オリジナルの10倍速映像をブログ限定で公開しておきます。



2018/03/31

田んぼの稲穂に集まるスズメ(野鳥)



2017年8月下旬

スズメPasser montanus)の群れが水田に実ったイネの種子(米)を採食しているようです。

動画に撮ろうと私が田んぼに少し近づくと、奥のフェンスに一時避難しました。
しばらくすると警戒を解いた群れが続々と田んぼに戻って来ました。

稲穂に着陸する前にスズメは少しホバリング(停空飛翔)しています。
採食シーンを撮りたいのですが、スズメがイネの茂みに隠れてしまってよく見えません。


2018/03/25

キリのつぼみの萼から吸汁し身繕いするツマジロカメムシ



2017年5月中旬

河原の橋の下に立つキリ(桐)の高木で、開花前の蕾なのに多数のツマジロカメムシMenida violacea)が集まっていました。

今回はそのうちの一匹cに注目して撮りました。
せかせかと歩いて枝をてっぺんまで登り、蕾の萼に静止しました。
クロアリとの遭遇をきっかけに少し枝を降り、花柄で立ち止まると身繕いを始めました。
口吻や触角を左右の前脚で挟んで拭っています。
再び花柄を少し登って蕾の萼に静止し、吸汁しているようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事(同じ日に続けて撮影した別個体)
桐の花の萼から吸汁し飛ぶツマジロカメムシ
桐の萼で吸汁しながら交尾するツマジロカメムシ♀♂
キリの枝を登り身繕いするツマジロカメムシ


2018/03/23

ミソハギの葉を舐めるシロオビノメイガ(蛾)



2017年9月上旬


▼前回の記事
ミソハギの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)

山麓の小湿地帯(休耕田)に咲いたミソハギの群落でシロオビノメイガSpoladea recurvalis)が訪花していました。
花蜜を吸う合間に葉の表面を口吻で舐めていたのが、とても興味深く思いました。
蛾が口直しに葉の水滴を吸水したのかもしれません。
それにしても、その葉がどうして濡れていたのか謎です。
撮影時刻は晴れた午後(15:52)なので、朝露の最後の残りなのかな? (他の葉には残っていない)

ミソハギに花外蜜腺があるという話は聞いたことがありません
アブラムシの排泄した甘露でもなさそうです。(アブラムシのコロニーが見当たらない)

葉を舐め終わるとシロオビノメイガは飛んで隣の株に移動し、吸蜜を再開しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/03/21

堤防の路上で採食するキジバト(野鳥)



2017年6月下旬

川沿いの堤防で2〜3羽のキジバトStreptopelia orientalis)が地上採食していました。
路上をとことこ歩きながら、ときどき何か餌を喋んでいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/03/15

ナスの実を食べるヒダリマキマイマイ 【10倍速映像】



2016年10月上旬・午前5:46〜6:15

ヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)とチャコウラナメクジAmbigolimax valentianus)を同じ容器で飼育中です。
餌として入れておいた輪切りのナス(茄子)の果実をヒダリマキマイマイが早朝から食べていました。
摂食シーンを微速度撮影で記録したので、10倍速の早回し映像でご覧ください。
容器内にはナスのへたとニンジンの輪切り、リンゴを剥いた皮も入れて置いたのですが、ヒダリマキマイマイが選んだのはナスの輪切りでした。
満足すると蝸牛は餌から這って立ち去りました。
ナスの黒紫色で固い果皮は全く食べず、白くて柔らかいスポンジ状の果肉にえぐれたような食痕が残りました。
このことから、もし野生のヒダリマキマイマイがナス畑に侵入したとしても、実ったナスの果実を果皮ごと食害するのは、考えにくいと思います。

それと入れ替わるように、物陰に隠れていたチャコウラナメクジが登場。
ナメクジもナスの実などを口にしたのかどうか気になりますが、映像でははっきりしませんでした。(素人目には食べていない気がします。)



【追記】
台所でナメクジを見つける度に採集して、ヒダリマキマイマイと同じ飼育容器に投入していました。
窓の外から台所に侵入したのか、それとも畑で収穫した野菜と一緒に持ち込まれたのか、どちらかでしょう。
以下の写真は2017年7月下旬の撮影。

チャコウラナメクジ@濡れた食器洗いスポンジ
チャコウラナメクジ@濡れ布巾


2018/03/08

ヤマハギの豆果を吸汁するエゾアオカメムシ



2016年9月下旬

里山で花期が終わった後のヤマハギ(山萩)の青い豆果にエゾアオカメムシPalomena angulosa)が口吻を突き立て吸汁していました。
ヤマハギの群落で複数個体見つけた中の一匹(a)をマクロレンズで接写しました。


▼関連記事(別個体bの映像)
ヤマハギの実を吸汁するエゾアオカメムシ


エゾアオカメムシa@ヤマハギ実吸汁

2018/03/01

柳の葉を蚕食するセグロシャチホコ♂(蛾)終齢幼虫



2017年8月下旬

湿地帯に自生する柳の灌木で毛虫を見つけました。

派手な色彩で、背中に瘤があります。
てっきりドクガの仲間かと思いきや、帰ってから調べてみるとシャチホコガ科セグロシャチホコ♂(Clostera anastomosis orientalis)の終齢幼虫でした。
柳の細長い葉をもりもりと食べ進みます。
食樹の葉から枝に移りかけたものの、結局は食事を再開。

この幼虫を飼育するために、柳の小枝ごと切り取って採集しました。
ノギスで採寸すると体長25mm。
(資料によると、終齢の体長は35mmらしい)
この時点で性別を見分けられた訳ではありませんが、飼育下で後日♂成虫が羽化してきました。

私は柳の種類を見分けるのがいつまで経っても苦手です。
なんとなく、これはカワヤナギまたはオノエヤナギですかね?
お勧めの良い図鑑をご存知でしたら教えてください。
ヤナギ属の検索表サイトを見つけたので、今度は自力で同定してみます。

つづく→繭を紡ぐセグロシャチホコ♂(蛾)終齢幼虫



2018/02/25

向日葵の花とスズメ(野鳥)



2017年8月下旬・午後17:30頃

夕立が降った後の雨上がり。
家庭菜園の一角に咲いたヒマワリ(向日葵)の群落でスズメPasser montanus)が集まっていました。
ヒマワリの巨大な葉っぱの下で雨宿りしていたのか?…とちょっと思いましたが、たぶんスズメは夏の雨に濡れても平気でしょうね。

ヒマワリの花の中央部をつついていますが、種子は未だ熟していないと思います。
小さな虫を捕食していたのかな?

頬の黒斑が薄い幼鳥が群れには多く混じっていました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

▼関連記事 (こんなシーンをスズメでも撮ってみたいと常々思っているのです)
ヒマワリの花から種子を啄むカワラヒワ(野鳥)

2年前の夏にひまわり畑で見たスズメも種子を食べてはいませんでした。

▼関連記事
ヒマワリの花とスズメ(野鳥)
種子食シーンを狙うとしたら、やはり秋になってから意識的に探さないといけないのでしょう。



2018/02/20

川底の泥を採食するアメリカザリガニ



2017年8月下旬

日本庭園の池に注ぐ浅い水路を徘徊しているアメリカザリガニProcambarus clarkii)を発見。
そのうちの一匹βが小川の底に溜まった泥(デトリタス?)を採食していました。
未だハサミが小さな個体で、特に左のハサミが欠損しているようです(再生肢)。
少しずつ移動しながら採食を続け、最後は石橋の下に隠れてしまいました。

※ 濁った川底での採餌行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

つづく→抜け殻を味見するアメリカザリガニ




【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
ザリガニは一般的に雑食性で、水草や動物の死がいなど、何でも食べてしまいます。アメリカザリガニは動物性の餌を好み、スルメなどで釣れることがよく知られています。 (p18より引用)

濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
自動色調補正後
自動色調補正後



2018/02/19

水路を往復し、抜け殻を味見するアメリカザリガニ



2017年8月下旬


▼前回の記事
川底の泥を採食するアメリカザリガニ

日本庭園の睡蓮池から、そこに流れ込む細い水路を上流に向かって真っ赤なアメリカザリガニProcambarus clarkii)αが遡上を始めました。
浅い水路を前進だけでなく後退もできるようです。(@0:40)

流れる水面をすいすい泳ぐアメンボがいます。
しばらく歩くと、もう一匹の個体βと出会いました。(@1:14)
体格差はさほどありません。
上流を向いて静止していた2匹目の個体βは、体色の赤色が薄く、ハサミは右しか無くて小ぶりです(左のハサミは更に小さな再生肢)。
αは右の触角でβの存在に気づくと、攻撃したりせずに迂回しました。
同時にβも上流へ移動し始めました。(前回の記事の採食行動に続く)

水路内をどんどん上流へ移動するαを追いかけると、3匹目の小型個体γと出会いました。(@1:53)
とても小さなγは体色も未だ赤味が無くて土色です。
若い個体で脱皮直後なのかな?
(私は水性動物にまるで疎いので、もしかしてアメリカザリガニではない在来種のザリガニとか川エビだったりしたら恥ずかしい…)
体格で圧倒的に勝るαがγを襲って捕食(共食い)するかと思いきや、αは岸沿いに残されていた脱皮殻を見つけました。
おそらくこれはγの抜け殻なのでしょう。
αをこの抜け殻ハサミで引き寄せると、食べ始めました。
もしかすると、αはこの匂いに誘引されて水路をはるばる遡上してきたのか?と想像したりしました。
なぜか獲物を抱えたままどんどん後ずさりを始めました。(獲物を独り占めするため?)
このとき大きなハサミを獲物の保持には使わず左右に大きく広げているのは威嚇でしょうか?
どこかでゆっくり食べるのかと思いきや、味見をしただけで、なぜか途中で抜け殻を捨ててしまいました。(@2:17)
死骸だと思ったのに、食べる身が残っていない抜け殻だと気づいたようです。
今思えば、捨てられた抜け殻を記念に採集すればよかったですね。

後退を続けるαが急に後ろへ跳んで逃げ、川底の泥が舞い上がりました。(@2:20)
体の向きを変えて石橋をくぐり、下流に向かって前進します。
ここで採食中のβと再会しました。(@2:33)
βは川底の泥を掘って口にせっせと運んでいます。
今回もαはβに遠慮するかのように迂回して、下流への移動を続けます。
最後は睡蓮池への流れ込みを乗り越え、池の水中に戻りました。
乗り越える際に体が自ら少し出ても平気なようです。

※ α、β、γとは、3匹を区別するため登場順に付けた名前で、必ずしも集団の順位制(強い者順)を表すものではありません。

※ やや濁った川底での行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

以下の写真も自動色調補正済み。



アメリカザリガニα@水路徘徊
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsγ@水路
アメリカザリガニα@水路+脱皮殻捕食

【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
脱皮の時間は短く、わずか数分間です。これには理由があります。脱皮直後の身体はブヨブヨなので、このときに敵や他の個体に襲われたら大変だからです。 エビカニの仲間は通常、夜間に活動します。昼間に脱皮すると、他の個体が休んでいる最中なので仲間に襲われる可能性が低くなるのだと思われます。ところがアメリカザリガニの成体は、昼間に脱皮します。ただし、小さな個体は脱皮してから比較的短い時間で通常の動きができるようになるためか、夜間に脱皮する例も多く見られます。 (p62より引用) 

脱皮が終わった個体は、しばらくすると脱いだ殻を自ら食べ始めます。カルシウムは殻を硬くする作用がありますが、淡水中では不足気味です。もしかしたら、古い脱皮殻には新しくて柔らかい殻を硬くするのに必要なカルシウム成分が、たっぷりと含まれているのでしょうか。脱皮殻を繰り返し取り上げてしまうと、その個体は死亡しやすくなるという実験結果もあります。 (p63より引用)
ということは、今回の映像で抜け殻をαに横取りされた個体γはカルシウム成分を補給できずに困ったことになりましたね。
αが脱皮直後のγを襲って捕食しなかったのは、さほど飢えていなかったからかな?
それなら、抜け殻を独り占めしようとしたのは気まぐれなのか? と堂々巡りになります
いつか私もアメリカザリガニを自分で飼育して、脱皮の一部始終を観察してみたいものです。


【追記2】
小田英智、大塚高雄『ザリガニ観察ブック』によれば、
 小さなザリガニの子どもは、脱皮したあとで脱皮殻をたべます。殻にのこったカルシウムや養分を再利用しているのです。(p29より引用)
どうやら大きなザリガニは抜け殻を食べなくなるようです。

2018/02/03

川のコンクリート護岸で採食するハクセキレイ♀(野鳥)



2016年10月上旬

コンクリートで固められた川の護岸をハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)が小走りで移動しながら地上採食していました。
川の水音と風切り音に混じってハクセキレイの鳴き声が聞こえるものの、嘴の動きと一致しないので(リップシンクロ)、鳴いているのは別個体なのでしょう。

最後は橋の方へ飛び去りました。



2018/01/18

川岸でパン屑を食べるオナガガモ♀♂とマガモ♂の群れ(冬の野鳥)



2016年12月中旬

川岸の桟橋で家族連れがカモ類にパンを千切って給餌していました。
オナガガモ♀♂(Anas acuta)とマガモ♂(Anas platyrhynchos)が群がり、やかましく鳴きながらパン屑を採食しています。
桟橋には雪がうっすらと積もっています。
プライバシーを考慮して、家族連れが映らないように気を使っています。(モザイク処理とか面倒なので)

この家族連れが帰ってからしばらくすると、カモ類が食べ残したパン屑をハクセキレイが拾い食いしていました。

▼関連記事 
パン屑を採食するハクセキレイ♂(冬の野鳥)

ハクセキレイがヒトから給餌されたパンをカモ類に混じって直接食べていたのかどうか気になって映像を見返したのですが、ヒトがいる間はハクセキレイは来ていなかったようです。



【追記】
今泉忠明『気がつけば動物学者三代』を読んでいたら、この2種の鴨について興味深いことを学びました。
マガモとオナガガモはDNAの比較にを比較するとあきらかに違います。種が違うからでしょう。しかし、この二種は、人間が飼育する環境の下では自由に交配し、雑種の子がでてきます。さらに、その雑種の子は一代、二代、三代間でも、また、それら雑種と両親の種との間で「戻し交配」をしても完全に子どもができます。 この二種の繁殖地は大部分重なり合っていますから、野生のものも自由に交雑し、この両種は完全に溶けあってしまいそうなものですが、実際はそうなっていません。両種間の雑種は数千羽に一羽という低い確率でしか現れず、戻し交配が起こったと思われる例も知られていません。雑種だけが集まって、ひとつの個体群を形成するようなこともありません。 つまり、マガモの集団とオナガガモの集団は、互いに遺伝子を交換することなく、はっきり違った集団として存在しているのです。 (p214より引用)




2018/01/07

線路で採食、脱糞するハクセキレイ♂(野鳥)



2017年4月下旬

ローカル線の線路でハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)が採食していました。
レールや砂利の上を歩き回り、餌を探しています。
立ち止まったハクセキレイ♂がレールの上でやや屈むと、糞をポトリと排泄(@0:58)しました。
最後は線路脇の休耕地の方へ飛び去りました。
飛び立つ前に脱糞するのは色んな鳥で見られますが、軽量化のためなのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/12/25

除草剤に汚染された?雑草の種子を採食するスズメの群れ(野鳥)



2017年8月上旬・午前5:50〜5:54

山麓の農道で早朝、スズメPasser montanus)の群れがエノコログサなどイネ科雑草の種子を採食していました。
道端に生えた群落から路上に落ちた落ち穂の種を喋んだり、たまに飛び上がって穂先に飛びついたりしています。
奥に水田が見えるのですが、イネには未だ実がついていないのか、スズメは食害していません。

▼関連記事 (2年前の撮影) 
エノコログサの穂を採食するスズメの群れ(野鳥)

画面右に見えているエノコログサの群落は夏らしく青々しているのに、スズメが群がっている画面左の群落は全体的に黄色っぽい点が気になりました。
穂が金色になるキンエノコロとは異なり、葉まで黄色になっています。
水田のすぐ横ですから、これは除草剤を散布されて枯れかけの群落ではないでしょうか?
除草剤に汚染された実は味や匂いの変化で忌避しそうなもんですが、鳥類は味覚や嗅覚が鈍いのでしょう。


除草剤に汚染された実を食べたスズメに農薬中毒のおそれは無いのか、心配になります。
スズメに影響が出なくても、それを捕食する猛禽類などに生物濃縮の影響が現れそうです。

(この問題について私は勉強不足であることは否めません。)



後半はスズメに少し近づいてから、望遠レンズを装着してみました。
雑草の群落にエノコログサだけでなくメヒシバイヌビエの穂も少し混じって見えました。
スズメは幼鳥が多く、成鳥は少ないです。
巣立ちした家族群なのかな?
ピョンピョン両足で跳びはねるようにホッピングして路上を移動します。
最後は何かに驚いて一斉に飛び去りました。



2017/12/22

オオハナウドの花に群がるコアオハナムグリ



2016年6月上旬

農村部の用水路沿いに咲いたオオハナウドの花序にコアオハナムグリGametis jucunda)の群れが集まっていました。
花に潜り込んで花粉や花蜜を食べているようです。
餌場の奪い合いなのか、ときどき出会うと互いに小競り合いになります。



2017/12/13

トウモロコシ畑で雄花を啄むスズメの群れ(野鳥)



2017年8月上旬

平地のトウモロコシ畑にスズメPasser montanus)が群がっていました。
嘴の根元が黄色く、頬の黒班が薄い個体は、巣立ったばかりの幼鳥です。
トウモロコシ株の上部にある雄穂に止まって採食しています。
雄花で花粉の詰まった葯を食べているのでしょうか?
あるいは雄穂に発生したアブラムシなどの害虫を捕食している可能性もありますが、遠くてよく見えません。

▼関連記事
トウモロコシ畑の害虫アブラムシを捕食するスズメ(野鳥)

頬の黒班が濃い成鳥も飛来して同様に採食しました。
トウモロコシの茎の下部には雌穂の実が育っているのにスズメが決して実を食べない(一羽もトウモロコシの実に口を付けない)ということは、きっと未熟なのでしょう。

▼関連記事
トウモロコシ畑で実を採食するスズメ(野鳥)
ここの農家は鳥獣による食害を防ぐために、トウモロコシ畑全体を電気柵で囲んでいる上に、オレンジ色の防鳥ネットを上から被せてありました。
しかし、スズメの群れは平気でネットを出入りしています。(防鳥ネットの効果なし)
ネットを張る意図がよく分かりませんが、ムクドリやカラスなど大型の野鳥を排除しているのでしょうか?
防鳥ネットを張りかけの段階(未完成)なのかもしれません。
そもそも私は防鳥ネットについて疎いのですけど、素朴な疑問として、カスミ網とどう違うのですかね?
色付きなら違法なカスミ網ではなくなるのかな? (農家の防鳥ネット使用を問題視している訳ではありません。ただの素朴な疑問です。)



実はこのトウモロコシ畑には収穫直後の区画があり、スズメの群れは最初そこに集まって地上採食していました。(映像無し)
トウモロコシを根本の茎ごと刈った後の畑でおそらく虫を探しては食べていたのでしょう。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




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