2012年6月中旬
山中の静かな池に飛来した野鳥がいきなり水面に飛び込みました。
全体に地味な色ですけど、黒く鋭い嘴が曲がっています。
これはモズですかね?
岸に生えた潅木の枝に止まり、水浴び後の羽繕いをしています。
少し飛んで対岸から手前の岸の枝に移動しました。
今度は近過ぎて、テレコンでは奥ピンになってしまいました。
モズはスギの高い枝に飛び移ると、急に大きな声で鳴き始めました。
ピヨピヨピヨ、チャッチャッチャ♪と聞こえます。
バードウォッチング歴が浅くて自信ないのですけど、モズの典型的な鳴き声とは明らかに違います…よね。
調べてみると、この鳴き声はオオルリのようです。
「百舌」という名前通り、鳴き真似をしたのでしょうか?
映像でモズの嘴の動き(リップシンクロ)を確認できなかったので、モズに驚いたオオルリが近くで鳴いた可能性もあります。
最後は飛んで逃げて行きました。
【追記】
実はオオルリ♀なんじゃないかという気がだんだんしてきました…。
これまでに知られた百舌の鳴き真似レパートリーの中にはオオルリが含まれるそうです。(『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p121より)
野鳥の画像掲示板で質問したところ、まぐぴさんよりお墨付きを頂戴しました。
「動画から切り出した画面、拝見するとモズみたいに見ますね。」
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映像から切り出した写真はブレブレ。 |
2012年6月上旬
山中の池からカエルの合唱に混じってホオジロ(Emberiza cioides)の鳴き声が聞こえてきます。
そっと覗いてみると、ホオジロ♂が池の浅瀬で水浴びしていました。
岸に上陸すると念入りに羽繕い。
この間、チチュチュン、チチュチュン♪と繰り返し鳴き続けています。
沼に戻って、再び水浴。
今度は葦の葉陰で死角となり、様子がよく見えません。
もしかすると隠し撮りしている私に気づいて警戒しているのかもしれません。
また岸に戻り羽繕い。
すっきりした顔で葦の枯れた茎から飛び去りました。
水も滴る良い男。
2011年11月中旬
一山越えて湖に下りようとしたら、激しい水音が静かな山中に響き渡りました。
てっきり水鳥が天敵に襲われているのかと思いつつ静かに接近すると、カルガモの群れが水上で羽繕いしています。
湖畔の木陰からそっと覗くと、翼で激しく水面を打って水浴しているようです。
ときおり潜水する個体もいました(採食?)。
欲を出して更に近づこうとしたら目ざとく気づかれてしまい、カルガモは水面を泳いで対岸へと一斉に移動しました。
【追記】
『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p208より
カルガモは、♂も♀も同じ黒褐色の羽色である。よく見ると、♂は、背中の方が♀より濃く、三列風切り羽がはっきりと白いというちがいはある。しかし、それでもじっくり見なければわからない程度の差でしかない。
2008年5月上旬
中洲でムクドリ(Sturnus cineraceus)の群れが水浴びしていました。
まだ川の水は冷たそう...。
今回デジカメの固定に初めて一脚を使ってみました。
なるほど確かにちょっと便利かも。
2008年11月中旬
川辺で飛び石を渡ってから水浴び開始。
近くにもう一羽居ました。
写真判定でセグロセキレイ(Motacilla grandis)と分かりました。
光学12倍ズームでも未だ遠い。
欲を出して近寄ったら逃げられてしまいました。
《参考書》
『科学の読み物:セキレイの歌』 小笠原昭夫
2008年11月中旬
川に浮かんだオナガガモ(Anas acuta)の♂が何度も逆立ちして採餌中でした。
図鑑によると水底の水草や根などを食べるのだそうです。
近くを通りがかったカルガモ(Anas poecilorhyncha)が派手な潜水(水浴?)を二度披露してくれました。
2009年6月下旬
飼育中のイオウイロハシリグモ♀(Dolomedes sulfueus)が卵嚢ガードを続けています。
餌を全く捕らなくなりました。
容器に投入した虫が近付いても無視したり嫌がって逃げたり追い払うだけです。
水場周辺がお気に入りなのですけど、この日は常に抱えていた卵嚢を手放し、水に浮かべたまま身繕いしている珍しい光景に出会いました。
この卵嚢は無精卵(未受精卵)なので、♀の絶食および卵嚢保護が何時まで続くか興味深く見守っています。
(つづく)