2020/01/04

クズの花で採餌するクマバチ♀



2019年8月下旬・午前10:53

河川敷に蔓延るクズの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
飛び立った直後に正面を向いた顔が黒かったので♀と判明。
後脚の花粉籠は空荷でした。

意外にもこの組み合わせは初見です。
次回はじっくり撮影してみたいところです。


クマバチ♀@クズ訪花採餌

2020/01/03

甲羅干しの場所が取れず泳いで探し回る巨大ミシシッピアカミミガメ



2019年8月下旬・午後午後13:40頃

これまで蓮池の岩場を占領していたカルガモ親子が居なくなり、再び亀が甲羅干しのために集まるようになりました。
カルガモ幼鳥が完全に独り立ち(親離れ)したのかな?

1匹の巨大なミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans)が岩場の周囲で活発に泳ぎ回り、上陸を試みてはまた水中に戻るという謎の行動を繰り返していました。
警戒心が強いのか、あるいは半身浴が好きなのかと初めは思ったのですが、どうやら甲羅干しに適した岩が見つからなくて困っているようです。

ミシシッピアカミミガメの他には大小様々なクサガメMauremys reevesii)がそれぞれの岩に陣取っていました。
空いている岩は日陰で日光浴ができないか、あるいは大きなミシシッピアカミミガメにとって狭過ぎたり傾斜が急過ぎたりして上陸できないのでしょう。
このミシシッピアカミミガメは最も巨体なのに平和主義者のようで、他のクサガメを強引に押しのけたり割り込んだりしてお気に入りの岩場を強奪することはありませんでした。

小型のクサガメの中には大型の個体の甲羅にちゃっかり乗っている個体もいました。
一方で、ミシシッピアカミミガメは別の亀の背中に乗って日照権を奪うこともありませんでした。
甲羅干しに適した岩場は争わずに(陣取り合戦なしで)早い者順に埋まっていくのでしょうか。

ミシシッピアカミミガメは池の中を泳ぎ回る鯉の存在もちょっと迷惑そうです。(鯉に遠慮している印象)


池の畔にライブカメラを設置して亀の動向を生中継したり、早回し映像を作れたら面白そうです。


つづく→クサガメ♂の岩登り


ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸

地面を舐めてミネラル摂取するミヤマカラスアゲハ♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月下旬・午前11:25頃

平地の川沿い、橋の下の地面でミヤマカラスアゲハ♂(Papilio maackii)が吸水していました。
翅表に黒いビロード状の性斑(性標)があるので、♂と分かります。
翅を半開きにしたまま、砂地で口吻を伸ばし地面を舐めています。

初めは撮影アングルがいまいちだったので私がそっと移動すると、ミヤマカラスアゲハ♂も警戒して飛び立ちます。
しばらく辺りを飛び回っている間に私がじっとしていると、ほぼ同じ場所に舞い戻ってきてくれました。
半開きの翅を小刻みに羽ばたいているのは、いつでも飛び立てるように準備運動しているのでしょう。
後半は低空で飛び回り橋脚の陰に行ったので、私も慌てて追いかけて続きを撮りました。

(ミヤマカラスアゲハは)花以外に吸水にも来る。オスは湿地に集団で吸水に来る性質があり、それを狙って採集する人も多い。水分補給は水分だけでなく微量の塩分も摂取するためだと思われるが、吸水に来る理由や吸水集団を形成するのがオスに限定される理由は解明されていない。 (wikipediaより引用)


ようやく真横から観察できるようになったのですが、吸水しながらの排尿は今回見られませんでした。
今回ミヤマカラスアゲハ♂が一心不乱に舐めている砂地はあまり湿っているようには見えず、乾いているようでした。
つまり今回は吸水がメインの目的ではなく、ミネラル摂取のための行動でしょう。


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自発的に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:12〜)
突風が吹くと翅が煽られて、風見鶏のように向きが変わります。

最後は満ち足りたようで、橋の下から河畔林の方へ飛び去りました。
おそらく交尾相手を探す旅に出かけたのでしょう。(探雌飛翔)

※ 話を分かりやすくするために、映像素材の順番をかなり入れ替えました。


ミヤマカラスアゲハ♂@地上吸水+ミネラル摂取
ミヤマカラスアゲハ♂@地上吸水+ミネラル摂取

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