2019/11/19

オニグルミ樹上で虫を捕食するニホンザル



2019年7月下旬・午前6:40

山麓に育ったオニグルミの大木で野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)が活動していました。
枝にはクルミの青い(未熟な)実がついています。
横枝を移動する若い♂αに注目して撮ると、座って体を掻きました。
口をモグモグさせています。
同じ枝の右の方に別個体βが飛び乗り、その反動で枝が揺れました。
枝に座っていた個体αが不意をつかれても咄嗟にバランスを取り戻したのはさすがです。

右の個体βが横枝を移動中に左手をさっと伸ばし、枝の下面に付いていた虫を捕まえました。(@0:51)
スロー再生しても獲物がよく見えないのですが、セミですかね?
食事のために座り直そうとしたら、足で枯枝を折ってしまい落ちてきました。
食事のために座り直し、獲物の翅を毟っているようです。
この後私は左の個体αの動きに気を取られてカメラを左にパンしてしまい、肝心の食事シーンが撮れていません。
森のあちこちに猿が散開し、色々なことが同時多発するので、どうしても目移りしてしまいます。
身軽に隣の幹に跳び移ると、どんどん上に登って行きます。
再び右の個体βに注目すると、オニグルミの枝を引き寄せて何やら(葉を?)採食中でした。
(βの性別は?)

どうやらニホンザルは虫も結構よく食べるようです。


ニホンザル@オニグルミ樹上+虫捕食

3本脚のヨツボシワシグモの死んだふり(蜘蛛)



2019年7月下旬

川辺りに密生するキンギンボク(別名ヒョウタンボク)灌木でヨツボシワシグモKishidaia albimaculata)を見つけました。
若葉の根元で休んでいました。

風揺れに悩まされながらもマクロレンズで接写してみました。
背面からでは触肢がよく見えず、性別は不明です。
この個体は過去に怪我したようで、歩脚が3本しか残っていません。
他の5本の歩脚は根元から欠損しています。
もし幼体であれば、次の脱皮の際に再生するかもしれません。

▼関連記事
ヨツボシワシグモ(蜘蛛) @9年前の撮影
四本脚のイオウイロハシリグモ(蜘蛛) @10年前の撮影(右の全歩脚を欠損)

私が指を差し出してキンギンボクの葉に軽く触れて揺らしたただけで、ヨツボシワシグモは慌てたように擬死落下しました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、途中の葉に引っかかったものの自発的に2段階で地面まで転がり落ちていました。


ヨツボシワシグモ:歩脚欠損(蜘蛛)@キンギンボク葉

2019/11/17

ウワミズザクラの熟果を食べに来たヒヨドリ(野鳥)



2019年7月下旬

池畔に植栽されたウワミズザクラ並木で熟した果実をヒヨドリHypsipetes amaurotis)が食べに来ていました。

しかし私が対岸からカメラを向けた途端にヒヨドリはあからさまに警戒し、肝心の採食シーンは残念ながら撮れませんでした。
枝から枝へ飛び移り、最後は鋭く鳴きながら此岸に向かって飛んで来ました。
悔しいので、飛び立ちのシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
これは来季の宿題です。


【追記】
翌年の5月上旬に花を見に行くと私の予想は外れていて、エゾヤマザクラではありませんでした。
ソメイヨシノよりだいぶ遅れて白いブラシ状の花が咲いていて、ウワミズザクラと判明。
植物学的にウワミズザクラの果実は液果ではなく核果なのだそうです。
という訳で、樹種を訂正しておきます。


ヒヨドリ(野鳥)@ウワミズザクラ熟果採食

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