2019/03/09

セイタカアワダチソウを訪花するシロスジベッコウハナアブ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月上旬

湿地帯の近くに咲いたセイタカアワダチソウの群落でシロスジベッコウハナアブ♀(Volucella pellucens tabanoides)が訪花していました。
花序を歩き回りながら口吻を伸ばして花粉や花蜜を頻りに舐めています。
隣の株に移動した際にようやく背側がしっかり撮れて、複眼の形状(発達具合)から♀と判明しました。

同様に訪花していたセイヨウミツバチ♀とニアミスしても、互いに無関心でした。

シロスジベッコウハナアブ♀が花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:34〜)
更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
花から慌てて飛び立ったのは、このときキイロスズメバチ♀が飛来した(写っていない)ので捕食されないように逃げたのかもしれません。(たまたまかな?)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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シロスジベッコウハナアブ♀のセイタカアワダチソウ訪花と飛び立ち【ハイスピード動画&HD動画】
同じテーマで6年前にも古いカメラで撮っているのですが、当時のハイスピード動画は220fpsでさすがに古さを感じるので、240fpsの動画に差し替えます。


シロスジベッコウハナアブ♀@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜

2019/03/07

川で潜水漁を繰り返すカイツブリ(野鳥)



2018年10月上旬


▼前回の記事
カルガモの群れに混じって川面の岸辺で休むカイツブリ(野鳥)

やがて警戒を解いたカイツブリTachybaptus ruficollis)は、対岸でカメラを構えている私から距離を保ちながらも、川面をせかせかと縦横無尽に泳ぐようになりました。
勢いを付けて水中に潜ったのは、小魚や水生昆虫を捕食するためでしょう。
潜水して川面に波紋が広がると、次にどこで浮上するか予想できず、神出鬼没です。
水中で結構長い時間、息を止めていられるようで、見失ってしまいます。
初めは川岸近くで潜水していたカイツブリは、やがて川の中央でも潜水するようになりました。

潜水直後に獲物を何も捕らえていないことが多く、ここはどうも、あまり獲物の豊富な漁場ではなさそうです。
後半で浮上した際にようやく嘴に何か細長い黒っぽい獲物を咥えているのが見えました。(@1:54、2:20)
遠いので獲物の正体は不明です。
運良く再浮上まで記録できた映像を見直すと、潜水時間は最長でなんと46秒間でした。


余談ですが、カイツブリの学名は属名Tachybaptusが「早く潜るもの」という意味で、種小名ruficollisが「赤い頸の」という意味らしく、名は体を現す良い学名ですね。(大田眞也『田んぼは野鳥の楽園だ』p151-152より)


また、この動画では同じ川に生息するカルガモとカイツブリが登場し、潜水ガモと陸ガモ(淡水ガモ)の体型を比較することができます。
カイツブリは潜水ガモなので水に浮かんだときに尻の部分に丸みがあり、陸ガモ(淡水ガモ)のカルガモは尻の部分は上にはね上がったようになっているらしい。
参考:『ヤマケイジュニア図鑑3:鳥』p102 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



【追記】
水野仲彦『野鳥のくらし:卵から巣立ちまで』によると、
(カイツブリは)平たい櫂状の脚指や丸い体形は泳ぎや潜水に適し、約30秒間、水中を動き回ることができる。 (p60より引用)
私の観察では、それより長い潜水時間でした。



2019/03/04

カルガモの群れに混じって川面の岸辺で休むカイツブリ(野鳥)



2018年10月上旬


▼前回の記事
カイツブリが川面で羽繕い後に潜水(野鳥)

川面を逃げて行ったカイツブリTachybaptus ruficollis)は、ヨシの群落が茂った対岸の下で休むカルガモAnas zonorhyncha)の群れに合流していました。
混群と呼べるのかどうか分かりませんが、カルガモの群れにカイツブリが1羽だけ紛れ込んでいます。
同種の仲間が居なくても、警戒心の強いカルガモの群れに混ざれば安心を得られるのでしょう。
体長を見比べると、カルガモの方がカイツブリよりも大型です。

カルガモは嘴を背中の羽毛に差し込んだ姿勢で寝ているようです。
一方、カイツブリは覚醒していて辺りをキョロキョロと油断なく見ています。
カメラを右に振ると、川面の中央部であちこちに浮いて休んでいるカルガモも居ました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→川で潜水漁を繰り返すカイツブリ(野鳥)


カイツブリ(野鳥)+カルガモ混群@川岸水面+休息

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