2017年9月上旬
▼前回の記事
ミソハギの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)
山麓の小湿地帯(休耕田)に咲いたミソハギの群落でシロオビノメイガ(Spoladea recurvalis)が訪花していました。
花蜜を吸う合間に葉の表面を口吻で舐めていたのが、とても興味深く思いました。
蛾が口直しに葉の水滴を吸水したのかもしれません。
それにしても、その葉がどうして濡れていたのか謎です。
撮影時刻は晴れた午後(15:52)なので、朝露の最後の残りなのかな? (他の葉には残っていない)
ミソハギに花外蜜腺があるという話は聞いたことがありません
アブラムシの排泄した甘露でもなさそうです。(アブラムシのコロニーが見当たらない)
葉を舐め終わるとシロオビノメイガは飛んで隣の株に移動し、吸蜜を再開しました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
枯木に営巣したコガタスズメバチの定点観察#6
前回の記事→#5
2016年7月中旬・午後17:43
前回から2日後の定点観察。
巣口でコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)門衛が外を見張っています。
その門衛を押しのけるように、別のワーカー♀が外役に出かけました。
つづく→#7
2017年8月下旬
用水路沿いに咲いたナガボノシロワレモコウの群落でスズバチ(Oreumenes decoratus)が訪花していました。(♀?)
花蜜を舐めているところへ、飛来したもう一匹の個体(♂?)がやって来ていきなり飛びつきました!(@0:39)
スズバチには儀式的な(ロマンチックな)求愛行動は全く無いようです。
飛びつかれた♀が翅を斜め下に下げたのは交尾拒否の意思表示なのかな?
♂はマウントもせずにあっさり諦めて飛び去りました。
♂が去ると♀はすぐに翅を戻しました。
♀はこの間ずっと吸蜜を続けています。
一瞬の出来事なので、1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
登場したスズバチ2匹の性別を外見(形態)からしっかり見分けられていません。(自信なし)
行動から私が勝手に性別を想像しただけです。
吸蜜中の♂を♀だと誤認して♂が交尾を挑んだ可能性もありますかね?
餌場での縄張り争いにしては淡白な交流でした。
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