2016/10/20

ソバナの蕾に潜り込んで花粉を食べるハサミムシ(ルイス型コブハサミムシ♂?)



2016年7月中旬

山間部の道端に咲いたソバナの群落で紫色の花の蕾に頭を突っ込んでいるハサミムシが居ました。
おそらく花粉や花蜜を食べているのでしょう。
ラッパ形に開いた花も近くに咲いているのに、なぜ花ではなくわざわざ蕾をこじ開けて採食しているのか、不思議ですね。
「頭隠して尻隠さず」とは無防備な状態を指しますけど、ハサミムシの場合は腹端に武器を持っていますから、臨戦態勢で心強いですね。

しばらくすると、ハサミムシはようやく花からを頭を抜きました。
触角が白い花粉で少し汚れています。
前脚を少し舐めて身繕い。
化粧が済むと再び花に頭を突っ込みました。
花蜜ではなくおそらく花粉を食べているようです。
蜜腺の位置はもっと奥だと思いました。(思うだけじゃなくて、花を分解して調べるべきでしたね。)


ソバナの花を徘徊している謎の白っぽい微小の虫も気になります。(撮影中は気づきませんでした。)
ゲンセイ幼虫とか?(当てずっぽうです)
それにしては花からハサミムシの体に乗り移りませんでした。

ソバナの花
ソバナの葉

私はハサミムシに疎いので、同定するため撮影後に採集しました。
以下は標本写真。
ハサミを含む体長は11mm。
翅がはっきりしないので、幼虫の可能性もありそうです。
ハサミ(尾角)が長く、内側に棘がありません。
どなたか名前の分かる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
コブハサミムシ♂のルイス型で合ってますかね?(当てずっぽう)
素人目には、こちらのサイト(朝日庄内いきもの図鑑)でハサミムシspと題した写真が似ている気がしました。





フェンネルとアカスジカメムシとコアシナガバチ♀



2016年7月中旬

民家の花壇に咲いたフェンネル(=ウイキョウ)の黄色い花でコアシナガバチPolistes snelleni)のワーカー♀が花蜜を吸いに来ていました。
よく見るとアカスジカメムシGraphosoma rubrolineatum)も茎から吸汁していました。
互いに無視していて、コアシナガバチ♀がカメムシを獲物として狩ることはありませんでした。
映像にアカスジカメムシは1匹しか写っていませんが、実は近くの茎や花に何匹も居ました。





2016/10/19

高圧線鉄塔aの天辺と巣上で羽繕いするハシボソガラス(野鳥)



2016年7月上旬・午前8:25前後

高圧線の鉄塔に営巣したハシボソガラスの定点観察#6


鉄塔aで在巣のハシボソガラスCorvus corone)は1羽しか姿が見えません。
羽繕いしていました。
親鳥なのか、育った幼鳥なのか不明です。
鉄塔の一番てっぺんにもう一羽止まっていて、こちらも羽繕い中です。
帰巣したいのに私が見ているから警戒しているのですかね?
上下の二羽でつがいなのかな?

正直言うと通りすがりの短い観察だけではあまり面白くないのですが、記録の蓄積が大切なので1年目は我慢して続けます。

つづく→#7



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