2016/09/06

ムシトリナデシコの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2016年6月下旬

道端の花壇に咲いたムシトリナデシコの群落でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。
花に止まると蜂の体重で花筒が傾きます。

参考:『昆虫の集まる花ハンドブック』p42
ムシトリナデシコの蜜腺は1.5cmもある細長い筒の奥に隠されているので、舌の長いトラマルハナバチにも相性が良い。



2016/09/05

電柱の丸パイプ内に巣材を搬入するスズメ(野鳥)



2016年6月下旬

農村地帯の電柱から横に伸びた支柱にパイプ状の器具(正式名称は?)が水平に取り付けられています。
その円筒内にスズメPasser montanus)が営巣していました。

毟ってきた樹皮を嘴に咥えた成鳥がパイプから伸びたケーブルに止まっています。(おそらく私の目を警戒している。)
やがて巣材をパイプ内に運び込みました。
両側の出口にも家族の別個体が待機しています。
左側の個体が羽繕いしてから巣に入りました。
出口から顔だけ覗かせていた個体が、ようやく出巣しました。
スズメはパイプ内で方向転換したりすれ違ったりできるのかな?




【追記】
平野伸明『スズメのくらし (たくさんのふしぎ傑作集)』によると、
スズメは子育てをしている間、ヒナたちのフンをひんぱんに巣の外に出しています。きれいにそうじしているので、同じ巣を、くり返し使うことができるのです。鳥が巣を作るには、たいへんな労力がいります。スズメは一度作った巣を長く使うことで、子育てを年に何度もできるようになりました。(中略)ヒナが巣立つ前から、親鳥は次の子育てのため、材料を運んで巣を直す。 (p32より引用)



ヒメシロモンドクガ(蛾)若齢幼虫の懸垂下降



2016年6月下旬

林道脇の灌木から糸を吐いてぶら下がっている幼虫を発見。
糸でぶら下がったまま風に揺れています。
天敵に襲われて緊急避難したのかもしれません。
糸を登り返している途中かな?
樹種が分からなかった点が残念。

調べてみるとヒメシロモンドクガOrgyia thyellina)の若齢幼虫ですね。
モンシロドクガの幼虫と迷いましたが、背中の黒筋の本数が違います。



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