2016/08/25

トウネズミモチの花で探餌飛翔するモンスズメバチ♀



2016年6月下旬

農道脇に植栽されたトウネズミモチの生垣でモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)のワーカー♀が訪花していました。
獲物を探しつつ飛び回っています。

近くで吸蜜中のウラギンヒョウモンFabriciana adippe)とニアミスするも、蝶は飛んで逃げました。



2016/08/24

巣材を集めるヨシゴイ♂(野鳥)



2016年6月中旬・午前6:45〜8:37
▼前回の記事
ヨシゴイ♂(野鳥)同士の喧嘩

ヨシ原で羽繕いしていたヨシゴイ♂(Ixobrychus sinensis)が不意に飛び立つと、池の水面すれすれに低空飛行で対岸へ渡りました。
カメラを嫌って死角へ逃げたのか、あるいは対岸で獲物の魚影を見つけたのかな?と初めは思いました。
ところがその後、何度も葦原と対岸を往復するようになりました。
ちなみに対岸には柳の木とガマの群落が少しあるぐらいで、葦原は発達していません。
その対岸から戻って来た個体に注目してズームインしてみると、嘴に枯れた植物(ガマ?)の茎または枯れ枝を咥えていました。
巣材を集めているのだと、ようやく合点がいきました。
取ってきた長い枯れ枝を足で押さえながら嘴で折り、細い枝だけを茂みに運びました。
奥の葦原で営巣しているようです。
♀の姿を全く見かけませんが、造巣は♂の仕事なのかな?
ヨシゴイは夏鳥らしいので、♀が渡ってくる前に一足先に♂が縄張りを張り、巣作りしておくのでしょうか?

この池には少なくとも2羽のヨシゴイ♂が生息しているのですが、今回の動画では個体識別していません。
縄張り争いに勝った♂個体だと思うのですけど、定かではありません。

つづく→池で魚を捕食するヨシゴイ♂(野鳥)



【追記】
『日本動物大百科3:鳥類I』p38によると、関東地方低地のヒメガマ群落で営巣した例では
ヨシゴイは水底から2〜3mの高さに育ったヒメガマの途中、水面上数十cmのところに巣をつくる。茎を折り曲げてからみあわせ、枯れた葉や茎を織り込んで椀状の巣をつくり、近くの巣をたくし込むようにして、巣の上方にドーム状のおおいをつくる。巣の下は水面であることが多い。(中略)こういう場所では、数巣がゆるやかな集団で固まっているのが見られる。




交尾後に恋矢を排出するヒダリマキマイマイ


2016年5月下旬

飼育中のヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)が軟体の右横から白い恋矢を伸ばしているように見えました。
このとき私は未だ勉強不足で、見ても意味が分かりませんでした。
発情した個体がこれから交尾しようと興奮しているのだろうか?と思い、写真を撮っただけでした。
しばらくすると容器の壁面に脱落した恋矢が残されていました。
どうやら数日前に交尾したのを見逃してしまったようです。
交尾相手から刺された恋矢を数日かけて体内から排出したのでしょう。
この排出過程を微速度撮影で記録してみたいのですが、いつも見落としてしまい、なかなか上手くいきません。

容器の天井に脱落した恋矢がもう一個へばりついていました。



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