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逃去した?コガタスズメバチの巣
2014年9月下旬
コガタスズメバチ巣の定点観察#2014-6
軒下に営巣したコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)の巣を久しぶりに見に来ると、珍客がいました。
キアシナガバチ♀(Polistes rothneyi)が巣の外被に止まっていました。
時期的に新女王の可能性もありますが、ワーカー♀との違いが私には見分けられません。
巣口のすぐ横に堂々と居座っているのに、主のコガタスズメバチが巣から出てきて追い払ったりしません。
外被の大きさも全く成長していませんし、細かな穴も前回より増えています(破損?)。
やはり空き巣なのでしょう。
コガタスズメバチの巣内にキアシナガバチ♀が侵入したり巣材を再利用すれば面白いのにな…と内心期待したのですけど、何事もなくやがて飛び去りました。(映像なし)
廃巣になったと確信できたので、次回こそは巣を採集して巣盤を調べてみるつもりです。
つづく→シリーズ#7(最終回):廃巣の採集
2014年9月下旬
薄暗いスギ植林地の林床に咲いたオトコエシでイカリモンガ(Pterodecta felderi)が吸蜜していました。
少し飛んで隣の集合花に移動しました。
草刈りで茎の上部がカットされており、花の自然な全体像が分かりません。
何となく、ヒヨドリバナですかね?(それともフジバカマ?)
実は初めイカリモンガは群れで訪花していたのですけど、私が通りかかると殆どが飛んで逃げてしまいました。
先を急ぐ用事があったため、蛾が戻ってくるのを待つ余裕はありませんでした。
2014年8月下旬
里山の林道脇に生えたヌルデの灌木で訪花する昆虫(ニトベハラボソツリアブ?)を撮っていたら、キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が飛来しました。
吸蜜が目的なら花に着陸するはずですが、ゆっくりホバリング(停空飛翔)しながら獲物を探索していました。
映像の最後で、花に飛びついて何か獲物を狩ったようです。
引き続き肉団子作りを撮ろうとしたものの、残念ながら茂みに阻まれてアングルを確保できませんでした。