2015/01/12

モンスズメバチ♀の夜間飛行【暗視映像】



2014年9月中旬


▼前回の記事
涼しくても扇風行動を続けるモンスズメバチ♀の謎

モンスズメバチの巣の定点観察11

暗くなった夜でもクヌギ樹洞の巣に出入りするモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)ワーカー♀の飛翔シーンを暗視動画に撮りました。(時刻は18:18 pm)
昼間の撮影では見えなかったのですが、樹洞内に巣盤が少し見えました。

今夜から秘密兵器を投入します。
暗視動画を撮る際の補助照明として、赤外線LED36球の投光機を購入しました。
使ってみると細かいところまで考え抜かれており、さすがポラロイド社の製品だなーと感心し気に入りました。
夜のフィールドで従来よりも遠くまで明るく撮れるようになりました。


つづく→シリーズ#12:涼しい夜も巣口で扇風行動するモンスズメバチ♀【暗視映像】


アカショウマの花蜜を吸うジガバチの一種



2014年7月下旬

林道の道端に咲いたアカショウマの群落でジガバチの一種♀が訪花していました。
吸蜜を終えると花から葉に飛び降り、軽く身繕いしてから飛び去りました。

ジガバチの仲間を同定するには採集して標本を精査しないといけないのですが、捕獲のタイミングを逸して逃げられてしまいました。



『野草見分けのポイント図鑑』p156によれば、

アカショウマの小葉の基部はくさび形、トリアシショウマは心形。




ノシメトンボの連結打空産卵



2014年9月下旬

稲刈りが進行中の田んぼで、尾繋がりのトンボが飛びながら産卵していました。
黄金色の稲穂のすぐ上から連結打空産卵しています。
ハイスピード動画や同定用の写真を撮る前に♀♂ペアは飛び去り、見失ってしまいました。
映像を見る限り、おそらくノシメトンボSympetrum infuscatum)だと思います。
『ヤマケイポケットガイド18:水辺の昆虫』p152でノシメトンボの項目を参照すると、

♀♂が連結。挺水植物の生えているところで打空産卵
とあります。


水抜きされた田んぼに卵を産みつけても孵化できるのか、という疑問が湧きます。
調べてみると、本種は卵で越冬するらしい。
【参考サイト】:保存版 ノシメトンボの見分けと産卵によると、

春まで卵のままで越冬し、春先に水が田んぼに張られると孵化して幼虫になります。



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