ラベル 飲水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 飲水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016/10/27

コチャバネセセリ♂の吸い戻し(吸水と排尿)



2016年7月下旬

峠道の登り口で沢の水が流れ込んで常に路面が濡れている場所があります。
夏になるとここは蝶たちにとって格好の水場になるので、通りかかる度に何が来ているのか楽しみな観察スポットです。
道端の泥になっている部分は、もしかすると獣糞が少し混じっているのかもしれません。

まず初めに夏型のコチャバネセセリ♂(Thoressa varia)を紹介します。
ヒトの気配にかなり敏感で、すぐに飛んで逃げてしまいます。
おそらく同一個体が繰り返し水場に飛来していたので、私もかなりしつこく粘って吸水と吸い戻しの撮影に成功しました。
大量に飲んで排尿するだけなら夏のビアガーデンでヒトがよくやっていますね。
コチャバネセセリ♂はときどき腹部を前方に強く曲げて透明な液体を排泄していることが分かります。
泥や汚物に含まれるミネラル成分を摂取しているのですが、おしっこをかけて泥を溶かしながら吸水する行動がセセリチョウ科に特有の吸い戻しです。

濡れた路上を歩き回り朽木の欠片を見つけると、吸い戻しを開始。
再び少し歩いて、路上で吸水と排尿を続けます。



【追記】
『チョウのはなしI』p143によると、
セセリチョウ科の吸いもどし行動のことを述べておきます。これは、自分の排泄物そのもの、あるいは鳥獣糞に排泄物をのせて成分を溶解させて吸う行動です。その生理的な意味はまだよくわかりませんが、おそらくチッ素分の補給のためなのでしょう。






2016/09/11

畑の土で吸水するモンシロチョウ



2016年6月下旬

家庭菜園の畑で水を撒いた部分の湿った黒土にモンシロチョウPieris rapae)が止まっていました。
モンシロチョウのミネラル摂取は珍しい(初めて見る)!と思い、撮り始めました。
しかし撮影アングルを変えながら口元に注目しても、口吻を伸ばして土を舐めているようには見えません。
濡れた土が気化熱でひんやり涼しいだけかもしれません。
もし体温を冷やしたいのなら、日陰に飛んで行けば良いと思うのですけど…。

▼関連記事(3年後に土を舐める口吻をしっかり撮れました!)
畑の土を舐めてミネラル摂取するモンシロチョウ♂



2016/08/11

池の水を飲むドバト(野鳥)



2016年6月中旬・午前7:34

溜池の岸でカワラバト(=ドバト;Columba livia)が水を飲みに来ていました。
コンクリートで護岸された斜面を水際まで歩いて降りると、頭を下げて嘴を水面に付けたまま水を吸ってゴクゴク飲んでいます。
不思議なことに、この飲み方が可能なのは、鳥類ではハトの仲間だけです。
どうやら隠し撮りしている私のことを警戒しているようです。
鳩は水を少し飲んだだけで慌てたように斜面を登り返してクズの茂みの陰に隠れ、飛び去ってしまいました。
実は同様の飲水シーンを同じ日にもう一回見ているのですけど、撮り損ねました。

▼関連記事
川の水を飲むキジバト(野鳥)


【追記】
国松俊英『ハトの大研究―古代から人とともに生きてきた鳥』によると、

水道の水を(蛇口から)のむキジバト。ハトはほかの鳥とちがい、くちばしを水に入れたままのむことができる。 (口絵の写真より引用)
ハトは(中略)くちばしを鼻孔(はなのあな)まで水の中に入れ、頭をあげないで水をのむことができます。 (p11より引用)




2016/08/05

路上で吸水するイチモンジチョウ



2016年6月上旬

山裾にて正午過ぎ、沢の水で濡れている路上でイチモンジチョウLimenitis camilla)が水を飲みに来ていました。
翅を立てて(閉じて)吸水しています。
残念ながらすぐに飛び立ってしまいました。
映像の後半は1/4倍速のスローモーションでリプレイ。





2016/07/28

コベニスジヒメシャク?(蛾)の吸水



2016年6月上旬

山麓の道で沢の水が流れ込む濡れた路上に、おそらくコベニスジヒメシャクTimandra comptaria)またはその仲間と思われる蛾がペタリと止まっていました。
背面からでは肝心の口吻の状態が見えないのですが、水を飲んだりミネラルを摂取しに来たのでしょう。

本種成虫の口吻が退化しているかどうか、私は知りません。
もしその場合は解釈に困るのですが、打ち水したように気化熱で涼しい路面が気に入ったのでしょうか。





2016/07/26

濡れた路上で吸水するサカハチチョウ春型



2016年6月上旬

春型のサカハチチョウAraschnia burejana)が吸水していました。
場所は山道を登り始めた地点で、沢が流れこむため暗渠のすぐ横の路面がいつも濡れています。
午後の日光を浴び、翅を開閉しながら吸水しています。

翅が左右非対称に見えるのが気になりました(左>右)。
翅を広げる角度が左右違っているだけかと思いきや、前翅の翅頂が重なりません。
羽化不全個体だったり、もしかするとギナンドロモルフ(雌雄モザイク)だったりして…?
飛翔能力には影響ないようです。






2016/06/06

池の護岸で虫を捕食するハクセキレイ♀♂(野鳥)



2016年5月上旬

溜池のコンクリート護岸でハクセキレイMotacilla alba lugens)が虫を捕食しに通っていました。
水辺や階段で虫を捕食したり、飛びながら池の水面で水生昆虫をキャッチしたりしています。
遠くて獲物は見えませんが、トンボやアメンボ、カワゲラ等かな?
暴れるカワゲラ?を階段に何度も叩きつけてから飲み込みました。
何度も連続で捕食していますが、同じ日にここで観察したセグロセキレイ♂のように嘴に多数の獲物を貯めてから帰巣して雛に給餌するのではなく、自分のためにその場で食べていました。
ときどき岸から水面に嘴を付けて水を飲んだようです。

映像の前後半に登場する個体は背中が灰色なので♀、中盤(@0:52〜1:35)に登場する個体は背中が黒いので♂だと思います。

階段で逃げ惑う虫を素早く追いかけて捕食しています。
階段の下を覗きこんで虫を探すこともありました。
この階段の下面でほぼ毎年、営巣していたフタモンアシナガバチの巣が大きく育つ前にことごとく壊されて落胆したのですが、犯人(捕食者の正体)はハクセキレイやセグロセキレイなどの野鳥だったのかもしれません。
これだけ熱心に階段の下を覗き込んで虫を探索していれば、間違いなく蜂の巣も見つけたことでしょう。

▼関連記事:フタモンアシナガバチの営巣
リンク123
池から飛び去る時の鳴き声が、セグロセキレイとは異なりチチッ♪と澄んでいたのは図鑑に書いてある通りでした。


写真は全て♀

2016/05/28

池の護岸で虫を捕食するセグロセキレイ♂(野鳥)



2016年5月上旬

溜池のコンクリート護岸の階段でセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が虫を捕食しに通っていました。
よく見ると嘴に虫を何匹も咥えたまま走り回っています。
何度も連続で虫を捕らえ、嘴に獲物を貯めてから帰巣して雛にまとめて給餌するのでしょう。
自分のために捕食しているのであれば、嘴に獲物を貯めずにすぐ飲み込むはずです。
ときどき池の水面をかすめるように飛んでは岸の階段にすぐ戻ってくるのは、水生昆虫を見つけて捕らえたのでしょう。
また、岸から水面に嘴を付けて水を飲んだように見えましたが、もしかすると水面のアメンボなどを素早く捕食したのかもしれません。
本当の飲水行動なら嘴を水に浸した直後に上を向いて喉に水を流し込むはずですし、嘴に獲物を何匹も咥えたまま水を飲むのはとても難しそうです。

飛ぶときに発する鳴き声が確かにハクセキレイとは違い濁っていますね。
(近くでオオヨシキリやカルガモが喧しく鳴いています。)



2016/01/12

クロスズメバチ♀の吸水



2015年10月上旬

山麓の参道で沢から流れる水で濡れた轍にクロスズメバチの一種が来て水を飲んでいました。
飛ぶとハエのようなやや甲高い羽音を立てます。
背側しか見れなかったのですが、後胸部に2対の白紋があることからクロスズメバチ♀(Vespula flaviceps)または滅多に見かけないホンシュウキオビホオナガスズメバチ♀(Dolichovespula media sugare)でしょうか?
肝心の頭楯は見えませんでした。
ワーカー♀なのか新女王なのか微妙な時期です。
キオビホオナガスズメバチの女王蜂は黄色のはずなので除外。



2016/01/08

巣材集めの合間に吸水するヒメクモバチ♀



2015年9月下旬・午後13:56〜14:11

境界標に営巣したヒメクモバチの定点観察#4


ヒメクモバチ♀b(旧名ヒメベッコウ;Auplopus carbonarius)の採土場が分かったところで、次は水飲み場を突き止めようと思いました。

母蜂は2〜3回連続して境界標の根本から採土すると、必ずどこかに水を飲みに遠出することが分かりました。
泥巣から飛んで行く蜂を追いかけると、参道を約10m下った地点の草むらに着陸しました。
ここは里山から沢の水を排水する暗渠が参道を横切って埋設されています。
排水溝は枯れていて水は流れていないものの、苔などが生えていて湿っています。
蜂はドクダミの葉に付いた朝露を舐めていました。

飲水後に帰巣する蜂を追いかけても、いつも見失ってしまいます。
蜂よりも私の方が先に営巣地に着いてしまうのです。
水場から帰巣した蜂は必ず泥玉を咥えていることから、別の採土場に寄り道してきているに違いありません。
2回続けてほぼ同じ場所から吸水するシーンを観察できました。
水場の近くの参道沿いに境界標が2本並んでいて、それぞれに別のヒメクモバチ♀a,bが営巣しています。

ほぼ休みなく泥巣の閉鎖を続けてきた♀bが、やがて作業を止めてしまいました。
外出しても空荷で帰巣し、泥巣上で点検や身繕いを繰り返すだけになりました。
疲れて休んでいるのでしょうか?
働く時間帯が決まっているのかもしれません。
巣材の土は無尽蔵にありますけど、晴れて気温が上がると水場の朝露が蒸発してしまい、巣作りが出来無くなるのかもしれません。
(少し飛んでいけば川も流れていますし、水なら他の場所へ探しに行けば良さそうなものですが…。)
もし私が営巣地の近くに水場を作ってやったら蜂は利用してくれるでしょうか?
水を入れた皿を置いたり、近くの木の葉に霧吹きしたりしても、一度身についたルーチンワークの行動パターンは変わりそうもない気がします。
それでも、ヒメクモバチ♀の行動にどれぐらい融通性があるのか実験してみなければ分かりません。

育房の閉鎖が完了したのであれば、続けて隣に新しい育房を増設するはずです。
しかし蜂に動きが無いため、諦めてこの日の観察を打ち切りました。

つづく→#5:境界標の泥巣上で身繕いするヒメクモバチ♀a




【追記】
『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』第13章 清水晃「クモを狩るハチたち」を読んで驚いたのですが、中米コスタリカ産のヒメクモバチ属の一種Auplopus semialatusは原始的社会性の暮らしを送っているそうです。
そのような社会性の進化を考える上で、
巣づくりに先立って水を吸い、それを素のうに入れて巣場所まで運ぶ行動がきわめて重要になる。この行動こそが、自分が羽化した泥壺状の巣(母巣)の再利用を可能にすることは疑いの余地がない。つまり、母巣は水を用いてリフォームすることのできる親世代の貴重な遺産となるのである。羽化した♀たちは、この遺産を引き継ごうとして、羽化後も母巣にとどまろうとするだろう。〈散らばらなかった社会〉の出現である。クモバチ科では、水を利用した泥球づくりはヒメクモバチ属およびその近縁の属(ヒメクモバチ亜族)にのみ見られる。 (p286〜287より引用)

私も日本産のヒメクモバチで巣材の再利用を観察したことがあります。
当時は巣材を盗む労働寄生なのかと思っていました。

▼関連記事(7年前の撮影)

水溜りを飲む子ネコ【暗視映像】



2015年9月上旬・午後18:02

日没(17:56)の直後に水溜りで水を飲んでいる子ネコFelis silvestris catus)の後ろ姿を金網フェンス越しに隠し撮りしました。
小雨の降る夕暮れ時で薄暗いので、赤外線の暗視カメラで動画撮影。
(ヒトの肉眼でも未だ充分見える明るさですが、通常のカメラでは暗過ぎて無理な条件でした。)
途中で私の気配に気づいたのか子猫は振り返ると、人懐こくフェンスまで近寄って来ました。
最後はフェンスの下をくぐると車道を走って渡り、飼い主の家へ帰りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2015/12/31

水を飲むキイロスズメバチ♀



2015年9月下旬

林道を歩いていると目の前の地面からキイロスズメバチ♀(Vespa simillima xanthoptera)が飛び立ちました。
丁度そこは沢の水が流れ込み、林道の轍が濡れていました。
私が立ち止まって撮り始めるとその浅い水溜りに蜂が戻って来てくれました。
半開きにした翅を細かく震わせながら吸水しています。
水を飲み終えた蜂が飛び去りました。




2015/11/16

巣の冷却水を飲みに通うキアシナガバチ♀



2015年7月中旬・気温33.5℃、湿度45%

キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#3


植木鉢の下に敷く水皿(直径20cm)が外に放置され、雨水が溜まっています。
猛暑の昼下がり、その水を飲みにキアシナガバチPolistes rothneyi)のワーカー♀がせっせと通っていました。
帰巣する蜂を追いかけると、在巣の蜂は計6匹。
一番大型の創設女王と思われる♀が巣盤の天井で休息、身繕いしています。
吸水してきた蜂が紙製の巣盤に水を吐き戻してわざと濡らし、気化熱で巣を冷やそうとしています。
気温が高すぎると卵や蜂の子(幼虫)の発育に悪影響があるのでしょう。
ヒトが打ち水をするのと同じです。
風があるため不快指数はそれほどでもなく、体感で蒸し暑さはありませんでした。
営巣地は建物の北側なので、午後の苛烈な直射日光は射しません。
もし更に暑くなれば、次は散水と扇風行動を組み合わせるはずですが、それは見られませんでした。
ところで、巣を濡らしてもカビが生えたりしないのは何か工夫があるのでしょうか?

巣から僅か数メートル離れた位置にある水盤の横で待ち構えていると、おそらく同一個体の蜂がまた水を飲みに飛来しました。
皿の縁に止まると、水面まで降りて飲み始めます。
水中にはボウフラが浮いています。




トウカエデの葉の付き方は互生ではなく対生です。
樹皮が特徴的で縦に剥がれていきます。

つづく→#4:キアシナガバチ♀成虫間の栄養交換



2015/10/01

吸水中に排尿するキオビトビノメイガ(蛾)



2015年7月下旬

山間部の路上にキオビトビノメイガPyrausta mutuurai)が止まっていました。
よく見ると、沢の水で濡れた路面を伸ばした口吻の先で舐めていました。
驚いたことに、ときどき腹端から透明な尿を排泄しました。
吸水中に余剰水分を排尿する行動はクロアゲハの仲間ではよく見かけますが、蛾のおしっこを見るのはこれが初めてです。

▼関連記事
カラスアゲハ♂とクロアゲハ♀の吸水と排尿
ミヤマカラスアゲハ♂の吸水と排尿
ミヤマカラスアゲハ夏型♂の集団吸水 
ミヤマカラスアゲハ♂の吸水・排尿

水を大量に飲んで体を冷やし、ミネラルを効率的に摂取しているのでしょう。
触角を常に上下に動かしています。
最後は軽く飛んで少しだけ移動しました。



2015/09/23

水滴を飲むネコハエトリ♀(蜘蛛)



2015年7月下旬

ハエトリグモ類は飢餓耐性が強く飼育は容易ですが、水分補給が大切です。
飼育容器の蓋代わりに、観察しやすいよう透明なサランラップを輪ゴムでピンと張り、裏面に霧吹きしてやりました。
ネコハエトリCarrhotus xanthogramma)♀成体が住居網から出てくると早速、水滴を飲み始めました。
大小幾つかの水滴を次々に飲み干すと、最後はサランラップから滑落しました。(自分で跳び下りたのかも?)
満足したネコハエトリは住居網に戻りました。

※ YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。


2015/09/08

雨で濡れた巣から排水するキボシアシナガバチ♀



キボシアシナガバチ巣の定点観察@柳#6

2015年7月中旬

梅雨時に紙製の巣から排水する行動を観察したかったのですが、現場に付いた頃には雨が止んでしまいました。
柳(樹種不詳)の枝先に営巣したキボシアシナガバチPolistes nipponensis)の巣は、上に生い茂った枝葉に守られて雨が直接かかりません。

巣で育房を点検していた(おそらく創設女王と思われる)♀が口から水滴を一滴だけ排水しました。(@1:40)
直前の行動を振り返ると、黄色の繭キャップを舐めて巣に沁み込んだ雨水を吸い取っていたようです。

つづく→#7:誇示行動として巣上で羽ばたくキボシアシナガバチ♀


2015/07/08

池の水を飲むスズメ(野鳥)



2015年6月中旬

溜池の岸辺の階段で一羽のスズメPasser montanus)が物欲しそうにしているので、これはもしや…と予感がして望遠で撮り始めました。
すると案の定、おずおずと水を飲み始めました。

一番下の階段から水面を覗きこんでいます。
危険はないか調べつつ階段を横に移動。
階段の端まで来ると、ここなら目立たないと安心したように、スロープを降りて岸から水面に嘴を浸しました。
群れではなく単独行動のためか、かなり辺りを警戒しているようです。
上空を飛来したカラスに驚いて、飛んで逃げました。


スズメの飲水行動を観察できたのはこれが2回目です。
行動から意図や予兆を読み取るのが肝心だと分かってきました。

▼関連記事
川の水を飲むスズメの群れ(野鳥)

※ YouTubeの動画エディタで自動色調補正を施してあります。




2015/06/25

水溜りの水を飲むムクドリとカワラヒワの群れ♪(野鳥)



2015年6月上旬
▼前回の記事
水溜りで水浴するムクドリ(野鳥)の群れ♪【HD動画&ハイスピード動画】

しっかり撮ろうと三脚を立てて望遠レンズのカメラを固定したのですが、鳥の目からは丸見えなので、警戒されて水浴してくれなくなりました。

ムクドリSturnus cineraceus)とカワラヒワCarduelis sinica minor)の群れが浅い水溜りの岸から嘴を浸して水を飲んでいます。

群れで地上採食していたカワラヒワが飛び立ち、空中戦のように激しく追いかけっこしています。


つづく→巣立ち雛へ給餌するムクドリ♪(野鳥)

2015/06/23

水溜りで水浴するムクドリ(野鳥)の群れ♪【HD動画&ハイスピード動画】



2015年6月上旬

前日の雨で遊歩道にできた水溜りでムクドリSturnus cineraceus)の群れが騒がしく鳴きながら水浴びしていました。
浅い水溜りに身を屈めると、激しく羽ばたいて体に水を跳ね散らしています。
水浴というよりも泥浴びと呼ぶべきかもしれません。
水を飲んでいる個体もいます。
後半は(@1:19〜)240fpsのハイスピード動画に切り替えて、水浴の激しい動きを撮ってみました。
行水した後は激しく身震いして濡らした羽毛を水切りします。

群れが飛び去った直後に現場検証してみると、浅い水溜りでややドブ臭く、決してきれいな水質とは言えませんでした。
前日の雨とは打って変わり、この日は晴天で暑かったです。
少し前に現場の近くで測った気温は30℃でした。(アシナガバチが木陰の巣を冷やす扇風行動するほどの暑さ)



【追記】
宮崎学『水場 (森の写真動物記 2)』p8によると、
野鳥たちにとって水場は、水を飲むだけの場所ではありません。「水浴」といって、水たまりを風呂のようにもつかいます。(中略) そのためには、水たまりはふかくないほうがよく、小鳥の足の長さが3cmほどですから、水深は1~2cmくらいがちょうどよいのです。





2015/06/21

コアシナガバチ創設女王の吸水



2015年6月上旬

湿地帯の泥でコアシナガバチ♀(Polistes snelleni)が水を飲んでいました。
泥を啜るのではなく、もっとちゃんとした水溜りから飲めば良いと思うのですが、蜂にしてみれば何か理由があるのでしょう。(ミネラル補給?)
昨年、山道の轍でキアシナガバチ創設女王が水を飲んでいたのも湿った泥からでした。

▼関連記事
キアシナガバチ創設女王の吸水
時期的に恐らく単独営巣期の創設女王でしょう。
森林生物情報サイトによると、コアシナガバチの

営巣開始は5月頃。最初の働きバチは7月ころ出現
すぐに飛び立ってしまったので、最後は1/4倍速のスローモーションでリプレイして水増し。

実はキボシアシナガバチと迷いました。

キボシアシナガバチはコアシナガバチに似るが、第1腹節の黄色紋のほかに腹節には黄色班がないことで容易に区別できる(『ハチハンドブック』p66より)。




ランダムに記事を読む