2015/11/02

トリノフンダマシ(蜘蛛)卵嚢と隠れ家の♀



2015年8月下旬

トリノフンダマシ♀の定点観察#1


農地の用水路脇に生えたヤマグワの灌木でトリノフンダマシCyrtarachne bufo)の卵嚢を早朝の散歩中に見つけました。
球形の卵嚢が2個吊り下げられた近くを探してみると、予想通り桑の葉裏を隠れ家として♀が潜んでいました。
卵を食べる天敵が来たら♀はガードするのでしょうか?
同心円状の水平円網を夜に張るらしいのですが、既に取り壊さています。

この日は朝から台風が接近中で、強風のため撮影できなくなりました。
定点観察に通うことにしました。
台風が去るまでトリノフンダマシが居なくなりませんように!

▼関連記事(7年前!の同時期に撮影)
トリノフンダマシ♀(蜘蛛)と卵嚢


つづく→#2:トリノフンダマシ♀(蜘蛛)の造網準備(枠糸張り?)【暗視映像】


2015/11/01

キボシアシナガバチ古巣の虫喰い穴



キボシアシナガバチ巣の定点観察@柳#15

2015年8月中旬・午後20:02

前回からだいぶ間が空いて26日ぶりの観察になってしまいました。
キボシアシナガバチPolistes nipponensis)の巣は小さいままコロニーが解散していました。
在巣の蜂は一匹もおらず、もぬけの殻です。
動画を撮りながら柳の茂みをかき分けたら照明に驚いて逃げて飛び去った虫は、蜂ではなくガガンボです。
黄色の繭キャップは全て羽化済みでした。
少数ながらも新女王を産出したのかな?

巣盤をよく見ると育房の側面および天井部が何者かに食い荒らされているようです。
寄生蛾の幼虫に食害されたのか、寄生蜂が羽化した跡なのか、それともヒメスズメバチに襲撃されたのでしょうか?
古巣を採集して持ち帰りました。

つづく→#16:キボシアシナガバチの巣に寄生したトビスジアツバ♂(蛾)



夜のムラサキトビケラと美しい後翅


2015年8月下旬・深夜4:00頃

山麓にあるキャンプ場の灯火下でムラサキトビケラEubasilissa regina)を見つけました。
指で触れると逃げ回り、羽ばたいて少し飛びました。
飛翔力が弱いのは、気温が低いせいかもしれません。
最後に一時捕獲し、紫色の後翅に美しい黄色の帯があることを確認できました。
地味な前翅と対照的です。

前後半で別個体(2匹)を撮影。





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