2013/09/18

ヒレハリソウの花で盗蜜するクロマルハナバチ♀



2013年7月下旬

畦道の脇に咲いたヒレハリソウ(別名コンフリー)の群落にクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
未だ蕾が多く咲きかけの花でしたが、2匹以上の個体が花から花へと忙しなく飛び回っていました。

採餌行動をよく観察すると、正当訪花するのではなく花の根元を外側から噛み切って蜜腺を直接舐めていました。
これはまさに穿孔盗蜜と呼ばれる行動です。
後脚の花粉籠は空荷で、確かに花の受粉には関与していないことが分かります。
花にしてみれば困った話ですけど、狭い花筒の奥まで潜り込めず舌も短いクロマルハナバチは正当訪花しても吸蜜できないので、コロニーを養うためには仕方がありません。

蜂が飛び去った後の花には盗蜜痕の穴が開いていました。
思い返してみると、昔から似た様な傷跡をコンフリーの花によく見かけていた気がします。

クロマルハナバチの盗蜜行動を自分で動画に撮れたのはこれが2例目になります。

関連記事→「ヘクソカズラの花で盗蜜するクロマルハナバチ♀
こうして少しずつ事例を撮り貯めれば、どのような形状の花にハナバチが盗蜜するのか傾向が見えてくるでしょう。

余談になりますが、一昔前は食べられる野草として、庭に生えたコンフリーの葉で天麩羅を作って食したものでした。
子供は遊びながらのおやつと称してコンフリーの花を抜き取り根元の花蜜を吸っていました。
ところが近年になってヒレハリソウはアルカロイドを含む有毒植物であると判明しました。
確かにコンフリーの花の甘い蜜を夢中になってたくさん吸っていると喉の奥がイガイガ・チクチクしてくるので、いつも程々のところで止めた記憶があります。

「嘘付いたら針千本飲ます」とはこんな感じなのかと子供心に強い印象が残っています。
蜂はヒレハリソウで吸蜜しても平気なようですが、汚染されたハチミツを多量に摂取したヒトの中毒事故もあり得るらしい。
参考:食品安全情報PDF





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