2024/04/22

旧営巣地の巣穴に独り逃げ込んで周囲を警戒・籠城するニホンアナグマの幼獣【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年8月上旬・午後19:25・気温26℃ 

夜の旧営巣地に単独で戻ってきたニホンアナグマMeles anakuma)の幼獣が辺りを警戒しながら巣穴Lの奥に潜り込みました。 
しばらくすると、巣口Lから顔をひょっこり外に出しました。 
ところが、すぐにまた奥に引っ込みました。 
顔だけ何度も巣口Lから出し入れして、周囲の様子を伺っています。 
最後の最後にも目だけ巣口Lに現れました。 


【考察】 
この幼獣個体は、外敵の接近をひどく恐れていると言うよりも、兄弟姉妹と隠れんぼをして遊んでいるのではないか?という気がします。 
鬼役の追手が来るのを巣口Lで待ち構えているのではないでしょうか? 
あるいは例によって、独り遊びが好きな幼獣個体なのかもしれません。 
架空の敵と追いかけっこや隠れんぼをしているのかな? 
この後につながりのある出来事が何も撮れておらず、真相は藪の中です。 
問題は、幼獣4頭の個体識別が私にはできないということです。


オレガノの花蜜を吸い飛び回る夏型のキタテハ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年7月中旬・午前11:55:頃・晴れ 

民家の裏庭の花壇に咲いたオレガノ(別名ハナハッカ)の群落で夏型のキタテハ♀(Polygonia c-aureum)が訪花していました。 
翅をときどき開閉しながら吸蜜しています。 

風が強く吹いて虫撮りには最悪のコンディションでしたが、240-fpsのハイスピード動画に切り替えて撮ると、風揺れが気にならなくなります。(@0:19〜)。 
というか、ハイスピード動画モードに切り替えた途端に風が静かに収まってしまいました。(まさにマーフィーの法則) 
隣のオレガノ花序でハナバチの一種♀が歩き回りながら採餌していますが、キタテハには干渉しませんでした。 
キタテハも最後に力強く羽ばたいて飛び去りました。 


【アフィリエイト】 

2024/04/21

昼のスギ林で倒木を高速道路(獣道)として利用するニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2023年8月上旬 

シーン1:8/4・午後12:07(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
スギ防風林で左の立木と右の倒木に挟まれた所にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の黒々とした溜め糞phがこんもり残されています。 
林床にはシダ植物が繁茂しています。 


シーン2:8/7・午前6:45頃・日の出時刻は午前4:44(@0:04〜) 
朝日が射す早朝のスギ防風林にニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れがやって来ました。 
こんな平地のスギ林を遊動する群れがいるとは驚きです。
奥からスギ倒木の上を伝い歩いてきた先頭の成獣が立ち止まっていました。 
カメラをちらっと見上げてから、手前に遊動します。 
後続の個体は、若い2頭の子ザルでした。 
倒木横のタヌキ溜め糞場phをちらっと見るだけで、通り過ぎました。 

猿の姿は見えなくなったのに、急に激しい物音がしてトレイルカメラが少し動きました。 
トレイルカメラを固定したスギの幹に登って、カメラを調べに来たのかな? 
幸い、カメラを壊されずに済みました。 

次は4頭目の子ザルが倒木上を奥から手前に全速力で駆け抜けました。 

最後に登場した個体(5頭目)は黒い首輪を装着していました。 
GPSやテレメトリー調査用の電波発振器が取り付けられているようです。 
スギ倒木上をノシノシと歩いてきます。 

ニホンザルの群れも昼間のスギ林で真っ直ぐな倒木を高速道路(獣道)として利用していることが分かりました。 
スギの落葉落枝が散乱する不整地の林床を歩くよりも、倒木を伝い歩く方がよほど歩きやすく、近道なのでしょう。
まるで川に架けられた丸木橋のように、陸地でも倒木の上を伝い歩いています。 
群れで遊動するニホンザルは先行する個体の後について歩く傾向があるので、子ザルも真似して倒木の上を歩くようになるのかもしれません。



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

ランダムに記事を読む