2022/10/07

川沿いの獣道をミミズが深夜徘徊【トレイルカメラ:暗視映像:10倍速】

 

2022年7月中旬・午後23:27 

コンクリート・ブロックが敷き詰められた川沿いの護岸を監視しているトレイルカメラ(自動撮影カメラ)に意外な珍客が写っていました。 
真夜中に大きな(太い)ミミズの一種が右から左へ(川沿いを上流へ)蠕動運動でゆっくり移動していました。 
初めは10倍速の早回し映像をご覧ください。 
※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 
続けて等倍速でリプレイ(@0:12〜)。 
雑草に隠れてミミズの全身がなかなか見えません。 

ミミズは変温動物のはずなのに、どうしてトレイルカメラが熱源を動体検知して起動したのか不明です。 
野ネズミなどの恒温動物が走り去った後に一拍遅れて起動したカメラにたまたまミミズが写っただけだと思います。 
サーモグラフィカメラでミミズの蠕動運動を撮れば、実は発熱していると分かるかもしれません。 

ここは様々な野生動物が夜な夜な往来する獣道になっています。 
夜行性のタヌキやハクビシンが常に頭を下げて地面の匂いを嗅ぎながらパトロールしていますから、ミミズを見つけたら捕食しているはずです。 
ニホンアナグマはミミズが大好物らしいのですが、ここではトレイルカメラに写ったことはありません。 

【参考資料】 
・『谷戸山里山四季だより2001年3月号』PDF
タヌキは典型的な雑食性でネズミやカエル、ミミズ等の小動物やドングリ等の木の 実、野菜、人の出した残飯等の生ゴミも食べます。
・『ハクビシンの生態と対策』PDF
食性:果実が中心の雑食性で、果実の他に昆虫類、ミミズ、小魚、トカゲ、ネズミなどを捕食します。
・『熊について』2007.9.21 大友純平 PDF
 ツキノワグマの主な食べ物は、「山菜」「コナラ・ブナやクリなど木の実」「アケビや柿などの果樹」「カエルやミミズ」「アリ・ハチやカブトムシの幼虫などの昆虫」、動物やその死がいも食べますが、生きた動物を捕まえて食べることよりも植物に重点を置いた食生活です。

クルマバナの花で摂食するセマダラコガネ

 

2022年7月中旬・午前11:30頃・晴れ 

農村部の休耕地に咲いたクルマバナの群落でセマダラコガネAnomala orientalis)が訪花していました。
同じ株のクルマバナに2匹のセマダラコガネが上下に別れ、花蜜や花粉を食べているようです。

触角の先端部が見えた左の個体は♂と分かりました。

2022/10/06

川沿いの護岸で夜に下草を食べる夏毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 川沿いの護岸を夜に駆ける夏毛のニホンノウサギ【暗視映像:トレイルカメラ】

2022年7月中旬・午後19:38 

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)で監視している川沿いの獣道で夜に夏毛のニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が現れました。 
冒頭からコンクリート護岸の右上隅に座り込んで、下草を採食しているようです。(採食メニュー不明) 
ノウサギの採食シーンは初見で嬉しかったのですけど、肝心の口元が画角の外で残念無念。 
コンクリート・ブロックの隙間から生えた雑草の匂いを嗅いでいるだけかもしれません。 
そのままピョンと右へ跳んで川沿いを下流へ立ち去りました。
今思うと、現場でノウサギによる食痕の有無を探してみれば良かったですね。 

短い登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。



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