2016/09/13

ユリズイセン(橙色)の花で採餌するトラマルハナバチ♀



2016年6月下旬

農村部の花壇に咲いたユリズイセン(=アルストロメリア)の群落でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
トラマルハナバチは舌が長いので、花筒に対して常に正当訪花しています。
しかしユリズイセンの雄しべが長いため、蜂の体にオレンジ色の葯が触れることはあまり無さそうです。
案の定、後脚の花粉籠はほとんど空荷でした。

ユリズイセンとトラマルハナバチの組み合わせは過去に撮っていますけど、オレンジ色の花の品種に訪花するのは初見です。
お馴染みのピンクの花の株も隣に咲いているのに、蜂は見向きもしませんでした。
単にパッチ面積の問題かもしれませんが、品種によって蜜量が異なる(オレンジ>ピンク)のですかね?
複数個体を撮影。



2016/09/12

シナノキ樹上で採食するニホンザル



2016年6月下旬

山間部の道端の斜面で雑木林の樹上に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)を見つけました。
白っぽい毛皮(夏毛?)の若い個体でした。
枝を手繰り寄せて何か採食したようですが、メニューはよく分かりませんでした。
樹種はおそらくシナノキで、実がなっている他、葉を巻いた揺籃のような虫の巣がぶら下がっています。
私がカメラで撮っていることに気づくと、猿はしばらく見下ろしていましたが、枝を引き返して茂みに隠れました。

私が少し横にずれてから撮影を再開。
猿は枝に腰掛けて体を掻くと、自分で毛皮から蚤取りを始めました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



キアゲハの求愛飛翔



2016年6月下旬

ムシトリナデシコの咲いた花壇でキアゲハPapilio machaon hippocrates)の吸蜜シーンを撮っていたら、もう一頭が飛来して激しい乱舞を始めました。
結局、交尾には至らず、すぐに別れてしまいました。
性別が見分けられないのですけど、♂の求愛を♀が拒否したのか、あるいは♂同士で誤認求愛したのかもしれません。


【追記】
渡辺守『チョウの生態「学」始末』という本を読んで初めて知ったのですが、キアゲハの♀はチョウにしては珍しく複数♂との多回交尾をせず平均交尾回数は1回なのだそうです。


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