2016/05/20

杉林に響くフクロウ(野鳥)の鳴き声♪



2016年4月下旬・午後18:42

日が暮れてから山裾の杉林の樹冠の辺りからフクロウStrix uralensis)の鳴き声が断続的に反響して聞こえてきました。
どこにいるのか姿は見えませんが、鳴き声だけでも動画で録音してみます。
ちなみに、この日の日の入り時刻は午後18:26、撮影直後に測定した空の照度は2ルクスでした。
この杉林のどこかで営巣していたら嬉しいなー。

鳴き声だけでフクロウ(Strix uralensis)と決めつけるのは危険ですかね?
フクロウの鳴き声を声紋解析してみる?



【追記】
後澤正知『初夏の使者アオバズク』によると、(『雪国上越の鳥を見つめて』p66-68より抜粋して引用)
・アオバズクが上越地方に渡ってくるのは4月下旬です。最初は♂が飛来します。日が沈みあたりが暗くなる頃、♂は境内にある木の高い所に止まって「ホッホー、ホッホー」と二声ずつの高い音色の鳴き声で、♀を呼ぶようになります。 
・アオバズクが活動を始めるのは、日没が過ぎ、あたりが暗くなる頃からです。(中略)求愛給餌の餌はコウモリがほとんどです。 
・アオバズクの(雛の)餌は主に昆虫
今回私が聞いた鳴き声がアオバズクと決めつけるには早計なのになぜこの記述(下線部)に注目したかというと、撮影地点の近くにコウモリが出入りする昼塒があるからです。
もしかすると、コウモリとフクロウの空中戦が夜な夜な繰り広げられているかと想像すると興奮します。


ヤナギハムシ♀♂の交尾



2016年5月上旬

湿地帯に生えた柳の灌木で交尾中のヤナギハムシChrysomela vigintipunctata)の♀♂を発見。
若葉の葉柄に止まっています。
そのままでは撮影アングルがうまく確保できなかったので、 左手で持った枝を回すようにして背側と側面を接写しました。
意外にも逃げず交尾を続けてくれて、交尾器の結合も確認できました。




2016/05/19

餌を運ぶミソサザイ(野鳥)



2016年4月下旬

渓流沿いのスギ倒木にミソサザイTroglodytes troglodytes)が乗っていました。
映像の冒頭、後ろ姿でポトリと排便。
嘴に何か虫を数匹咥えていますね。
自分で食べるのであれば直ちに捕食するはずですから、誰かに給餌するのでしょう。
ミソサザイが求愛給餌する習性は聞いたことがありません。
親鳥が雛に給餌するために川虫を捕っていたと考えられます。
本種の産卵期は5~8月らしいのですけど、今年は暖冬の影響で少し早まったのかな?
最後はどこかへ(巣へ?)飛び去りました。

鳴き声は聞き取れませんでした。
横を流れる渓流の水音でかき消されたのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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