2015/12/08

ニホンザル子猿の樹上採食と路上の♀



2015年9月中旬

山間部の峠道で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れ.

道端の斜面の灌木の茂みで子猿が何かを採食しています。
手前にノブドウ?の実が見えますけど、これがメニューかどうか不明です。
アケビの実の可能性もありそうです。

そのまま撮り続ければよかったのですが、カメラを右下にパンすると♀成獣が路上に座っていました。
メスザルを見て、これほど美人で色っぽいと思ったのは初めてです。
こちらを気にしながら体を掻き、最後は茂みに逃げ込みました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



カシノシマメイガの飛翔【蛾:ハイスピード動画】



2015年9月中旬

カシノシマメイガの飼育記録#1


車庫になぜかカシノシマメイガ♀(Pyralis farinalis)をよく見かけるようになりました。
貯穀害虫として有名ですから室内にどこか発生源があるのか、それとも外から迷い込んで来るのか、不明です。
同じく貯穀害虫であるノシメマダラメイガを飼育してみて非常に面白かったので、カシノシマメイガも飼ってみることにしました。
車庫の天井で静止している(コーリング?)個体を見つける度に捕獲して、計6頭を容器に閉じ込めました。(1頭は死んでるかも)
産卵基質(幼虫の餌)として、ありあわせの白米、黒胡麻、およびピーナッツチョコを投入しました。
(実はノシメマダラメイガとは異なり、これだけでカシノシマメイガは飼えないことが後に判明します。)

円筒形のプラスチック容器内で成虫が飛び回るシーンを240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
容器にしつこく振動を与えて飛び立たせました。
互いにぶつかり合う連鎖反応で飛び回ります。

つづく→カシノシマメイガ♀(蛾)の海老反り姿勢




2015/12/07

カケス(野鳥)の警戒声♪を気にする野生ニホンザル



2015年9月中旬

山間部の峠道で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れの中に、黒い首輪を装着した♂成獣を見つけました。
テレメトリー調査や害獣対策のために、小型の電波発信器やGPSで位置を追跡しているのでしょう。
発達した睾丸と顔が紅潮しているので、そろそろ発情期のようです。

樹上で何かを採食しましたが、メニューは不明です。

いつの間にかこの首輪♂は路上に降りて来たようです。
私の背後の何かに警戒して2本足で起立すると、道端のガードレールに登りました。

右上の森からカケスGarrulus glandarius)がジェージェー♪と耳障りな警戒声を発し始めると、サルたちは明らかにこれに反応して何事かと気にしているようです(周囲の危険の有無をチェック)。
全く異なる生物なのに警戒声だということを認識して、利用しているのは流石です。
一体何に対して警戒しているのか振り返ってみたい衝動を抑えて私は撮影を続けました。
(カケスは私の存在を気にして騒いでいるのだろうと、なんとなく思いました。)

この首輪♂は、遊動する群れの殿しんがりを最後まで務めていました。
尾をピンと上げて堂々と歩き回る風情は貫禄があり、素人目にはボス猿と呼びたくなります。
しかし、現在のサル学の知見ではニホンザルの群れにいわゆるボスらしい振る舞いをする猿(統率者)は居ないことになっています。



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