2015/04/14

倒木で寄主を探索するキスジクチキヒメバチ?♀



2014年6月下旬

里山(雑木林)の山道に転がっていた倒木で、長い産卵管を有する寄生蜂(ヒメバチ科?)を見つけました。
朽ちた倒木の表面を触角で探りつつ歩き回っているので、おそらく寄主探索行動でしょう。
長い産卵管を突き立てて産卵するシーンを期待したのですが、空振りに終わりました。
後半、不意に飛び立つもホバリングしてから元の倒木に戻りました。
少し休息しただけで飛び去ってしまい、採集の機会を逸しました。

うろ覚えの記憶から現場ではキアシオナガトガリヒメバチ♀(Acroricnus ambulator ambulator)かと思ったのですが、『ハチハンドブック』の写真と見比べた限りではキスジクチキヒメバチ♀(Cnastis vulgaris)と似ている気がしました。(ヒメバチの掲載種数が少ない上に、私の写真は動画のスナップショットしか無くてやや不鮮明なので、あてになりません)
だとすれば、寄主はカミキリムシの幼虫なのだそうです。



屋根の雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】



2015年3月上旬

川沿いに建つ民家の屋根で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が積もった雪を頻りに食べているようです。
下から見上げる撮影アングルでは、肝心のカラスの口元が屋根の雪に隠れて見えません。
この個体は直前には橋の下に佇んで居ました。(編集で映像をカット)
空荷で屋根に降り立ったのを見ているので、何か足元に掴んでいる餌を屋根の上で食べているのではありません。
頭を上下しているのは雪を掘って食べているのでしょう。
左の個体が飛び立つ前に嘴で雪を左右に掻き分けるように掘って嘴を掃除しました。
(そのついでに雪を食べた?)
雪国の住人にとって屋根の雪下ろしは重労働ですから、カラスが食べてくれるのなら大歓迎でしょう。
「もっと食え! たんと食え!」

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雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】



2015/04/13

オオフタオビドロバチ♀の採土を邪魔するアリ【HD動画&ハイスピード動画】



2014年7月下旬
▼前回の記事
巣材を採土するオオフタオビドロバチ♀

低山の山頂広場にオオフタオビドロバチ♀(Anterhynchium flavomarginatum)が巣材集めにせっせと通っていました。
採土ポイントは毎回変わり、飛来した蜂は忙しなく移動しながらあちこちで試掘して回ります。
土質が気に入ると大顎で掘った赤土を丸めて泥玉を作り、帰巣します。

オオフタオビドロバチ♀が泥玉作りに熱中している間に通りすがりのクロアリ(種名不詳)に脚や腹部を噛まれ、蜂が飛んで逃げ出すことがありました。
アリとの対決を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:06〜)
採土作業を中断させられた蜂はしばらくホバリング(停空飛翔)してからそのまま巣材を抱えて帰巣しました。
体格では圧倒的に勝るのに、オオフタオビドロバチがお邪魔虫のアリに怒って反撃することはありませんでした。


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