2014年10月下旬
里山の雑木林で山道を塞ぐ倒木に赤褐色のキノコが群生していました。
指で触れると粘液のぬめりがありました。
キノコに疎い私ですが、これはナメコの幼菌ですよね?
いつかキノコが育つ様子を微速度撮影してみたいのですが、野外では照明機材が要りそうです。
せっかくなのでナメコを採集すればよかったですね。
後日再訪したら誰かに根こそぎ採られていました。
昔毒キノコに当たって酷い目に遭ったことがあるので、素人判断で食べる気になれません…。
『ヤマケイポケットガイド15:きのこ』で「ナメコ」を調べると(p152-153)、
完全に傘を開いた野生の成菌を見ると、あまりの違いにびっくりする。
傘の粘液は生長すると失われ、色も淡色になる。
北日本に多い。
2014年10月上旬
農家の花壇に咲いた紫色の菊の花でオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が吸蜜していました。
頭楯が白いので雄蜂です。
近くで♀も訪花していましたが、交尾行動などは見られませんでした。
ところで、このキク科の花は食用菊ですかね?
それとも観賞用の品種ですか?
群落全体を見ても枯れかけた花ばかりで分かりにくいのですが、細い花弁は紫色です。
園芸種の植物にはまるで疎いので、ご存知の方はお知らせ下さい。
山形県で生産される紫色の食用菊には「もってのほか」という品種が有名ですけど、花の中心部の色が違いますね…。
仮に食用菊だとして、その学名を調べるのに非常に苦労しました。
Chrysanthemum morifoliumで良いのかな?
菊の品種を学名で表記する習慣が無いのでしょうか?
2014年10月下旬
里山の雑木林で野生ニホンカモシカ(Capricornis crispus)と遭遇しました。
私が斜面を静かに登っていると、向こうが先に気づいた模様。
カモシカの方が斜面のやや上に位置しており、こちらを真っ直ぐに見つめています。
角の根元の角輪が目立つものの、角自体は細いようです。
耳介に個体識別できそうな特徴はありませんでした。
長いにらめっこの末に根負けしたようにカモシカが先に視線を外しました。
体の向きを変え、左半身を見せつつ歩き去り始めました。(@1:50)
木立の陰(死角)に入った所で立ち止まり、フシュ♪と威嚇の鼻息を鋭く発しました。(@1:57)
私が横に少し動いて全身像を映像に収めると、連続して鼻息で威嚇してきます。
やがて腹立たしそうに鼻息威嚇を続けながら逃走開始。(@2:13)
斜面を駆け下り、森の奥へ姿を消しました。
その後もしばらく、鼻息威嚇の音が響いてきました。
贅沢な話ですが、カモシカと遭遇しても一連の行動が毎度毎度ワンパターンであまり面白くありません。
鼻息を真似してこちらもシュッ♪と鋭い歯擦音を発してみると、しばらく鳴き交わしの応酬になりました。(映像なし)
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