2015/01/27

野菊の花蜜を吸うヒメアカタテハ



2014年10月上旬

山間部の道端に咲いた野菊(種名不詳)の群落でヒメアカタテハVanessa cardui)が訪花していました。
半開きにした翅を軽く開閉しながら、伸ばした口吻で吸蜜しています。
他にもハナアブ類が多数飛び回っています。




2015/01/26

ヒマワリの種子を口移しで給餌♪するカワラヒワ(野鳥)の親子?



2014年10月上旬


▼前回の記事
ヒマワリの花から種子を啄むカワラヒワ(野鳥)

民家の庭で枯れたヒマワリの花から種子を採食するカワラヒワCarduelis sinica minor)の群れを撮っていると、気になる行動が見られました。
花の上で餌をねだる個体はなぜ自力で採食しないのでしょう?
翼を羽ばたかせながらヒヨヒヨヒヨ♪と甘えるような鳴き声を発しています。(通常の鳴き方とは異なります。)
もはや繁殖期ではないので、つがいの♂から♀への求愛給餌ではないと思います。
おそらく巣立ち雛が親鳥に餌をねだっているのでしょう。
幼鳥なのか成鳥♀なのか私には外見で見分けられません。
『森の野鳥観察図鑑:鳥のおもしろ私生活』p78によると、

(カワラヒワは)♂の方が緑色味・黄色味が強い。



ヒマワリの花や葉はすっかり枯れており、大量の種子がぎっしり詰まった重みで大きな花は下を向いています。
採食中のカワラヒワは花の縁から逆さまにぶら下がるアクロバティックな体勢で種子を啄んでいます。
花の外側から種子を採食していくので、もはや花の中央部しか種子は残っていません。
したがって次第に採食が難しくなり、経験が必要だったり若鳥は小さくて嘴が届かないのかもしれません。
(最終段階ではホバリングしながら採食するのかな?)
しかし2羽の体長は同じぐらいに見えます。
もし仮に若鳥?が自力で採食可能なように、ヒマワリの花を切り落とし上向きにひっくり返して置いたとしても、同様の給餌行動は見られるのでしょうか?

実際に口移しで給餌を受けているのかどうか非常に気になるのですが、後ろ姿のためなかなか見せてくれません。
「頼む!こっちを向いてくれ〜!」と念じて待つと、願いが通じたのか、なんとか決定的瞬間が撮れました。
やったね!

※ YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。

▼関連記事
カワラヒワ(野鳥)の求愛給餌?/巣立ち雛への給餌?

給餌をねだる鳴き声を声紋解析してみる

秋風でザワザワなびく草の音がある上に、すぐ横が交通量の多い車道なので、ノイズ(騒音)が酷いです。
それでもなんとかノイズの少ない部分を3箇所切り出してスペクトログラムを描いてみました。
ちなみに外付けマイクを忘れたので、カメラ内蔵のマイクで録音したものです。




クスサン(蛾)は離陸前に準備運動が必要【暗視動画】



2014年10月上旬

山麓のキャンプ場で深夜未明に(4:01 am)クスサン♂(Saturnia japonica japonica)がログハウスの外壁に止まっていました。
後翅の眼状紋で威嚇する行動を赤外線の暗視動画に撮ろうとして指で触れたら、翅を広げた瞬間に落下しました。
しつこく刺激すると羽ばたいて暴れるも飛び立つ力がありません。
胸部の飛翔筋を激しく震わせて体温を上げてからでないと、体重の重いクスサンは飛び立てないのです。(準備運動が必要。)
捕食者に襲われてもすぐに飛んで逃げることが生理的に不可能なため、眼状紋による威嚇で自衛してなんとか時間を稼ぐしかないのでしょう。
すぐには飛べないため眼状紋による威嚇を発達させたのか、それとも逆に、眼状紋による自衛が有効であったために大型化が進んだのか、どちらですかね?

途中からビデオカメラを赤外線LEDから白色LEDの照明による通常撮影モードに切り替えました。(蛾の翅の色が分かるようになります)
ようやく離陸すると、蛍光灯に向かってまっしぐらに飛んで行きました。(走光性
バサバサと羽音を立てて灯火の周りを飛び回ります。
温度計を忘れたので、気温は不明です。


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