2014/10/15

渓流沿いの樹上に作られた鳥の巣(野鳥)



2014年7月下旬

渓流沿いに細い細い山道を登っていると、横に生えた灌木の枝の股の部分に鳥の巣を発見。
驚いて飛び立った親鳥が茂みに隠れてチリリ、チリリ♪と繰り返し鳴き続けています。
警戒声はすれども姿が見つけられません。
声紋解析してみたいところですが、渓流の水音が邪魔ですね。
親鳥を刺激しないように、巣の中の様子を調べるのを我慢して立ち去りました。

という訳で、何という種類の野鳥が作った巣なのか分からず仕舞いでした。
ちなみにこの渓流でこれまで撮影している野鳥は、ミソサザイクロツグミキセキレイです。

大阪市立自然史博物館が公開している日本鳥の巣図鑑サイトで上記三種の巣を調べてみたものの、どれも特徴にいまいち決め手を欠きました。


これ以外の種類の鳥が作った巣なのですかね?
分かる方がいらっしゃいましたらぜひ教えて下さい。


フラッシュを焚くと印象が変わります。
フラッシュを焚くと印象が変わります。

営巣中の野鳥の巣を初めて見つけたというのに、残念ながら忙しくて定点観察に通うことは出来ませんでした。
3週間後の8月中旬、さすがにそろそろ雛が巣立っただろうと判断して台風が直撃する前に巣を採集しに行きました。

この日は巣の近くで親鳥の気配を全く感じませんでした。
木の葉の形から判断して、営巣樹はミズキですかね?
地上から巣までの高さは約190cm。
巣材は細い木の枝や蔓、枯草などでした。

巣の中は空っぽでした。
(もしかすると未完成の巣だったりして…?)


採集容器のサイズは18×13.3cm。

ミズナラの樹液を吸うルリタテハ



2014年8月上旬

里山の雑木林でミズナラの幹から滲み出る樹液をルリタテハKaniska canace no-japonicum)が舐めていました。
吸汁しながら翅を開閉するのは、群がるクロアリ(種名不詳)を牽制するためでしょうか。




2014/10/14

タケニグサの花で争うシロテンハナムグリ



2014年7月下旬

用水路沿いに背高く生えたタケニグサの群落でシロテンハナムグリProtaetia orientalis submarumorea)が食事のため花に集まっています。
そのうちの2匹が出会い頭に頭を突き合わせて闘争を始めました。
交尾に移行しないので、同性の喧嘩だと思います。
性別を知りたいところですが、私には外見で見分けられません。

喧嘩の初めは脚で蹴飛ばし合い、次第にヒートアップすると頭突きで押し相撲になります。
勝負の決着が付くと敗者は引き返し、茎を登って逃げて行きました。
互いに少し離れるだけで平和に食事ができるのに…。
手前には更に別個体も訪花中です。
食料は豊富にありそうなのに喧嘩で体力を消耗するのは無駄な気がするのですけど、場所によって食料としての質に差があるのでしょうか?
それとも餌場で♀を待ち構える♂同士が争っているのですかね?


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