2013/09/20

タケニグサの花で振動集粉するオオマルハナバチ♀



2013年7月下旬

里山の雑木林で人の背丈よりも高く育ったタケニグサオオマルハナバチ((Bombus hypocrita)のワーカー♀が多数訪花していました。
後脚の花粉籠に白く大きな花粉団子を付けて運んでいます。
耳を澄ますとオオマルハナバチが花に止まる度に振動集粉を行っている甲高い音が聞こえます。
花に止まって後脚を擦り合わせている個体もいます。
たとえ蜂の姿が見えなくとも、振動集紛の甲高い音が聞こえればマルハナバチが近くで訪花していると分かります。

振動集紛の音を声紋解析してみたいのですが、背景でセミやら野鳥やらが絶え間なく鳴いているためピンクノイズが多くて駄目ですね。
こういうときは集音マイクを使えば改善するのでしょうか。
飛んでいる羽音と周波数を比較してみるとか、マルハナバチの種間で声紋を比べてみれば面白いかもしれません。





マルハナバチに擬態したフタガタハラブトハナアブ♀がリョウブを訪花



2013年7月下旬

里山に咲いたリョウブフタガタハラブトハナアブ♀(Mallota dimorpha)が訪花していました。
吸蜜しながら身繕いしています。
マルハナバチにベーツ擬態しているらしいのですが、この日の山行でリョウブの花で見たマルハナバチはトラマルハナバチだけでした。
擬態のモデルになったと思われるレモン色のコマルハナバチ♂などは見ていません。

ここで疑問が生じます。

  1. 同時期に同じ地域で擬態者とモデルが共存していないのなら、鳥などの捕食者が「痛い目に会う」学習機会が無いのでは?
  2. 毒針を持たず刺さないコマルハナバチ♂に擬態したところで捕食者に忌避効果を生じないのでは?



2013/09/19

リョウブに訪花吸蜜するトラマルハナバチ♀



2013年7月下旬

林道沿いに生えたリョウブの潅木でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠には白い花粉団子を付けています。
吸蜜のついでに振動集粉を行っている甲高い音が聞こえたように思ったのですが、少し遠くて録音されていません。
複数個体を撮影。




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