2013/06/20

ホバリングから獲物を狩るチョウゲンボウ(野鳥)



2013年5月下旬

休耕田の上空でホバリング(停空飛翔)している鳥を見つけて撮り始めました。
ヒバリにしては大きな鳥です。
ホバリングの高度は電線とほぼ同じで、それほど高くありません。
急降下すると地上の畦で何か獲物を捕らえたようです。
鉤爪で獲物を掴むと低空飛行で少し移動し、畦道で食事を始めました。
残念ながら生い茂った草に潜れて姿を見失ってしまいました。
この独特の狩り行動はチョウゲンボウFalco tinnunculus)でしょうか。
(遠いので、姿形からチョウゲンボウと同定できた訳ではありません。ノスリの可能性は?※)



猛禽類は飛んでいる翼の下面で見分けることが可能です。
飛び去るスローモーション映像を得るために、ハイスピード動画モードに切り替えてから近づきました。
飛び立ちの瞬間こそ撮り逃したものの、意外に上手く飛翔シーンが撮れました♪
鋭い鉤爪で掴んで運んで行く獲物の正体はよく見えませんが、ノネズミやノウサギでしょうか?

チョウゲンボウと初めての出会いはビギナーズラックに恵まれました♪

ハヤブサ科チョウゲンボウの

視力は紫外線を識別することが可能で、この能力は主食である齧歯類の尿が反射する紫外線を捕捉し、捕食を容易にさせていると推測されている。ハヤブサと異なり、捕らえた獲物は周囲が安全ならばその場で食べる。(wikipediaより)
※【追記】
『鳥はなぜ集まる?:群れの行動生態学』p111-112によれば、チョウゲンボウはネズミをおもに捕らえめったに小鳥を捕らないのに対して、ノスリはヒキガエルやヘビをおもに捕っているらしい。



2013/06/19

ヒメギフチョウ初齢幼虫の摂食・休息サイクルと脱糞【20倍速映像】



2013年5月中旬・室温20℃

ヒメギフチョウの飼育記録2

ヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi inexpecta)最後の卵を監視撮影している間、先に孵化した10匹の1齢幼虫はウスバサイシンの葉を盛んに摂食しては休息し、の活動リズムを繰り返していました。
20倍速の早回し映像でご覧下さい。

ギフチョウの仲間は若齢幼虫の期間は集団生活することが知られています。
活動を同期するために集団間で何らかのコミュニケーションが行われているのでしょうか。
単純に仲間が活動する振動を感知して目覚めるのかもしれません。
休む際に並んだり群れたりするのは、 体毛が仲間に触れていると安心するのでしょうか。
休息中も体がときどき伸縮しています。

幼虫の脱糞シーンも4回記録されていました。
@1:50 一番下の黒色個体が休息中に腹端を軽く持ち上げて脱糞。
@2:22 休息中の中央の黒色個体が腹端を持ち上げ排泄し、通りすがりの別個体の体毛に糞が付着。
@2:50 並んで摂食している集団の右端の個体が腹端を持ち上げて脱糞し、通りすがりの別個体の体毛に糞が付着。
@3:25 塒で休息中の集団の右から3匹目が腹端を持ち上げて排便。

つづく→「ウスバサイシンを集団で蚕食するヒメギフチョウ初齢幼虫【微速度撮影】


飛べ!ムクドリ【野鳥:ハイスピード動画】



2013年5月上旬

電線に止まって鳴いているムクドリSturnus cineraceus)が飛び立つ瞬間を240 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



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