2013/07/08

ダイサギ(野鳥)の羽繕い



2013年5月下旬

遊水池の岸辺に生えた芦原でダイサギArdea alba)の若鳥※が佇み、羽繕いしています。
水面に映る白い影も風情がありますね。
背後でオオヨシキリの鳴き声♪が聞こえています。
ときどき嘴を大きく開閉するのですけど、ダイサギの鳴き声は聞こえません。
欠伸なのかな?

※ 『科学のアルバム:シラサギの森』p11によると、

ダイサギの親鳥の嘴は、くすんだグリーン。若鳥の嘴は、鮮やかなオレンジ。
ダイサギはクチバシが長く、眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込む

欠伸?

2013/07/07

ヘビイチゴに訪花吸蜜するサトジガバチ♂【ハイスピード動画&HD動画】



2013年5月下旬

里山の麓で林縁の駐車場(標高〜300m)の隅に生えたヘビイチゴの群落で一匹のジガバチが訪花して花蜜を吸っていました。
黄色の花から花へ飛び回る様子を240 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
春にジガバチを見たのは初めてです。
顔が白いことから♂と判明。
♀よりも♂が先に羽化してくる(雄性先熟)のでしょうか?



同一個体を通常のHD動画でも撮ってみました。
吸蜜しながら閉じた翅をリズミカルに上下しています。
飛翔筋のアイドリングなのかな?
このとき似我似我♪と鳴く声は聞こえませんでした。




キイチゴや草イチゴの類を見分けるのは苦手なのですが、この群落で定点観察に通って花や実を検討した結果、ヘビイチゴと判明しました。







ヤマジガバチ(Ammophila infesta)とサトジガバチ(Ammophila sabulosa nipponica)を見分けるのはとても難しいので、同定のため撮影後に蜂を採集しました。
参考資料のサトジガバチ/ヤマジガバチ比較標本写真(by 大阪市立自然史博物館の松本さん:「ヒゲおやじの投稿掲示板」の投稿No.62455)を元に調べてみると、今回の個体はサトジガバチ♂(Ammophila sabulosa nipponica)だろうと分かりました。

サトジガバチ♂の中胸背板は点刻が横方向にしわに紛れている。(一方、ヤマジガバチ♂中胸背板の点刻は後方で弱いしわに紛れることがあるもののそれぞれ独立している。)胸部側面の点刻は大きく明瞭で密。しわ状になることが多い。(一方、ヤマジガバチ♂胸部側面の点刻はやや小さく不明瞭。♀に比べるとやや密。)
採集地の環境は確かに「山」というよりも「里」でした(標高〜300m地点)。
背面@方眼紙

胸背

胸背

単眼。顔の毛が面白い。

左胸部側面

左胸部側面

右胸部側面

右胸部側面

腹背

腹部側面


腹面

アオダイショウの蛇行



2013年6月上旬

林縁の砂利道をアオダイショウElaphe climacophora)が蛇行していました。
舌をチロチロと素早く出し入れする様子をハイスピード動画に撮ったら面白いかなと思ったのですけど、カメラのモードを切り替えている間に蛇は側溝の隙間へ逃げ込んでしまいました。




ランダムに記事を読む