2018/08/21

夕暮れにニセアカシアの樹上を跳んで移動するハシボソガラス巣立ち雛(野鳥)



2018年5月下旬・午後18:29(日の入り時刻は18:52)
▼前回の記事
ハシボソガラスの親鳥が路上で採食するも幼鳥に巣外給餌せず飛び去る(野鳥)

河畔林のニセアカシア(別名ハリエンジュ)の枝に相変わらずハシボソガラスCorvus corone)の巣立ち雛が単独で隠れていました。
夕日を浴びた枝上で羽繕いしています。
暇そうにニセアカシアの白い花を嘴で軽くつまんだりしていますが、花を食べているのではなさそうです。
足元が覚束ない様子だったのに突然、大きくジャンプして羽ばたき、枝先に移動しました。
これも飛ぶ練習の一環なのかな?
多分、しつこく見ている私から身を隠そうとしているのでしょう。
近くに親鳥の姿は見当たりません。

夜になっても幼鳥はここをねぐらとしてこのまま独りで寝たのでしょうか?
親鳥や先に巣立った幼鳥(3羽居るはず)が近くに付き添って一緒に寝るのかな?
翌日の早朝(夜明け前)に現場を再訪して確かめたかったのですが、うっかり寝過ごしてしまった私は修行が足りません…。
この営巣地での観察記録は以上で終わります。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


昨年までは高圧線の鉄塔に営巣したハシボソガラスを定点観察しました。
今季は、より自然状態に近い樹上に作られたカラスの巣を観察しました。
樹上の巣は春になって花や葉が茂ると隠されてしまう、という難しさがあります。
また風が吹くと樹上の巣は揺れて、やや撮影しにくくなります。
という訳で、初心者には高圧線鉄塔などの人工物に作られたカラスの巣を観察することをお勧めします。


ハシボソガラス(野鳥)巣立ち雛@夕方:ニセアカシア枝

2018/08/20

ソヨゴの雄花で吸蜜するコマルハナバチ雄蜂♂



2018年6月中旬

街路樹として植栽されたソヨゴの雄株でコマルハナバチ♂(Bombus ardensが訪花していました。
本種の雄蜂は♀とは体色が異なり、きれいなレモン色をしているのが特徴です。(性的二型)
白い小さな花から花へと忙しなく吸蜜して回ります。
雄蜂は採餌しませんから、後脚には花粉籠の構造が発達していません。(花粉団子を運ばない)
マルハナバチ類の中でコマルハナバチは営巣開始が最も早く、雄蜂や新女王など次世代の生殖虫を最も早く産出します。
他の種類のマルハナバチではこの時期に雄蜂を見かけることはまずありません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
絶え間なくビル風が吹いて枝が激しく揺れるので、動画編集時にあえて手ブレ補正処理をしませんでした。
(やると副作用でグニャグニャと歪み不自然で酔いそうな動画になるのです)




▼関連記事(同じ日に続けて撮影)
ソヨゴの雄花で採餌するコマルハナバチ♀

コマルハナバチ♂@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜
コマルハナバチ♂@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜

ノリウツギの花蜜を吸うルリシジミ



2018年7月上旬

農業用水路沿いの薄暗い林縁に咲いたノリウツギの群落でルリシジミCelastrina argiolus)が訪花していました。
翅をしっかり閉じたまま吸蜜しています。


一方、右の葉にはニホンアマガエルHyla japonica)が座り込んでいて、獲物を待ち伏せしていました。
カエルの喉がヒクヒクと動いています。
舌を高速で伸ばして訪花昆虫を捕食する瞬間を撮りたかったのですが、この日の私はそこまで粘る忍耐がありませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ルリシジミ@ノリウツギ訪花吸蜜
ルリシジミ@ノリウツギ訪花吸蜜+ニホンアマガエル@獲物待ち伏せ

ランダムに記事を読む