2018/06/05

ニラの花で吸蜜するフタモンアシナガバチ♂



2016年10月中旬

線路沿いの道端に咲いたニラの貧弱な小群落で、フタモンアシナガバチ♂(Polistes chinensis antennalis)が訪花していました。
隣の株で吸蜜している2匹の雄蜂♂は、互いに無関心でした。
同じ花でニアミスしても触角で軽く触れ合っただけで、相次いで飛び去りました。
♂同士の誤認求愛なども見られませんでした。


フタモンアシナガバチ♂2@ニラ訪花吸蜜

大雪の日に川の水を飲み岸で休むカワガラス(冬の野鳥)



2018年1月中旬

街中を流れる川で中洲に居た一羽のカワガラスCinclus pallasii)が飛んで下流へ逃げ、コンクリート護岸の雪が積もった部分に着陸しました。
カメラを向けると急に雪が激しく降り始めましたが、カワガラスと我慢比べするように長撮りしました。

足元の雪を1回啄んだのは、雪を食べたのかな?(@0:33)
やがて、雪が積もった部分から水際にピョンと跳び降りて川の水を飲みました。(@0:38)
もしかすると水浴びかもしれませんが、激しく雪が降っているためによく見えません。
▼関連記事
川岸で雪を食べるカワガラス(冬の野鳥)

雪の積もったお立ち台に戻ると、川面を見つめてじっとしています。
黒っぽい色の護岸を背景に小さなカワガラスが静止していると、優れた保護色で全く居場所が分からなくなります。

撮影中はカワガラスがときどき激しく身震い(シバリング?)しているように見えたものの、定かではありません。
鳥は恒温動物なので、厳冬期でも飛び立つ前に体温を上げる準備運動は不要のはずです。
動画を手ブレ補正すると、休息中のカワガラスは身震いしていませんでした。
大雪の中でそう見えたのは、私の目の錯覚だったのでしょう。

最後は突然、下流へ低空で飛び去りました。
後から追いかけるようにカルガモ?が飛んで行きます。



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

ビニール傘やカメラのレインカバーも持参していなかった私は、長撮りしている間もカメラが濡れるので気が気ではありませんでした。
帰宅後に、大量の乾燥剤(シリカゲル)でカメラを脱水乾燥しました。



2018/06/04

アカオニグモ♀の卵嚢作り:その3(蜘蛛)【10倍速映像】



2017年11月上旬・午前7:10〜10:40
▼前回の記事
アカオニグモ♀の卵嚢作りと産卵:その2(蜘蛛)【10倍速映像】

橙色の丸い卵塊がフワフワの白い糸で包まれていきます。
アカオニグモ♀(Araneus pinguis)が卵嚢の下面にぶら下がった状態でグルグル回る動きを止めました。
遂に卵嚢が完成したようです。(@13:55;午前9:29)
大きさの比較として、画面右側で奥から手前に伸びている白い丸パイプの直径は12mm。
大仕事を終えたアカオニグモ♀は、その場でピクピクと身動きしています(身繕い?)。

♀クモが卵塊の下に潜り込んで作業できる(ギリギリの)高さを見込んで、初めに天幕を張り始めていることに感嘆しました。
産卵後は腹部がペシャンコに萎むことも織り込み済みのようです。


つづく→卵嚢作り:その4(卵嚢ガード)


アカオニグモ♀(蜘蛛)側面@卵嚢:完成直後

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