2018/05/03

セイタカアワダチソウの花で吸蜜するイカリモンガ(蛾)



2017年10月下旬

農道沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落で昼行性のイカリモンガPterodecta felderi)が訪花していました。
多数のハナアブ類に混じり、吸蜜しています。
イカリモンガはいつものように翅をしっかり閉じたまま花序を歩いて少しずつ移動しながら花蜜を吸って回ります。
複数個体(2頭a,c)を撮影。

この組み合わせは2年前にも撮影していますが、あのときは夕方だったので訪花と言っても夜に備えて休んでいただけのようでした。
今回は秋晴れの午後という好条件で、イカリモンガが口吻を伸ばして吸蜜する様子をしっかり動画に記録することが出来ました。
むしろ強い逆光に苦労しました。


イカリモンガb(蛾)@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜
イカリモンガb(蛾)@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜。逆光のため日中シンクロでストロボ撮影

2018/05/02

ヒメジョオンの花とジガバチ♀



2016年6月中旬

河川敷に咲いたヒメジョオンの群落でジガバチの一種の♀が訪花していました。
吸蜜している顔をよく見ると黒いので♀ですね。(ジガバチ♂の顔は白い)

サトジガバチ(Ammophila sabulosa nipponica)なのかヤマジガバチ(Ammophila infesta)なのか正しく同定するには採集して標本胸部の点刻や皺の状態を精査しないといけないのですが、私の殺気を感じたのか動画撮影後に飛んで逃げられてしまいました。
撮影地は明らかに平地ですけど、環境や標高だけからサトジガバチとは言い切れないのだそうです。
私のフィールドでは実際にどうなっているのか(棲み分けの有無を)自分でも確認したいと思い続けています。

しかし、いつも動画撮影を優先してしまうせいで、この問題は先延ばしになっています。(虻蜂取らず)


ジガバチsp♀@ヒメジョオン訪花吸蜜
ジガバチsp♀:顔@ヒメジョオン訪花吸蜜

キャットミントの花で吸蜜ホバリングするホシヒメホウジャク(蛾)



2017年10月上旬・午後17:30〜17:33(日の入り時刻は午後17:19)

日没後、民家の庭に咲いたキャットミントの群落で
ホシヒメホウジャクNeogurelca himachala sangaica )が3頭も訪花していました。
忙しなくホバリング(停空飛翔)しながら花から花へ飛び回っています。
吸蜜中も激しい羽ばたきを止めません。
この花壇をときどき定点観察しているのですけど、明るい昼間に訪花しているホシヒメホウジャクを見たことはありません。
本種は日没を待って薄暗くなると活動を始める習性(好暮性)があるのでしょう。
昼間はどこで寝ているのですかね?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
薄暮で実際はもっと薄暗かったです。

動画撮影の後は、ストロボを焚いて同定用の写真を撮りました。
(写真に撮れたのは胸背が禿げた1頭だけなので、別種が混じっていた可能性も否定できません。)


ホシヒメホウジャク(蛾)@キャットミント訪花+ホバリング吸蜜
ホシヒメホウジャク(蛾)@キャットミント訪花+ホバリング吸蜜
ホシヒメホウジャク(蛾)@キャットミント訪花+ホバリング吸蜜
ホシヒメホウジャク(蛾)@キャットミント訪花+ホバリング吸蜜

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