2017/11/19

ニホンハッカの花蜜を吸うイネキンウワバ?(蛾)



2016年10月上旬

湿地帯の遊歩道沿いに咲いたニホンハッカの群落で夕方に、おそらくイネキンウワバPlusia festucae)?と思われる蛾が訪花していました。
吸蜜中も激しく羽ばたきを続けています。
花に足をかけているので、ホバリング(停空飛翔)ではありません。
ハッカのすぐ隣に多数咲いているアメリカセンダングサの花には見向きもしません。
蛾を同定するためにはストロボを焚いて羽ばたきを止めた写真を撮る必要があるのですが、動画を優先したら逃げられてしまいました。
以下の写真は動画を撮りながらのスナップショットのため、翅の模様がブレブレです。


つづく→ミゾソバを訪花するイネキンウワバ?(蛾)の羽ばたき【ハイスピード動画】


ちょっと興味深く思ったのは、花の上で待ち伏せしていた小さなクモ(ハナグモの仲間)と何度もニアミスした件です。
体格差があり過ぎるのか、クモが獲物を狩らずに逆に蛾を威嚇して追い払ったように見えました。


2017/11/18

河川敷に集まるハシボソガラス幼鳥の群れ(野鳥)



2017年6月下旬

河川敷の対岸の草地に4羽のハシボソガラスCorvus corone)が集まって何やら相談していました。
地上をピョンピョン跳ね回り、おそらく巣立ったばかりの幼鳥の群れなのでしょう。
開いた口の中が赤いことを確認できました。(カラスの幼鳥の特徴)
親鳥が巣外給餌に来るのを待っているのかな?
4羽の中の1羽(右端の個体)は成鳥のような気がしたのですが、口を開けてくれなかったので、定かではありません。
遠くて鳴き声は聞き取れませんでした。
撮影後は飛んでニセアカシアの河畔林へ逃げ込んでしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



開花初日のハスの花を偵察するクロマルハナバチ♀とセイヨウミツバチ♀



2017年7月下旬・午前5:29〜6:00


▼前回の記事
開花初日のハス蕾の開閉運動(壺状開花)【180倍速映像】


開花初日のハス(蓮)の蕾は花弁が全開せずにすぐ閉じてしまいます。


【シーン1】 午前5:29
壺状開花した(開きかけの)蕾の中がどうなっているのか動画に撮ろうとしたのですが、補助照明の白色LEDを点灯しないと暗くてピントが合いません。
私が悪戦苦闘していると、クロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が飛来しました。
しかし偵察に来ただけで、花の中には入らずに飛び去りました。

【シーン2】 午前6:00
別の蕾にもセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が偵察に来ました。
壺状開花した(開きかけの)蕾のすぐ上でホバリング(停空飛翔)したものの、花の中には入らずに飛び去りました。

おそらく開花初日のハスの花は送粉者のハナバチ類を誘引する芳香が弱いのでしょう。(†追記参照)
ハナバチに報酬として与える花蜜や花粉の生産準備が整っていないのかもしれません。
しばらく撮り続けても蜂はもう二度とこの蕾に戻って来ませんでした。
全開に咲いている蓮の花が池にはたくさんあるので、そこでの採餌に忙しいのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



†【追記】
北村文雄『蓮―ハスをたのしむ』という本には私と異なる見解が記されていました。
特に開花1日目と2日目のハスは、雄しべからすがすがしい香りが漂うので、多くの虫たちが集まってきます。雌しべの受粉を助けてもいるのです。 (p11より引用)
これに反論するには、もう少し観察を積み重ねないといけません。


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