2017/10/24

ハシボソガラス雛の羽ばたき特訓と羽繕い(野鳥)



高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#26


2017年6月中旬・午後16:14〜16:23

ハシボソガラスCorvus corone

2日ぶりに様子を見に来ると、雛4羽とも未だ巣立ちせずにいました。(雛鳥の数は3羽ではなく4羽でした
親鳥♀♂は依然として雛に給餌するため、せっせと巣に通っています。

給餌を終えた親鳥が巣の左横の鉄骨から飛び立ち、鉄塔の天辺から西に伸びる高圧線に止まり直しました。
ここは親鳥が気に入っている監視場所の一つなのです。

親鳥が留守の間、雛が元気に羽ばたき練習を始めました。
自主トレの合間には、自分でのんびり羽繕いしています。
強風に煽られて雛の羽が逆立って見えます。

動画には撮れていないのですが、縄張りを監視していた親鳥が高圧線から飛び立つと、領空侵犯したトビをモビングしに急行しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#27:巣立ちの近いハシボソガラス雛の冒険:前編【10倍速映像:野鳥】



アベリアの花で盗蜜するクロマルハナバチ♀



2017年7月下旬

アベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)の生垣でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀も訪花していました。
クロマルハナバチと言えば舌が短く盗蜜の常習犯として悪名高いマルハナバチです。

あまりにも忙しなく花から花へ飛び回るので分かりにくいのですが、スロー再生すると確かに盗蜜していました。
釣鐘型の花筒の入り口から潜り込んで正当訪花するのではなく、花筒の根本に外側から穿孔し吸蜜しているのです。

それにしても、クロマルハナバチ♀が花筒に着地したときに盗蜜する気満々だったのに、なぜ「この花には蜜がもう無い」とすぐに分かるのか、不思議でなりません。
最近に訪花した他のハチの残り香があるのか、それとも盗蜜痕(穿孔)の有無を調べているのですかね?

複数個体を撮影。
映像をよく見ると、後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けている個体が中には居ます。
これは一体何の花粉なのでしょうか?
盗蜜だけしているのなら雄しべに触れることはありませんから、体も花粉で汚れず花粉籠は空荷のはずです。(実際にそのような個体もいます)
同一個体が正当訪花と盗蜜を臨機応変に切り替えながらアベリアの花で採餌(吸蜜、集粉)しているのでしょうか?

つづく→アベリアに正当訪花して吸蜜するクロマルハナバチ♀

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/10/23

セアカツノカメムシ♀の擬死落下と起き上がり運動



2016年10月下旬

峠道の横で美しく紅葉したヌルデの葉と葉の間にセアカツノカメムシ♀(Acanthosoma denticaudum)が隠れていました。
真っ赤な葉をそっとめくってみると、セアカツノカメムシは慌てて動き出しました。
カメムシの体に触れた訳ではないのに、警戒して脚を縮め葉から転がり落ちました。
緊急避難のための擬死落下ですね。

路上を歩いて逃げて行くカメムシをしつこく追いかけて、仰向けに裏返してみました。
腹端下面にハサミが無いので♀と確認できました。
舗装路で起き上がるのに苦労したものの、なんとか自力で寝返りを打って起き上がることができました。
こんな悪戯をしてみても、なぜか臭気を放つことはありませんでした。



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