2016/06/23
イワガラミの葉を食すヒダリマキマイマイ【10倍速映像】
2016年5月中旬
飼育下でヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita)がイワガラミの葉をもりもり食べる様子を微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧ください。
満腹したのか、それとも撮影用の照明を嫌ったのか、食べ終えたヒダリマキマイマイは移動開始。
Uターンして戻って来ると、飼育容器の壁面を登り始めました。
最後は自ら頭部を殻の中に引っ込めて、閉じ篭もりました。
飼育を続けて気づいたのですが、イワガラミの大きく育った葉は食べないようです。
固くなったり苦味成分などが強くなるのかもしれません。
ヒダリマキマイマイの空き殻を拾う
2016年5月中旬
里山でヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita)の空き殻を見つけました。
山腹の細い山道に泥だらけで落ちていました。
中身が空っぽなので、天敵の餌食になったのでしょうか?
(もちろん、寿命や病気で死んだ可能性もあります。)
血沸き肉踊る名著『右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)』を読んでその面白さに感動したのですが、ここは雪国なのでイワサキセダカヘビ(右巻きのカタツムリを食べるために左より右側の歯の数が多く進化した、右利きの蛇)は残念ながら生息していません。
当地でカタツムリの捕食者として、マイマイカブリが考えられます。
左巻きのマイナーな巻き貝が相手でもマイマイカブリは捕食できるのか?と疑問に思い、調べてみると「マイマイカブリの幼虫 vs ヒダリマキマイマイ」と題した記事がネット検索でヒットしました。
カタツムリの捕食者として、陸生ホタルの幼虫の可能性もありますね。
丁度今ヒダリマキマイマイを3匹飼育していることもあり、空き殻にも興味を持ち、採集して持ち帰りました。
標本にするため、水から茹でてクリーニングします。
汚れや臭みを取り除くため、食器用洗剤を加えました。
殻の奥に残ったタンパク質を酵素で溶かしたいのですけど、脊椎動物の骨格標本作りのときのように入れ歯洗浄剤を使うと殻が漂白されそうなので止めました。
鍋の中で殻の中の空気が抜けたら殻は水に沈みました。
比重が1以上あることになります。
熱湯から出して冷水で急激に冷やすと殻が割れそうなので、ゆっくり冷まし自然乾燥しました。
(自己流の適当なやり方なので、参考にならないかもしれません。)
【追記】
殻の色が濃くて山地で採集したので、この個体はもしかすると亜種のチャイロヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita montium)かもしれません。
東北地方にも分布しているのかどうか、専門家の意見を伺いたいものです。
里山でヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita)の空き殻を見つけました。
山腹の細い山道に泥だらけで落ちていました。
中身が空っぽなので、天敵の餌食になったのでしょうか?
(もちろん、寿命や病気で死んだ可能性もあります。)
血沸き肉踊る名著『右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)』を読んでその面白さに感動したのですが、ここは雪国なのでイワサキセダカヘビ(右巻きのカタツムリを食べるために左より右側の歯の数が多く進化した、右利きの蛇)は残念ながら生息していません。
当地でカタツムリの捕食者として、マイマイカブリが考えられます。
左巻きのマイナーな巻き貝が相手でもマイマイカブリは捕食できるのか?と疑問に思い、調べてみると「マイマイカブリの幼虫 vs ヒダリマキマイマイ」と題した記事がネット検索でヒットしました。
カタツムリの捕食者として、陸生ホタルの幼虫の可能性もありますね。
丁度今ヒダリマキマイマイを3匹飼育していることもあり、空き殻にも興味を持ち、採集して持ち帰りました。
標本にするため、水から茹でてクリーニングします。
汚れや臭みを取り除くため、食器用洗剤を加えました。
殻の奥に残ったタンパク質を酵素で溶かしたいのですけど、脊椎動物の骨格標本作りのときのように入れ歯洗浄剤を使うと殻が漂白されそうなので止めました。
鍋の中で殻の中の空気が抜けたら殻は水に沈みました。
比重が1以上あることになります。
熱湯から出して冷水で急激に冷やすと殻が割れそうなので、ゆっくり冷まし自然乾燥しました。
(自己流の適当なやり方なので、参考にならないかもしれません。)
【追記】
殻の色が濃くて山地で採集したので、この個体はもしかすると亜種のチャイロヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita montium)かもしれません。
東北地方にも分布しているのかどうか、専門家の意見を伺いたいものです。
Labels:
軟体動物
2016/06/22
ウワミズザクラの花で食事するクロハナムグリ
2016年5月中旬
里山で満開に咲いたウワミズザクラにクロハナムグリ(Glycyphana fulvistemma)も訪花していました。
花に潜り込んで花蜜や花粉を黙々と食べています。
コアオハナムグリも多数来ていたのですが、この場所での撮影に飽きてしまい、また来年撮ることにします。
(この映像にもコアオハナムグリがちらっと写っています。)
余談ですが、クロハナムグリが食事している同じ花穂で吸蜜していたウスバアゲハ(=ウスバシロチョウ)にもう一頭が飛来して交尾を試みるも失敗し、諦めてすぐに飛び去りました。
性別は分からず仕舞いです。
この映像にはマドガという小蛾も登場しています。
登録:
投稿 (Atom)