2016/06/22
ウワミズザクラの花で食事するクロハナムグリ
2016年5月中旬
里山で満開に咲いたウワミズザクラにクロハナムグリ(Glycyphana fulvistemma)も訪花していました。
花に潜り込んで花蜜や花粉を黙々と食べています。
コアオハナムグリも多数来ていたのですが、この場所での撮影に飽きてしまい、また来年撮ることにします。
(この映像にもコアオハナムグリがちらっと写っています。)
余談ですが、クロハナムグリが食事している同じ花穂で吸蜜していたウスバアゲハ(=ウスバシロチョウ)にもう一頭が飛来して交尾を試みるも失敗し、諦めてすぐに飛び去りました。
性別は分からず仕舞いです。
この映像にはマドガという小蛾も登場しています。
オニグルミの樹上で鳴きながら♪脱糞するホオジロ♂(野鳥)
2016年5月中旬
里山で草地の道を歩いていたら、近くから鋭い警戒声がします。
立ち止まって見回しても声の主は見つかりません。
堪りかねたように、草むらからホオジロ♂(Emberiza cioides ciopsis)が飛び立ってオニグルミの横枝に止まりました。(映像はここから)
オニグルミの雄花序が枝から垂れ下がっています。
ホオジロ♂は神経質に尾羽根を振りながらチチッ、チチッ♪と鳴き続けています。
他種の鳥も辺りで賑やかに囀っているのですが、映像で嘴の動きと鳴き声が一致している(リップシンクロ)ので、ホオジロの鳴き声として大丈夫。
後ろ姿で脱糞しました。(@0:09)
枝から枝へ軽く飛んで移動しています。
途中で、鳴きながら頭を足で掻きました。
最後は草地へ飛んで行き、他の鳥と縄張り争いになりました。
2016/06/21
ハルジオンの花で採餌するヤマトツヤハナバチ♀
2016年5月中旬
山に近い農村部の道端に咲いたハルジオンの群落で見慣れない小型のハナバチが何匹も訪花していました。
後脚の
吸蜜の合間に身繕いしました。
風で花が揺れるため、じっくり顔を接写できません。
忙しなく採餌すると花からすぐに飛び立ってしまいます。
マイマイガ(Lymantria dispar japonica)の若齢幼虫も花に登ってきましたが、蜂とニアミスしても互いに没交渉でした。
複数個体を撮影後に、ありあわせのビニール袋で蜂を1匹だけ採集しました。
帰ってから『日本産ハナバチ図鑑』で調べてみると、素人目にはp350のヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)のようです。
海浜や河原などの開けた場所ではキオビツヤハナバチが、山沿いや山間部などの山地帯では本種が優占している。
営巣期や巣の造り方は近縁種のキオビツヤハナバチとほぼ同じらしく、
アジサイやヤマブキなどの枯れ茎に穴を開けて巣を作る。巣の完成後もそこにとどまり、羽化後もしばらく世話をする(亜社会性)。(『ハチハンドブック』p95より)
ヤマトツヤハナバチの生活史をまとめた見事な生態動画をNHKが公開していました。(必見です)
以下は標本写真。
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ハチ・アリ(膜翅目),
訪花
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