2016/01/20

解散したキアシナガバチの巣@トウカエデ枝【暗視映像】



2015年10月上旬・午後20:15

キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#12


夜、久しぶりにキアシナガバチPolistes rothneyi)の巣を見に行くと、すっかりもぬけの殻で、成虫の姿は全くありませんでした。
遂にコロニーが解散したようです。
巣盤を下から見上げて育房を調べると、繭は全て羽化した後でした。


4日後、採集直前の写真


後日、古巣を採集していつものように保管することにしました。
今のところ寄生蛾の幼虫に巣が食害されている形跡はありません(育房内に不規則網が張り巡らされていない)。

それでも、もしかしたら蛾の成虫が羽化してくるかもしれません。

ただし気になったのは、巣盤の天井部に穴が開いていたことです。
単なる風雨による劣化かもしれませんが、ワラジムシによる食痕(虫喰い穴)だとしたら面白いですね。
▼関連記事
夜キアシナガバチの巣に侵入するワラジムシ【暗視映像】

ノコンギク?の花を舐めるシロスジベッコウハナアブ♀



2015年10月上旬

郊外に広がるスギ防風林のやや薄暗い林床に咲いた野菊(種名不詳;ノコンギク?)の群落でシロスジベッコウハナアブ♀(Volucella pellucens tabanoides)が訪花していました。
口吻で花蜜や花粉を舐めています。
途中で軽く飛んで隣の花に移動し、最後はどこかに飛び去りました。


▼関連記事(ちょうど1年前の同じ時期に撮影)
野菊を訪花するシロスジベッコウハナアブ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】


2016/01/19

弱ったキアシナガバチ♂の身繕いと日光浴



2015年10月上旬

山麓の境内でキアシナガバチ♂(Polistes rothneyi)を見つけました。
衰弱しているのか、前脚に力が入らないようです。
コンクリートの床を歩いて日向に出てくると立ち止まり、身繕いを始めました。
触角を拭う前脚が震えていて、老人の神経症状を連想しました。

瑣末なことですが、こうした症状も写真では表現できない動画ならではの記録です。
後脚で脇腹を掻いています。
急に元気になって歩き回るものの、飛び立たつ気配がありません。
交尾を終えた雄蜂は冬を待たずに寿命を迎えます。

※ 今季定点観察してきた営巣地とは全然違う場所での撮影です。



ランダムに記事を読む