2015/12/02

フタモンアシナガバチ営巣末期の扇風行動



2015年9月中旬

農村部の物置小屋の軒下に毎年フタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)が集団営巣しています。(巣が横に並んでいる)
定点観察には通えなかったのですが、今年もかなり大きな巣が形成されていました。
コロニーの末期で既に雄蜂や新女王も多数羽化しています。

巣盤天井の縁(画面の左下)に居た♀が巣盤に止まったまま断続的に羽ばたき始めました。
近くには♂しか居ないので誇示行動ではないと思うのですが、扇風行動なのでしょうか?
しかし全ての育房は羽化済みで、高温から守るべき蜂の子(幼虫や蛹)はもう居ません。
おそらく蜂の子の有無に関わらず、巣上で自分が暑く感じたら扇風行動が解発されるようにプログラムされているのでしょう。
肝心の気温を測るのを忘れました。

撮影アングルを少し変えると、巣盤天井の縁(画面の上)で扇風行動をしている別個体の翅だけが見えました。
♂も扇風行動するのか非常に興味があるのですけど、残念ながら性別不明です。



2015/12/01

ススキの葉を採食するニホンザル♀



2015年9月中旬

山の斜面を登って来た野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが車道(峠道)まで出て来ました。
1頭の♀(未発情、毛皮が白っぽい)がガードレールの下に生えたススキの葉先を手で千切り採食しています。
特に利き手は無いようで、両方の手を用いて道草を食っていました。
秋の森にはもっと栄養価の高い食物が他に幾らでもありそうなのに、どうして筋張ったススキの葉なんか食べているのか不思議に思いました。
たとえば整腸作用(便秘予防)があったりするのでしょうか?
ススキの薬効をインターネット検索で調べてみると、ヒトの漢方薬として用いられるのは専ら根や穂らしく、葉については不明です。


「ニホンザル ススキ 採食」でネット検索してみると、ヒットしたのは霊長類の採食行動を研究しておられる辻大和氏のホームページで「カメムシを採食するニホンザル」と題した記事だけでした。
草原でススキの葉についたカメムシを採食しているところ。他にもバッタやイナゴなどを捕らえて食べる。



手前に座っていた成獣♂がこちらを向いて後足だけで起立すると、発信機付きの首輪が見えました。
顔が紅潮し、睾丸が発達しているので、発情していますね。
ガードレールに登って私の背後を警戒しています。
(私も振り返りたい誘惑を我慢して撮影を続けます。)
首輪♂は車道を横断し、右手の斜面を見上げました。
右の森でうるさく鳴いているカケスの警戒声♪を気にしているようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


カワミドリ/クマツヅラ?の花蜜を吸うクロマルハナバチ♂



2015年9月中旬

峠道の道端(法面の草むら)に咲いたカワミドリ?にクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。

蜜源植物の名前が自信ありません。
クマツヅラとかも混じってますかね?
どなたかお分かりの方は教えてください。




ランダムに記事を読む