2015/03/04

ノリウツギの花蜜を吸うホソアシナガバチの一種♀



2014年7月上旬

平地のスギ林の林縁に生えたノリウツギの群落でホソアシナガバチの一種のワーカー♀が訪花して蜜を舐めていました。
頭楯の斑紋がしっかり見えなかったので、残念ながら種類を見分けられません。



ちなみに同じ群落でヨツスジハナカミキリも多数飛来しており、ノリウツギの花で交尾するペアも見かけました。


2015/03/03

樹上で鳴く♪ウソ♀♂(野鳥)の群れ



2014年11月中旬

山間部の道端の斜面から心安らぐ美声が聞こえてきます。
落葉した灌木の枝にウソPyrrhula pyrrhula)の群れが止まり、ときどき静かに鳴き交わしていました。

撮り初めは2羽の♀でしたが、途中で1羽の♀が飛び去りました。
死角になっていた左手の茂みから♂(頬が紅色)が登場。
♀が嘴を足元の枝に擦りつけ、飛び去りました。
独り残された♂にズームしても嘴を閉じたままなので、鳴き声とのリップシンクロを確認できませんでした。
聞こえているのは別個体の鳴き声なのか、それともウソは腹話術のように嘴を動かさずに鳴くのか(まさに嘘泣き?)、不明です。
ヘッドフォンを使用し、かなりボリュームを上げないと鳴き声が聞こえません。(必然的にノイズも多くなります。)

ウソ♂は枝の冬芽を採食するでもなく、枝から枝へ飛び移りキョロキョロと辺りを見渡しています。
頭を枝に擦り付け、ようやく飛び去りました。

wikipediaによると、ウソの

囀声は「フィー、フィー」と口笛のような澄んだ声で[4]、単調な節を交え、雄だけでなく雌も囀る。(中略)地鳴きは「ヒー」、「フィッ」など[3]。また、囀る時に、左右の脚を交互に持ち上げることから別名「弾琴鳥」とも呼ばれる。

この記述を額面通りに受け取るならば、映像後半に聞こえるさえずりは注目していた♂個体の鳴き声ではなかったようです。


【追記】
日本野鳥の会『みる野鳥記3:カワラヒワのなかまたち』によると、
(ウソの)名前がついたのは、声が口ぶえに似ているから…「うそ」とは、むかしのことばで、口ぶえの意味なのです。 (p57より引用)



ウソ♂
ウソ♂

ウソ鳴きを声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてからフィーフィー♪と鳴いている部分を切り出し(@1:50〜1:56)、スペクトログラムを描いてみました。
3kHzに単調かつ微弱なシグナルが辛うじて見えます。



アレチウリの花で吸蜜するキイロスズメバチ♀



2014年9月下旬

堤防に繁茂するアレチウリの群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が訪花していました。

前年に同じ場所で撮った映像はわずか9秒ですぐ蜂に逃げられてしまいましたが、今年はじっくり撮れました。
ただし今年はアレチウリの花がなぜか少なかったです。
既に花がほぼ散った後なのか、それとも天候不順で未だアレチウリの花がほとんど咲いていないのか、どちらでしょう?



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