2015/03/02

山里の軒下で草を採食するニホンザル♂



2014年11月中旬・午後12:35

山村の車道に面した車庫の軒下に1頭のニホンザルMacaca fuscata)が座って何かを食べていました。
すぐ横を車が通っても気にしません。
目の前の枯れた雑草の種子?を採食しているようです。
こちらを二度見して隠し撮りされていることに気づくと、慌てて車庫の裏に逃げ出しました。
私も後を追うと、離れ猿はこちらを振り返りつつ家庭菜園の横をノシノシと歩き去りました。
後ろ姿の股間に赤い睾丸が目立つので、成獣♂と判明。
近くに群れの仲間は見当たりませんでしたが、これほど人馴れしているのでは猿害が深刻そうです。
離れ猿は民家の畑を山の方へ歩き去りました。



ニホンミツバチ♀を待ち伏せするキイロスズメバチ♀の停空飛翔【ハイスピード動画】



2014年9月上旬

木造建築の縁の下に長年ニホンミツバチApis cerana japonica)が営巣しています(自然巣)。
外役から帰巣するニホンミツバチのワーカー♀は床下の隙間に飛び込み、すぐ右折した奥に巣があります。
キイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が一匹、帰巣するミツバチを狩ろうと巣の手前でホバリング(停空飛翔)しながら待ち構えています。

実は6年前にもここで同様の光景を観察しています。

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ニホンミツバチの巣を偵察するキイロスズメバチ
カメラの性能も向上したので、今回は240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
このキイロスズメバチ♀はミツバチの巣口の方ではなく明らかに外を向いて停空飛翔しています。
『ニホンミツバチ:北限のApis cerana』p56によると、

(キイロスズメバチの)経験の浅いハンターは1匹のミツバチに狙いを絞ることができず、追い回しながら目移りしてしまう。これに対し熟練したものは門番蜂には目もくれず、それには背を向けて帰ってくる蜂を迎え撃つ。


ミツバチが飛来する度にキイロスズメバチ♀は空中で向きを変えるものの、敏捷な獲物を狩るチャンスは少ないようです。
ホバリングしながら6本脚を広げて動かし(空を切る)、獲物を捕獲する気満々です。

右にある木柱に数匹のニホンミツバチ門衛が集まって威嚇の振身運動をしています。
今のところ、キイロスズメバチはその門衛を狩ろうとはしません。

そして遂に狩りに成功しました!
つづく


ヒメジョオンの花蜜を吸うウラギンヒョウモン♂



2014年6月上旬

農道脇の草むらに咲いたヒメジョオンの群落でウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が訪花していました。
翅を開閉しながら吸蜜しています。

撮影後、茎の中に白い髄を確認したのでヒメジョオンで間違いありません。



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