2014/05/28
脱皮に備えて蠕動するスズバチ前蛹【微速度撮影】#2
2014年5月中旬
▼前回の記事▼
脱皮に備えて蠕動するスズバチ前蛹【微速度撮影】#1
繭から出して飼育しているスズバチ(Oreumenes decoratus)前蛹の脱皮(蛹化)を見逃さないように、この日も10秒間隔のインターバル撮影で監視を続けます。
ひたすら眠っているように見える前蛹も、早回し映像で見ると時おり身震いするように自発的な蠕動を繰り返していることが分かります。
映像では右が前蛹の頭部になります。
黄色かった前蛹の表皮がますます白っぽく皺々に変化しました。
持久戦の後、さぁいよいよ…。
▼つづく▼
スズバチの蛹化【微速度撮影】
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ハチ・アリ(膜翅目),
発生,
微速度撮影
飛べ!オツネントンボ【ハイスピード動画】
2014年4月下旬
用水路で見つけたオツネントンボ(Sympecma paedisca)が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
涸れた用水路内に捨てられた肥料の空き袋に初めは止まっていました。
休んでいる間は長い腹部を上下しています。
パラパラと羽ばたく飛翔シーンのシルエット(影)も美しいですね。
飛び立ってもすぐに同じ場所に舞い戻ります。
しばらくすると水路のコンクリート岸壁に移動して静止(たぶん同一個体)。
性別は?
2014/05/27
朽木を食べるヤマトゴキブリ♀
2014年5月中旬
ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)成虫♀♂ペアの飼育容器に隠れ家のつもりで朽木を入れてやりました。
すると短翅の♀が夜な夜なカシカシ、パチパチ♪と音をたてながら乾いた樹皮を齧るようになりました。
他の餌も充分に与えているつもりなのに、朽木が好物なようです。
長翅の♂も朽木を食べているのかもしれませんが、♀よりも臆病で撮影のため照明を点けている間は隠れてしまい食餌シーンを見せてくれません。
本種は屋内にも屋外にも生息する在来種ですが、森ではひっそりと朽木を食べて暮らしているのかもしれません。
ブルーバックス『ゴキブリ3億年のひみつ:台所にいる生きた化石』p131によると、
食材性ゴキブリはシロアリと共通した消化の仕組みを持っていて、セルロースを分解できる腸内微生物(鞭毛虫)と共生しています。日本にはクチキゴキブリという種類もいるそうですが、ヤマトゴキブリの食性やセルロース分解についてはどうなのか、残念ながら書いてませんでした。(調べられていないのかな?)
ゴキブリの種類によっては(オオゴキブリ類)、共生微生物でなく消化管自体からセルラーゼを分泌するものもあるらしい。
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