2014/04/15

電線の器具に悪戯するハシボソガラス【冬の野鳥】



2014年2月下旬

市街地の大通り沿いの電線に2羽のハシボソガラスCorvus corone)が止まっています。
3本の電線を連結する器具に対してカラスが非常に興味を示し、頻りに嘴で突いています。
電線に付属したこの保線器具?の正式名称を知りたいのですけど、ご存知の方は是非教えて下さい。
白いロープで電線の間隔を保っているのかな?(アース?)

そこへ突然もう一羽が飛来し(攻撃?)、電線に居た一羽は飛んで逃げました。
残された一羽は鳴きながら保線器具に悪戯を続けています。
カラスは本当に好奇心が旺盛ですね。
白いロープの結び目を嘴で解けたら大したものですけど、さすがにそこまで器用ではありませんでした。
やがて禁じられた遊びに飽きたのか電線上で向きを変えると、尻から脱糞しました。(@1:07)
映像を撮り終えた直後に、少し身軽になったカラスは電線から飛び去りました。

もしカラスが本当に電線の器具を壊したり感電したりするスクープ映像が撮れたら、電力会社に通報しないといけませんね。
実は我々の知らないところでカラス対策が施されていたり色々と改良されているのかもしれません。
電柱や高圧線の鉄塔に巣作りするカラスが停電の原因になり、よく問題になっていますよね。

慌ててレンズキャップを外すときに望遠レンズにうっかり指紋を付けてしまい、少々お見苦しい映像になってしまいました…。


▼関連記事(6年後の撮影)

ヤブキリ♂の跳躍・飛翔



2013年7月中旬

ヤブキリTettigonia orientalis)の♂成虫だと思います。
産卵管が無いので♂ですね。
山間部の舗装路を横断すると、クズの草むらに逃げ込みました。
慌てていたようで、3回連続で羽ばたいて短く飛びました。
ハイスピード動画に切り替える余裕はなかったのですけど、飛翔シーンを1/4倍速のスローモーションでリプレイしてみます。

今思うと、採集・飼育して鳴き声を録音すればよかったですね



2014/04/14

網にかかったヒメバチを捕食するイシサワオニグモ♀(蜘蛛)



2013年10月上旬

イシサワオニグモ♀成体(Araneus ishisawai)8日ぶりの定点観察。

▼前回の記事はこちら▼
イシサワオニグモ♀(蜘蛛)の排便
これまでは、私が近くで捕まえたトンボをクモに給餌して捕食シーンを観察していました。
この日は私の見ている前でたまたま黒い虫が飛んできて円網にかかりました。
すかさずクモが獲物に駆け寄り、噛み付いて毒液を注入してから大量の捕帯で手際よくラッピングを始めました。(映像はここから)

獲物の虫は初めアブかと思ったのですけど、長い触角があり大顎が動いて見えるのでどうやら蜂のようです。
胸背に白点があるのでヒメバチの一種かもしれません。
さほど大きくない虫なのに、イシサワオニグモ♀が大量の捕帯で厳重にラッピングしているのは針を持つ危険な獲物だからでしょうか。
ラッピングが一段落すると、獲物を長時間、噛んで毒液を注入しています。
破れた網を少し修復しながら獲物を網から外しました。
獲物をそのまま甑(こしき)に持ち帰り、網に固定。
ここで獲物のラッピングを再開。
ようやく下向きに占座し落ち着いてからようやく獲物に口を付けました。
獲物を噛んで体外消化しつつ吸汁しています。



この個体を観察できたのはこの日が最後でした。
どうしても忙しくなり、8日後(10月中旬)に再訪したときには居なくなっていました。
網の張り替えと卵嚢作りを観察したかったのですが、採集・飼育すればよかったですね。


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