2013年9月下旬
ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#03
ニホンザル(Macaca fuscata)の死臭を嗅ぎつけ、大型の見知らぬシデムシが来ていました。
これはベッコウヒラタシデムシ(Necrophila brunnicollis)ですかね?
もし間違っていたら、どなたかご指摘願います。
朱色の胸部の中央に黒紋が無いのは個体差?
勉強不足でシデムシ類にまるで疎いのですが、カバイロヒラタシデムシやビロウドヒラタシデムシの可能性は?
このシデムシは、どうも死骸が地面に接する部分を好んで徘徊している印象です。
触角を掃除して身繕い。
毛皮の奥にグイグイと潜り込んでいるのは、屍肉を食べているのか、それとも♀だとしたら死骸に卵を産み付けているのでしょうか。
映像後半で何か他の虫を捕食したようです。(ウジ虫?)
檻の外からだと撮影アングルが制限されてもどかしいのですが、獲物の正体が明らかになったのは、2日後の定点観察のことでした。(記事はこちら)
図鑑『山渓フィールドブックス13:甲虫』p95によれば、
ベッコウヒラタシデムシは腐った動物質を食べ、成熟した幼虫は土中で蛹化する。
つづく→#04(死骸の顔に注目)
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2013年7月下旬
堤防の草むらやアカツメグサの花からイチモンジセセリ(Parnara guttata)が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
動きがあまりに速いので、全編を更に1/4倍速のスローモーションに編集し、時間を引き伸ばしています。
飛翔中は何度か羽ばたいてから翅を閉じて滑空していて、飛び方が独特です。
複数個体を撮影。