2013年6月中旬
川沿いの建物の屋根でアオサギ(Ardea cinerea)が羽繕いしています。
やがて羽繕いを止めて屋根から飛び立ちました。(@1:10)
低空飛行でそのまま川に着水するかと思いきや旋回して、今度は別の屋根に着陸。
再び羽繕いを念入りに続けます。
川の堰堤に降りて魚を採食したいようですが、対岸の堤防に立って撮影している私を警戒し、羽繕いで時間を潰しているのかもしれません。
この直後、意地悪なカラスが屋根にやって来て、アオサギと一悶着がありました。
つづく→「羽繕い中のアオサギを追い払うハシボソガラス【野鳥:烏鷺の争い】」
2013年9月下旬
山裾に咲いたキツリフネの群落でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
薄暗い林縁で花から花へと非常に忙しなく飛び回るので、撮り難いです。
後脚の花粉籠に花粉団子の有無を確認できず、吸蜜だけでなく集粉も行っているのか不明です。
【追記】
加藤真『夜の送粉共生系』を読んでいて、とても興味深いことを知りました。
スマトラはツリフネソウ属Impatiensがいちじるしい適応放散をとげている場所である。そこでは黄色の花をつけるツリフネソウ類はおもに長舌のハナバチによって昼間に送粉され、赤紫色のツリフネソウは薄暮活動性のスズメガによって送粉されていた。 (『花の自然史:美しさの進化学』p84より引用)
個人的な印象では日本でも同じことが当てはまりそうなので、キツリフネとツリフネソウの送粉者をこれからも観察し続けていきます。
2013年6月中旬
山間部の道端の草むらでヤミイロカニグモ♂(Xysticus croceus)らしき小さな徘徊性クモ(カニグモ科)を発見。
黒い体色から♂だと思うのですけど、触肢の形状を確認する前に素早く逃げられてしまいました。
腹部の縁にオレンジ色のダニが2匹付着(寄生?)しています。