2013/08/21
飛べ!ダイミョウセセリ【ハイスピード動画】
2013年6月上旬
ダイミョウセセリ(Daimio tethys)が山中で木の葉や草の葉から機敏に飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
葉上で近づくアリを嫌って飛び去ることもありました。
蝶にしては1/8倍速のスローモーションでも相当速い羽ばたきです。
多くの場合、飛び立ってもすぐに元居た葉あるいは近くの葉に戻りました。
もしかすると縄張りを張っていて、近づくチョウに対してスクランブル発進(即時迎撃)していたのかも…と想像しました。
私には性別を見分けられませんが、交尾相手が飛来するのを待っているのかな?
同じ日に山道のあちこちで複数個体を撮影。
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飛翔
電線に止まったカッコウ♂の羽繕いと鳴き声♪(野鳥)
2013年7月上旬
カッコウ♂(Cuculus canorus)が早朝から鳴いている姿をようやく望遠で隠し撮りすることができました。
初めて撮れた印象は「大きな鳥だな〜!」というものでした。
この辺りは水田と芦原が広がっていてオオヨシキリにとって格好の営巣地となっています。
しかし近年は宅地造成で埋め立てが進み、営巣地が圧迫されています。
カッコウはこのオオヨシキリの巣に托卵を企んでいるのでしょう。
電線に止まり、黙って首だけキョロキョロと動かしています。
ときどき羽根をかすかに広げるような仕草は、今にも飛び立とう飛び立とうと葛藤しているのか、それとも朝露で濡れた羽根を乾かすためでしょうか?
ようやくカッコー、カッコー♪と囀り始めました。
後半は羽繕いや脱糞(@5:53)も見られました。
カッコウ♂の鳴き声を声紋解析してみる
少し遠くて音量が小さいのですが、動画ファイルから音声を抽出し、鳴き声のスペクトログラムを描いてみました。
2013/08/20
ヒメギフチョウの蛹は腹部しか動かせない
2013年6月中旬
ヒメギフチョウの飼育記録10
このヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi inexpecta)飼育個体bは、前蛹から脱皮して帯蛹となる際に帯糸が外れて落下してしまいました。
前回の記事はこちら→「ヒメギフチョウの蛹化【微速度撮影】」そのままプラスチックの飼育容器の底(隅)に腹面の一部が固着しています。
蛹化の8日後、綿棒で触れると腹部だけ動かしました。
もう休眠しているのかいまいち反応が悪く、硬い蛹をかなり執拗につつかないと身動きしません。
蛹に手を触れると腹部をぴくぴく動かすことがあるが、他の部分は全く動かない。(『日本の昆虫1:ギフチョウ』p34より)
いよいよ最大の難関である越冬飼育に挑戦です。
来春まで温度および湿度を適切に管理して蛹を冬越しさせなければいけません。
他の3匹(蛹a, c, d)はまとめて別の容器に保管しました。
乾燥し過ぎは良くないらしいので、軽く霧吹きしてやりました。
ところがたちまち容器内にカビが生えてしまい台無しになりました…。
加湿の加減が難しいですね。
蛹bは今のところ無事ですけど、果たして無事に成虫が羽化してくれるでしょうか。
つづく…?
プラスチック容器に固着 |
蛹化の際の脱皮殻 |
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発生
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